マガジンのカバー画像

不器用な毎日だけど、 今更悩んだりはしない

140
言いたいのに言えない。歌いたいのに歌いに行けない。 会いたいのに会いたくなくて震える。 それでも生きている女のエッセイ的なやつ。
運営しているクリエイター

#うつ

私が生まれた日であり死んだ日。

1984年8月24日は私が生まれた日で、
2015年8月24日は私がいったん死んだ日。

仕事に行けなくなったあの日から、1年が経った。

去年の今頃は、得体の知れぬ痛みと精神的な不調で、悲しくもないのに涙をボロボロ流し、自分が何をしたいのか、ご飯を食べたいのかテレビを見たいのかも一時は判断できなくなった。

脳疲労を繰り返すと判断力が鈍る。

もっとひどくなると、判断力が鈍っていることさえも分か

もっとみる

それは、突然やって来る。

なんか、今日は朝から不安の日。

昨日の頭痛はなくなったけど、寝る前にちきりんさんの本を2冊読んで、いろいろ考えてしまった。

ちきりんさんの本は面白かった。

何に価値を置くのか、という視点で物事を考えるとシンプルだよね。仕事しているときにはそれすら冷静に考えられなかったことを思うと、今は本当にそのタイミングだったのだなぁと思える。

それにしても、まさか、ちきりんさん自身が
まじめで責任感が強

もっとみる

「親のすねかじり」と「自立」

 先日は、親と同居することについての記事を書いた。

 こういうことを書くと、当然のように「親のすねかじり」と思う人もいるだろうと思い、追加の記事を。

ここから先は、有料とさせていただきます。
≪筆者Eminaの有料記事に関するスタンスはこちら≫
どういう風に考えるべきか、という参考にしたい方はどうぞ。

もっとみる

仕事を辞めても大してスッキリはしないが、そこは問題ではない。

総じて言えるのは、仕事を辞めた(職場との関係がなくなった)ところで大してスッキリはしないということ。辞めると決意したときの方がよっぽどスッキリする。なぜなら、それまで悶々と悩んでいたことへの答えを出すところまでようやくたどり着いたから。スッキリするに決まっている。

ただ、実際仕事を辞めるために、荷物を整理しに行ったり、人事と事務的なことを話したりするのは、後ろめたい気持ちが勝る。突然出社できなく

もっとみる

日曜は会社の荷物を整理しに行きます。段ボール3箱あるらしい。パソコンの中も整理したいんだけどな。ゆううつ。

私は「私」の唯一の研究家

昨日は午後から急激に気圧が下がって、頭が割れそうなくらいの頭痛が起きてしまったので、夕飯を作った後は横になるだけだった。

それを引き金に、鬱っぽい思考になる。
頭痛は引いたけど、今日は一日辛い。死にたいという気持ちからは遠いが、起き上がったところで何も変わらないような、後ろ向きな強い思い込みが勝った。

ただ、これを半日で強い思い込みだと思えたのは、文章を書くようになったからだと誉めることにする

もっとみる

ヒントは知らない世界にある

病院では「うつ」とは診断されず「心身疲労状態」と診断された。これは「うつ」が数回の受診で診断できるものではないこと、また、落涙や嘔吐があったものの、睡眠障害やパニック障害など、生命活動に明らかに支障が出るほどの重度性がないことも関係しているのだと思う。私自身も、記事に #うつ というタグをつけておきながら、一般的に言われる「うつ」や「新型うつ」とも違うのではないか、という感じはしている。

最初は

もっとみる

便箋を買いに行くはずが

昨日は、「便箋、便箋、便箋を買いに行くのだ…!!」と呪文のように言い聞かせて起床。

朝刊を広げて、「あ、そういえば、今日は油井宇宙飛行士帰還の日だ」。NASAやJAXAの中継などの情報収集……(無事帰還しましたね、NASA TVで声が聴けた)

…あ。年明けの星野源ライブの先行抽選が、当たったんだった。コンビニに支払いに行かなくては失効してしまう。CDに入っていたシリアルNoがいるな。シリアル…

もっとみる

経験値で背負いこんだものを篩にかけて

 退職願を提出することにした。休職した当初よりは色々と冷静に考えられるようになり、先日、会社で最も仲良くしているパートさんに今の状況を聞いたり、家族と話を重ねても、やはり、続ける意欲は持てそうになかった。

 冷静に考えられるようになったとはいえ、まだ、家から会社までのエリアはとても踏み込めるような心理状態ではない。「恐怖心に支配されているのだ」と、「顔を合わせればなんてことない」と言い聞かせて踏

もっとみる

真実のカタチ

たまに見る、名探偵のコナン君が好きだ。
あの子は「真実はいつもひとつ」って言って、点が線につながった名推理をする。あれはあれでとてもスッキリ爽快な、お通じのいいヒーロー物語。

だけど、実際のところ「真実はいつもひとつ」だとは思わない。
「真実」は様々な人生を送ってきた人々が、それぞれ認識し理解した事の集合体であって、言わば正○角形をつなげてできた多面体のようなものだと思う。その多面体が本当の真実

もっとみる

まえがき:全てが嘘に変わった

「地元に戻って働くことで、地域に貢献したいと思ってる」
「結婚するあては特にないけど、子育てするなら地元の方がいいと思ってるから今のうちに戻ろうかなって」
「今の仕事に就けて本当によかったよ」
「3連休なんか私にはいらない」
「ワーカホリックだから」
「あの人のことはもうとっくに諦めたよ」
「結婚は当分いいかな」
どれもこれもぜんぶ、そのときの私が思っていたことだった。

ところが、状況は変わった

もっとみる