45歳 ワタシ婚活始めました 90%のノンフィクション
始めから婚活の期限は3ヶ月と決めていた
「大好きな彼がいればいい」
![](https://assets.st-note.com/img/1704727294452-zAaUvAvMVX.jpg?width=1200)
このままひとりぼっちで人生終えるのは寂しすぎる!変化なく過ぎていく毎日の中でそう思ったのが、私が婚活を始めたきっかけだった。
しばらくすれば、出社したり飲みに行ったりする日常が戻ってくる。そう思っていたがコロナ禍が過ぎ去っても、仕事のほとんどがリモートワークのままだった。
そんな中、部屋の中で一人の時間が増えれば増えるほど、この先の人生を一人で生きることが不安でたまらなくなった。
それが今から半年前のこと・・・。
すべてが順風満帆な人生ではなかったけれど、それなりに楽しい時間も過ごしてきた。
元ダンナとは10年も前に離婚。独り身になっても、仕事はあったし生活に困ることもなく過ごしていた。
どちらかと言えば、離婚してからの方が気楽で楽しかったくらいだ。
離婚して自由になった私は、恋人と呼べる人を何人か作ったけど「結婚はもういいや」というのが本音だった。
結婚すると、相手の嫌な部分も見えてくる。それなら、ずっと一人の方が気楽だと、いつの間にか思うようになっていった。
この先はずっと独身で過ごそうと決めていたから、私は小さいながらも自分一人が暮らすにはちょうどいい大きさの家を手に入れた。自分の好みの家具に囲まれて過ごす、自分だけの空間。
結婚なんてしなくても、大好きな彼氏がいればいいやと思っていた45歳。
世の中の動きも徐々に戻りつつある中、私の私生活は以前よりもインドアになっていった。
通勤はあっても月にせいぜい3回か4回。あとは自宅に籠ってパソコンに向き合うだけ。
業務が終われば、趣味のヨガに出かけたり散歩や買い物には行くものの、誰かと話すこともなく、まさにおひとり様状態。
最初こそ、気楽さを楽しんでいたけれど、知り合いと話したり出かける機会は圧倒的に少なくなっていた。
そんなある日、私は体調崩してベッドで寝込んでしまった。
寒気もするし、食欲もない。おまけにめったに出ない高熱にうなされて、朦朧とする意識の中で考えたこと。それは
(もし、私が気絶しても、誰かがすぐに見つけてくれる保証なんてない。それって孤独死じゃん! こんな歳で? そんなのヤダ!)
ってこと
このまま一人って寂しすぎる! そうだ結婚しよう!
「アプリの罠」
![](https://assets.st-note.com/img/1704728490569-BdjmUWzfzl.jpg?width=1200)
私は最初に、手軽なマッチングアプリに手を出した。
今までだったら職場や飲み会で、出会うチャンスはあったし、歴代の彼氏もそうやって作ってきた。でも、今はその機会すらめったにない。
結婚、パートナー、出会い、恋人・・・いろいろなキーワードに彩られたアプリは気楽だったし、楽しかった。
顔写真の一部をアップするだけで、毎日のように男性からのアクセスがある。アプリとは言え、男性からチヤホヤされているようで優越感もあった。
その中から、何回かメッセージのやり取りをし、気が合いそうな男性と会う約束をする。
(やっぱり出会いって簡単)
私は本気でそう思っていた。
でも、その手軽さゆえに、相手の結婚に対する熱意や真剣さが曖昧なのが、最大のネック。
結婚相手を探し始めて三ヶ月もたった頃、私が結婚したいと思う男性はアプリの中には存在しないと気がついた。
いや、根気よく探せば一人や二人は理想の男性がいるのかもしれないが、その人と出会うまで頑張る気にはなれなかった。
だって、既婚者、遊び相手探し、身体目的の男が多すぎたから。
アプリ婚活にもちょっと疲れてきたころ、私は自分の婚活に大きな選択肢をひとつ加えた。それが「結婚相談所」
ネットで見つけた近所の結婚相談所は、有名大手で実績もあるし会員も多いらしい。思い立ったが吉日、3日後には結婚相談所の会員になっていた。
それと同時に、結婚相談所での活動は3ヶ月と設定した。もし3ヶ月経っても、結婚相手が見つからなかったら潔く退会しよう。それから先は一人で生きていく!
これが私の決めた婚活のルールだった。
「断られた初お見合い」
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