カバラについて⑥
マルフト、ホド、ネツァー、イエソド、ヘセドの説明まで行きましたので、次はゲブラーになります。
ゲブラーとは、図の通り、自制と謙虚さが意味として書かれています。
謙虚とはそのまま謙虚さがあなたのブレーキとなってくれます。
自制とは、あれもダメ、これもダメなどの制限を設けるのではなくて、自分への厳しさを持つ事になります。
他人に厳しく自分に厳しいのもダメ?
他人には厳しく自分には甘いなどと聞いた事があるかと思いますが、これではあなたに接する人は全て離れて行ってしまうでしょう。
そして、そんな事をしている間は、自分の思った通りの人生を生きる事は出来ず、何かをしたくても誰も見方になっては貰えないでしょう。
やはり、人間として問題なく生きていくには、このゲブラーは必須でして、他人にやさしく、自分に厳しいというのは一番良いのでしょうね。
他人に厳しく、自分にも厳しいのも良いかもしれないのですが、それですと、対角にあるヘセドが脅かされてしまいます。
どういう事かというと、他人の失敗を許す事が出来ないので、自分も失敗出来なくなり、自ずと自分へのハードルも上がってしまい、他人の目を気にしてしまうのです。
つまり、ダメな自分も受け入れて、相手のダメな所も受け入れる事が出来た上で、自分に厳しい目を持つ事が出来るのが望ましいという事です。
それはどんな時に発揮したら良いのでしょうか。
ルールや規則に従う時
公平であるべき時
裁く時
自己犠牲をしいられる時
忍耐をしいられる時
などがあげられます。
ルールは社会のルール、家族のルールなど、沢山のルールが大小あるかなと思いますが、いずれも全てに当てはまります。
これらが人間の心の暴走を止めるブレーキとなります。
ゲブラーがあるからこそ、人は誰から注意されなくても正しい行いが出来ます。
ただ、発達障害をお持ちの方や、ある意味病気などでその部分が欠損してしまっている方は、きっとこれらを伝えても分からないかと思いますので、そこはゲブラーがある人間が、ヘセドを働かせて、受け入れるしかないのです。
サイコパスの方もこのゲブラーが欠損したものと考えられます。
ゲブラーが弱っていると、起こる事をあげてみますと、
共依存
人のせいにする
自分の意思で成長をしない
人の言いなりになる
相手に依存する
相手に依存させる
相手に嫌がらせをしようとする
仕返しをしようとする
など、もっとあるかなと思いますが、代表的なものはこの様な感情、思考、行動が挙げられます。
自分に厳しく、謙虚ではなくなると、自信満々になるか、かなり人に頼るかになります。
口調はどことなく棘があり、「だって」「だから」「どうせ」「べつに」「おまえのせいだ」「うるせー」などの言葉遣いが多くなります。
単純に身近な人が口にしているかなと思いますが、そうなのです。
何も、カバラとは遠く離れた存在の事を議論するものではないのです。
自分の心の中に存在し、人との接し方に共通するものなのです。
恋愛関係、友人関係、家族関係など、人と関わる事でしか、自分を意識出来ないのが人間です。
人と接していなくても、人は生まれてから死を迎えるまで、人と関わって生きています。
自分で生まれて来て、全くの孤独で生きられる事はありません。
つまり、少なくとも、人は人との接点を通して、自分を知り、成長していくのだという事をカバラが教えています。
人との接し方でもあり、人としてこう生きると良いよという指針がカバラなのです。
では、弱くなっている時、あなたがそれに気が付き、どうしたらいいか分からないと思います。
感謝する事がとても大事
その時は、あらゆる事に感謝しましょう。自分が存在している事に感謝し、相手が存在する事に感謝し、自分で生きているのではなくて、生かされている事に感謝してみてください。
これは謙虚さになります。
もし謙虚さが無理であれば、人の為に何か行動をしてください。
それは心の中での謙虚さではないですが、行動により感謝する事につながるからです。
募金をする
人に親切にする
席を譲る
人を助ける
共同部分を掃除する
ごみを拾う
ボランティアに参加する
などです。
カバラではこんなに簡単に図で描かれていますが、実際にやるのはとても難しいです。
そして、ここまで来ている方は相当素晴らしい人間です。
相手に慈悲を与え、受け入れる器があり、自分を自制し、人に良い事が出来る人間は、そういないと思います。
ですから、この通りに生きて下さい!という事ではなく、カバラは魂の成長の過程や、人類の成長の過程、遺伝子の未来、人間の精神的完成系への過程を意味しています。
このカバラがあれば、自分の過去の経験から発言し、人を導いて失敗する事がまずありません。
ですから、占い師はカバラが必須です。
一人の人間として、一つの人生しか経験していないのに、人の人生にアドバイスなんて無理なのです。
更に、カウンセリングとは、相手が自ずと答えを導くのに対して、占いはアドバイスが出来るものです。
占い師は持論でアドバイスすると危険
それを一般論、経験談のみでアドバイスする事はとても危険であり、それならお金を払って相談しなくても、そこらへんのおばちゃんに聞けば良いのです。
ですから、魂とは、人間とは、精神的な成長などの指針の通りにアドバイス出来るように、占い師も勉強をして、こういった指針をベースに語る事が一定基準として、これから大切になる事でしょう。
つまり、あてずっぽうに来てしまったあやふやな占いはもう終わりにしましょう。
占いは科学的ではないですが、非化学的学問を根拠にしたら、そういった世間的にあやふやなものとして扱われなくなるのです。
これから、皆さんはプレーヤーとして、人を導かないといけない立場になります。
それはとても責任重大です。
人は悩む生き物です。
その悩みに対して、あらゆる努力や勉強をするのは、占い師として当然だと考えます。
専門分野なのですからね。
努力なくして、専門は語れないでしょう。
人を扱う仕事をする人ならば、人の行きつく先、人を知らなければいけません。
あなたはカバラを理解し、カバラだとどの辺に自分が位置していて、どの辺まで実行出来ているのか、自分で確認してみましょう。
そこから、あなたという物が見えてから、相手に対して意見をするのが得策だと私は思います。