炎のランナー(Chariots of Fire)を観て
勇気を振り絞って、Amazon Rentでこの映画を3.79ポンドで借りた。1ヶ月間くらい観れるらしい。Mr. Beanのこの動画を観て、どうしてもこの映画を見たくなった。まさかクリスチャンの要素の入った映画と知らずに。。。
この映画は実際の話に基づいて作られたものだ。
Eric Liddell (1902 - 1945)について
ミッショナリーの両親を持つエリックは、中国で生まれた。両親はそこで福音を伝えていた。英国のエディンバラ大学在学中、大学を代表して陸上とラグビーの試合に出ていた。秀でて足の早かった彼は、ラグビーではなく、陸上を極めることを選んだ。そして、陸上100メートルの選手として1924年のパリオリンピックに出場することになった。
彼は言う。
彼の強い信仰は、オリンピック選手になる前の言葉にも表れています。
イギリスからパリに向かう船の途中で、彼のレースが日曜日(Sabbath 安息日)にあることを知った。彼は、自らの信仰を持って、レースを棄権すると決断。その決断に、ロンドン中も、どよめいた。
オリンピック実行委員も、みんな彼を説得しようとした。しかし、権力にも動じない彼の姿があった。
そのとき、同じオリンピック選手団としてパリに来ていたLindsay選手(すでに400メートルハードルで銀メダルを獲得していた)がエリック選手に400メートル走への参加権を譲ると言い出したのだ。レースは木曜日に予定されていた。エリックはこの友人のオファーを受け入れ、100メートルではなく400メートルレースに出場することになったのだ。
自分の専門ではない400メートルへの出場に、周りの人々もまた動揺したに違いない。
しかし彼は、神様の栄光のために走った。
そして、、、
この映画は、私たちに大切なことを教えてくれる。強さは、能力は、富は、家族は、すべては神様から与えられたもの。神様はそれを上手く使い、私たちがこの世界の光となり、塩となることを望んでいる。塩は味気がないとただの真っ白の砂と変わらないけれど、それがしょっぱいから、周りに影響を与える。温かい料理が、美味しくなるのだ。
エリックは、金メダリストとなった後、ミッショナリー(福音を伝えるもの)として中国へまた渡った。そして、当時日本の占領下であった中国のキャンプで息を引き取った。イギリス政府が全ての英国人に引き上げを命じてからも、妻と3人の娘を中国から離れさせて、彼だけは残った。そして最期まで、イエス様の愛を中国で伝え続けた。
この映画を観るまで、エリック・リデルのことを知らなかった。これからは、ずっと私の励ましになる方だ。
最後に、エリックが教会の説教で引用した言葉を。
参考
彼の力強い言葉はここに。
エリックの生涯について詳しくはこちら。
Also Image From:
こちらは大学の卒業生としての紹介
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?