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CT検査を受けながら“タイム・マシン” (1960年版)を思い出す 来月入院します

【 三丁目の夕日世代の子供が映画を観るということ 】

子供の頃はビデオやDVD、ましてや配信などなく
映画を観るには映画館に行くかテレビの映画番組に
掛るのを待つしか方法はありませんでした
見たい映画を好きな時間に繰り返し見るなんてことは
夢のまた夢で放送時間にテレビの前に居なければ
見ることはできませんでした
“映画を観る”という行為はある意味真剣勝負でした
不便で自由にならない中で楽しみに待ったという姿勢が
その時目にしたシーンやセリフの断片を大人になった今も
妙に鮮明に記憶している理由なのかもしれません

【 単なる虫歯と思っていたのが“手術案件”に 】

今日午前中に予約を入れていた「検査」を受けに病院に行ってきました
約半年前に左下の奥歯が痛くなって近所の歯科クリニックへ行きました
「左のあごに大きな嚢胞が見えるので別の病院に行って」
そう言われて紹介状を書いてもらいました
( え?別の大きな病院で診てもらえって?)
なんだか記憶にある展開だぞ?  と、やな予感が・・・

週明けに紹介状を持って市立の医療センターを訪ねました
口腔外科の先生に診てもらい「含歯性嚢胞」との診断で
切開して中の膿を出して暫くして嚢胞が小さくならなければ
手術で切除する必要がある
その時は入院してもらって全身麻酔の手術になる
その前に組織検査して原因を調べるとの話だった
『入院?全身麻酔?組織検査?またなんかやばい病気?』

相変わらず混んでます

【 半日かかる種々の検査 】

6月末に患部の歯茎に穴をあけて中の膿を出して
その空洞にガーゼを詰めるという暫定処置を施され
しばらく様子を診ていました
組織検査の結果は良性で問題はありませんでしたが
嚢胞自体はあまり小さくならなかったため
結局12月に手術で切除をするという判断になりました
本日はその手術前の事前検査日でした

癌でも嚢胞でも全身麻酔となると検査項目は同等です

【 子供の頃のTVで見た“タイム・マシン  80万年後の世界へ”】

検査項目の一つに「CT検査」がありました
食道亜全摘手術後の定期検査でも毎回CTを撮りますが
今回はあごの含歯性嚢胞を切除するという手術なので
造影剤を使用しない単純CT検査のため短時間で済みました
CT検査機は“Siemens Healthineers”製の装置で
ドーナツ型のガントリの中が“ブーン”と低い小さな音をさせて
グルグル回っているのをなにげに見ていたらなぜか昔見た
「タイム・マシン  80万年後の世界へ」という映画に出てきた
椅子型のタイムマシンを思い出しました

ロッド・テイラーがレバーを操作すると背後にある円盤が回転します

椅子型のマシンを主人公が起動すると椅子の後ろの
大きな円盤がグルグル回り始めランプがピカピカ光ります
するとマシンは時間を飛び越えて過去や未来に移動します
そのタイムマシンの円盤の回転とCTのガントリの回転の
イメージがなぜか頭の中で重なっていました
その映画に“モーロック”という凶暴な地底人が出てきますが
それが地上で生きている“イーロイ”という人間を食べるんですね
それが子供心に恐ろしかった覚えがあります
トラウマではありませんが妙に記憶の隅にこびり付いています
今では私自身が“モウロク”ですが・・・

これが地底で生きる道を選んだ人喰いの“モーロック”

【 麻酔医師の心配 】

麻酔医師との面談で食道亜全摘手術のことを伝えると
「嗄声」の状態を心配されました
手術時に気管に挿管する際に場合によっては
右の声帯にも影響を及ぼす可能性があるらしく
耳鼻科の先生の意見を聞いた方がいいとの話でした
担当の口腔外科の先生にこの件を共有するので
口腔外科に行って耳鼻科の診療の予定を
調整して下さいとの話になりました

ということでまた来週耳鼻科で診断を受けます
入院手続きの説明と必要書類を受け取って
本日は終了となりました

入院手続きの書類を受け取りました

来週の耳鼻科の判断はどうなるでしょう?
全身麻酔のリスクが高いと判断された場合は
部分麻酔で手術可能か検討する事もあるようです
まぁ、話を聞いてから考えることにします

ではまた!






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