星野源のライブに行ける。
星野源「YELLOW DANCER」が名盤。
Earth,wind&fireやStievie wonder、星野が敬愛するMichael Jacksonなどを彷彿とさせるのに、安易にコピーしている感は全くなく、むしろ、彼らへのリスペクトまで音に乗ってるような、そんな感じ。
「時よ」は、もう、こんなPV(↓)があるにも拘らず、頭の中では芋洗坂係長がくるくる踊っている。
そう、星野源ライブのチケット先行予約抽選に当たった。
国民的スーパーアイドルグループ「嵐」の壮絶なチケット争奪戦に真っ向から勝ち抜いてきた私でも、今回はデータも傾向もないし、彼の人気っぷりを考えるとハコがハコだけに、皆目見当もつかず。当たったら聴きに来いってことだなと思って応募した。私が申し込んだ札幌でも落選した人がいるのだから、前厄の割には、この欲を持たないスタンスがなかなかいい結果をもたらしていると思う。
ちなみに星野源は、音楽以外にも役者、コント、物書きといろんなことをしている。ラジオで喋れば、引くかハマるかを二分する程、「とにかく明るい変態」である。
私はかれこれ6年半、国民的スーパーアイドルグループ「嵐」を、音楽やライブパフォーマンスを中心に応援している。ただ、私の楽しみ方は、ジャニヲタ、という分類に入るには足りないものが多すぎると思う。仕事に忙殺されていたこともあり、「嵐」でも疎かにしていることがあったし、ましてや他の事に目が行くことはほとんどなかったし。
彼の顔を知ったのは、今年の3月に放送された「紅白が生まれた日」というNHKのSPドラマ。進駐軍側の検閲官の通訳を担当する日系アメリカ人の演技が、ダントツに光っていた。その後、NHKのコント番組「LIFE!」の宇宙人総理の総選挙生放送スペシャルをたまたま見て、新国立競技場さながらの宇宙船に、現政権を風刺するかのような台詞を樹木希林に言わせるというのが気に入って、毎週深夜の再放送を漁っているうちに、レギュラーとして座っているあの目の細い男が、あの日系アメリカ人の男と同じことに気がついて、変わり様におったまげてしまった。
辿れば辿るほど、私の興味のあるいろんなものが出てくる。
この感覚は、東京にいた頃一時的に無職に陥ってひたすら某動画サイトと人から借りたDVDを漁っていた時に嵐の大野智を見つけた時の感覚と、よく似ている。
なんせ、自分の楽しいことに夢中になってしまう人が好きなのだろう。
この一番落ちているタイミングで、昔はとっても暗い子どもでつい最近死の淵を彷徨った一人の男が、自ら手でこの名盤を作り上げ、しかもツアーで北海道まで来てくれるなんて。かなりの救いになるんじゃないかと期待している。
それまで私は、ひたすら脳内で、芋洗坂係長を回し続けよう。