さかなのあしあと Vol.4
ダジャレなマナーの話と、節目の4月を振り返っちゃおう、少し。
5周年の春
emirafishとして初めて出店をしてから5年になりました。これを5周年と呼びます。ありがとうございます。こうして5周年を迎え、誰よりも驚いているのが本人だったりするのもさらなる驚きです。ありがとうございます。
“オールシーズン楽しめるニット雑貨”をコンセプトに、これまで制作を続けてきました。それは毛糸にこだわらないと言う意味でもあり、それはあったかいとは限らないという意味も含みます。そういう意味でも、春に周年を迎えるというのもemirafishらしくていいなと思っています。(偶然)
5年と言うと一区切りな数字な気もするけど、やはりただの数字な気もするし、わりとぽやぽやしている感じです。しかしながら続けてこられたことは嬉しいし、応援して見守ってくださった皆様への感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。ダンケシェーン。僕は幸せだなぁ〜。ぽやぽや。
4月17日から9日間、ポルカドットとラッシュライフにて2店舗同時POP UPとワークショップをさせていただきました。これに合わせてフィッシュメニューも考案してくださり、ありがたき幸せ。ありがとうございました。
#emirafishの祝儀袋
5周年を機に新作を発表しました。祝儀袋は実は前々からずっと作りたいと思っていて、ようやく商品化することができました。知識も技術もまだまだですが、こうして形にできた時はやはり嬉しいしワクワクします。今回もまた(?)毛糸以外に触ることが多く苦戦しましたが、それゆえのおもしろさもあり勉強になりました。
祝儀袋、ちょっとずつアップデートしていけたらなと思っています。ご期待ください。
祝儀袋や水引に関するあれこれ
以前(あれはまだ高校生の頃)、贈答品を包むアルバイトをしていたことがあります。内祝いやお歳暮、仏事などのためにジュースの詰め合わせや鍋セットなどの贈り物を包装するアルバイトでした。「お歳暮とお中元って違うんですか?」ってぐらいなんにも知らない10代でしたので、そこで包み方やのしや水引のマナーなどいろいろ教わりました。なるほど!へぇ〜!なんて言いながら学んだものです。
まず間違えられやすいのが、のし。漢字で書くと熨斗。だいたいの場合は右上についているアレ(画像参照)が熨斗です。そして真ん中の2色の紐が水引です。この熨斗と水引を印刷した紙のことを熨斗紙といいます(この画像そのものが熨斗紙)。お歳暮なんかに貼るやつです。今回は、水引についてちょっとだけお話しします。
水引には結び方がありいろいろ呼び名があるのですが、大事なのは"ほどけるかどうか”ということ。大きく分けると【蝶結び】か【結び切り】と2種類です。それぞれは以下のようなものです。
【蝶結び】・・・いわゆる蝶々結び。ほどいて結び直すことができることから、何度あっても良いお祝いの際に適しています。(出産、入学、新築、開店祝いなど)
【結び切り】・・・いわゆる固結び。結び目がほどけないため、一度きりのお祝いの際に適しています。(結婚、快気祝い)
emirafishの祝儀袋は、水引の結び目が背面にあります。一度裏返して見ていただきたいと思います。(前から見てもわかるように金色のシールあり。)蝶結びのものは、購入後にご自身でほどいて固結びをすることで結び切りとしても使用できます。買い置きとしてご購入する場合は、蝶結びのものをお勧め致します。
※お見舞いの場合
仏事ではないので祝儀袋を選びそうになりますが、正確にはお祝い事ではないためご注意ください。お見舞いの際は、熨斗のついていないもので、水引が結び切りのものが適しています。(emirafishの祝儀袋はすべて熨斗付きですので、お見舞いには不向きです。)
マナーってややこしいし面倒にも感じますが、フランクに考えてみたら一種のダジャレみたいなもんだと思っています。ダジャレですらハッピーになることを意識して作られてると思ったら、なんか粋じゃないですか?
ダジャレついでに言わせていただくと… emirafishの祝儀袋(結び切りのもの)は、これからの人生を寄り添って歩く二人のために、2本の毛糸を一度も切らずに編み上げました。ささやかながらemirafishからのお祝いの気持ちを込めております。
華やかな配色と毛糸の温もりで、喜びとお祝いの気持ちをお伝えできたらなと思い制作た祝儀袋。どれも一点ものです。デザインや祝儀袋のマナーなど、気になることがあればコメント/DMをいただければと思います。どうぞご遠慮なく。
そして5月の出店のご案内
こんな状況ですが、5月に出店予定のイベントがあるのでお知らせです。
5月15日(土)16日(日) 奈良アート&クラフトフェア
5月23日(日) 畝傍駅音楽マルシェ
どちらも奈良県での開催です。直接お客様とお話しして好みをうかがったり、制作の裏話とかいろいろお話ししながら販売できたらなぁと思います。
5年間でたくさんの出会いをいただきました。emirafishに出会っていただいて誠にありがとうございます。ものづくりはお客様の手に渡ることで完成し、いつも商品をリレーする気持ちでお渡ししています。受け取ってくださってありがとうございますありがとうございますありがとうございます。最高の状態でお渡しできるよう、また新たに準備にとりかかります。
これからも毛糸や編み物が持つ魅力を、いろんな方法でご提案していきたいと考えております。冬支度はじめないと若干焦る卯月最後の夜。ありがとうございました。