何とも思わない境地
毎年この時期になると、クリスマスとか、夜はどう過ごすとか、そういう話題で尽きないことが簡単に想像がつくので、世の中がクリスマスづいてきたときからずっとこの日まで毎年、外は出歩きたくない。
ところが、今年は気づいたら23日だった。会社に行くことがなかったので、そんなどうでもいい(言う必要もない)話題に触れることもなかったし、外に出ても自分の目的を達成するのみだったので、結果、何とも思っていなかった。今年は自分のことばかり考える必要があったので、視界に入ってもそこから何かを連想するという思考に至らなかったのだと思う。
ラジオでは、ロサンゼルス駐在の人がクリスマスの様子を紹介していた。なんでも、クリスマス前後は日本の年末年始くらいの休みがあるらしく、その人の住んでいるアパートでは高校の学生寮的な特殊なノリがあるようで、週1くらいでホームパーティーをやる文化なんだとか。こりゃいいよね。日本のアパートとは大違い。一人遊びが好きな私だけど、恋人と二人で過ごすより、みんなでワイワイの方がなんかいいなぁと思いながら聞いてた。
そして、なんだかんだクリスマスとか言って、働いている人も多い。
表に出さないだけで特に何もない人も多い。私の周りは。せめて女性同士や家族で便乗して美味しいもんを食べるくらいだ。
そう考えると、私の周りにはクリスマスは好きな人と二人で過ごしたい!とかいう夢見がちなことを実現しようとしない「似た者」が残っているようだ。結局、クリスマスがブルーな問題は、自分がいるコミュニティや組織への関わり方の問題で、こういう正直なことを普段から共有できる関係性なのか、イベントでもないと仕事以外の話ができないような関係性なのかによって、ブルーな度合いは随分違うんじゃないかと思う。
そういう意味で私は周りの環境とともに「何とも思わない境地」に達しつつあると思った。年齢なのかよくわかんないけど。クリスマスだろうが、このリスちゃんみたいに夢中でりんごかじってよーって思う。
世の中に流されないのって楽しいよ。
無理して「特別」なんて作んない方がいいよ。