天引きの功罪
以前にも経験があるので分かってたけど、辞めた途端に住民税、社会保険料、その他保険等諸々のずっしり感たるや。
この時期で最低でも5万以上はあるかもしれない。これが5~7月とかになると自動車税もあるし、任意保険の更新が重なるとなると、どえらいことに。
辞めると決めたときは多少なりとも「辞めてやった」と思うもの。
辞めてからは、社会から「働けば楽になるよ」と言われているようなもの。
いくら会社や上司が嫌いだったとしても(私は違うけど)、会社の住民税毎月天引きや、社保半額負担ってありがたいことですよ。在宅ワークで月額報酬15万くらいの仕事もあるっちゃぁあるけど、倍率も高ければその分社保は全額負担。それなら正社員や派遣の方がやっぱりいいなと思う。
とにかく、辞めるときは次の行き先決めてからか、それなりに貯金してからのほうがいいですよ、と実感を込めてお知らせしておきます。
ただ、払いに行く方が払ってるなっていう実感は湧きますね。クレジットカードと現金払いの違いと同じ。毎月給与明細で支払った税金やら保険料やら見せられても、手元にそれなりに生活していけるお金が残っていれば、それ以上考えないもんね。自分の給料から引かれたやつらを、国や自治体が有効に使ってくれているのかなんて考えさせないように出来てる。
でも、私の事だからやっぱりそれは年1回くらいでよくて、仕事を始めてしまったら、毎月勝手に労務の方でやってもらいたいと言い出すことだろう。
便利なのに、どこか釈然としない感じがする。
分かっていながら、沼にはまっているような感じもする。
今の私たちは、五感を複合的に使って感じ取る「実感」の欲求が満たされていないように思う。
お役所から支払用紙が届いて「おぇぇー」と思いながら今月のお金の使い道を頭の中でざっくり計算し、昼休みにコンビニでお金をおろし、お役所に駆け込んで用紙を出すものの、もたもたと手続きする職員にイライラしながら財布もしくは封筒の中から諭吉さんを何枚も出す、この支払ってる感。
これも「お金に関する学び」の一つだと思うんだけどな。
知らない方がいいってかー。