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これからの時代生き残るために必須スキル!『推論力』とは?
こんにちは。
シンママWebデザイナーのえみりです。
Web制作はそもそもお客様の「問題解決」を行う一つの手段です。
そこで、「問題解決力」を高めるにはどうすれば良いか。
目まぐるしく変わるVUCA時代に「問題解決」をする上で、必要なスキルが『推論力』です。
今回は『問題解決力を高める「推論」の技術』 (著: 羽田康祐)について、まとめたいと思います。
『問題解決力を高める「推論」の技術』 (著: 羽田康祐)
一寸先の未来すら読めない現代では、今目の前に見えるものではなく、その背景には何があって、どのような法則が働いて、どのような未来になりうるのかを見抜く必要です。
つまり、『推論力』が必要になってきます。
『推論力』をもとにPDCAを愚直に回すことで、問題解決ができるようになります。
そもそも『推論力』とは?
ビジネス思考力、分析力、コミュニケーション能力、生産性、提案力など、ビジネススキルの中核となるのが『推論力』です。
『推論力』の具体的な考え方が、帰納法、演繹法、アブダクションの3つです。
帰納法
【複数の事実から共通点を発見して結論を導き出す推論法】
帰納法は、PEST(政治的、経済的、社会的、技術的変化)分析や3C(市場、競合商品、自社商品)分析と相性が良く、ビジネスにおいては以下の局面で活用できます。
① 環境変化を捉えて、方針や戦略を策定する
② 世の中の自称から「法則」を見つけ出し、学びに変える
実践するためには、3つのポイントが重要です。
① 焦点を絞ること
② 視点を持つこと
③ 当たり前を疑う
帰納法を用いて複数の事実から共通点を発見するには、2つの方法があります。
① 観察を通して直接的に共通点を発見する観察的帰納法
② 洞察を通して共通点を発見する洞察的帰納法(概念、関係、本質、原理)
洞察的帰納法のポイントは、抽象化と多面的な視点を持つこと。
何をやらせても優秀な人は、遊びやゲーム、漫画など、あらゆる物事から「法則」を得て、応用できる『洞察的帰納法に長けている人』です。
演繹法
【正しいとされているルールに物事を当てはめて結論を出す推論法】
演繹法では、これまでの常識や前提を覆し、新たな側面の発見や価値の想像につなげることができます。
ビジネスにおいては以下の局面で活用できます。
① ビジネスの環境変化を予測する
② 提案の良しあしを検証する
③ 洞察的帰納法で得た法則から価値を生み出す
実践するためには、3つのポイントが重要です。
① 前提となるルールを見極める
② 前提となるルールに目の前の物事を当てはめる
③ 結論を出してチェックする
アブダクション
【起こった現象から、法則を当てはめて、仮説を立てる】
仮説思考に必要なのがアブダクションです。
アブダクションで仮説を考えて、演繹法で検証することができれば、再現性の高い法則を手に入れることができます。
アブダクションで仮説を立てる時、いかに自分の中に法則があるかが重要になります。
法則を増やすには、洞察的帰納法が習慣化させ、ああなればこうなるという仮説を発見してストックする週間をつけることが重要です。
アブダクション、帰納法、演繹法の合わせ技
アブダクション、帰納法、演繹法の合わせ技は世の中のあらゆる物事を学びの対象にかえる「方法論」です。
① ほとんどの人が疑わない現象→洞察的帰納法、抽象的・多面的な視点を駆使することで背景にある共通点(法則)を探し出す
② ①で見つけた共通点から、アブダクションに当てはめて、仮説を導き出す
③ ①②で得た法則に演繹法を加えて、予測する力を手に入れる。全く別の分野に当てはめる。(原因に対する仮説、未来に対する仮説を素早く生み出すことができる)
さいごに
経営者(とても尊敬している方々)の話を聞いていると、『推論力』の話がとてもリンクしていたので、仕事をする上で必要なスキルなんだと感じました。
日常生活でも鍛えることができる『推論力』。
まずは日々の業務や気分転換の時など、『推論力』を意識することで自分の引き出しを増やしていってみようと思います。