411.第3回「ことだまこうしえん」 ~9人目のエントリー~
ワンメッセージから、あふれだすエントリー者の思い。
それを聴き取り、聴き取ったメモを見ながら、再現するパートナー。
メモに書き残すのは、気になったワードや、心に強く響いたこと。
メモの言葉や形状は、パートナーの脳内に届いた波形だと感じる。
大きな波。小さな波。絶対にすごい波!
伝わった言葉が、そのメモに現れている。
(なんて、すごいのだろう)
(本文より)
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6月11日24:00で、「ことだまこうしえん」を体験できる「お試しオブザーバー」期間が終了し、変更登録しない人はグループから退会となる。
残るのは、第10回のプレゼンまで、回を重ねていくメンバーだ。
朝起きてすぐ、グループページをひらく。
数はほとんど変わっていない。
が、
(新しい参加者がいる!)
お試しオブザーバー制度を利用することなく、中でどんなことが繰り広げられているか、ほとんどわからないまま、すべりこみで登録したということだろうか?
(〇〇〇ちゃん、キター!!)
2010年にことだま師になったという、山下先生へのリスペクトと、名前のことだま®愛にあふれる〇〇〇ちゃん。
(なぜ、このタイミング?)
今までフェイスブックを見ていなかったのか、誰かの応援をすることになったのか、事情はわからないけれど、〇〇〇ちゃんが参加してくれるのは、とっても心強い。
父のデイサービスの迎えの車が来て、私も出勤しようとした8時前に、メッセンジャーの新着音。
〇〇〇ちゃんからだ。
「えみなねぇちゃんおはようございます😃
えみなねぇちゃん 〇〇〇ことだま甲子園に遅ればせながら、エントリーしようと思ってます」
(エントリー!?)
(いまから!?)
(パートナーは?)
びっくりしながら読んでいると、
「パートナーになってくれませんか?😀」
という文字!!
(▽※◆◎!!)
びっくりを通りこして、なんというか、固まってしまって、ただ、動揺。
私のことを、ねぇちゃんと呼ぶのは、実の妹と○○○ちゃんだけ。
本当に妹と同じ年で、性格なども似ている感じがして、しっかりしているのだけど、気になるというか、あぶなっかしいというか、ほっておけないというか、なんというか、妹からのラブコールは断れない。
○○○ちゃん、ずるい。
テーマパークの乗り物を総動員するような心の葛藤のあれこれのあと、○○○ちゃんから、午後4時ごろ、
「充さんから、とりあえず、第3回にオブザーバーとして参加して、それから正式エントリーしたらどうですか?」
というアドバイスを受けたと連絡があり、その導きにホッとする。
〈めんどくさがりですぐサボるから、どなたかもう一人面倒見てくれる方を探そうと思っている〉
というメッセージも。
エントリー者とパートナーの関係は、とても大事で、相性みたいなものもある。
○○○ちゃんと私は、おそらく、物事の進め方や関わり方などが、全く違うタイプなので、本当に私でいいのだろうか? と思う。
平日フルタイムで働いていて、夜しかセッションできない私と、○○○ちゃんの時間があうのかも確認できていないし、一度、お話する時間をとったほうがいいと思うのだけど、そういうことには頓着しない○○○ちゃんのコミット。
その波動。
何より、私は、○○○ちゃんの引き出しの多さと、名前のことだま®愛をリスペクトしている。
○○○ちゃんの中から出てくるものを、感じたい。
ところが、すでに「第3回 ことだまこうしえん」が始まっているのに、ギャラリービューに姿が見えない。
思わず、メッセンジャーに「○○○ちゃーん 始まったよ~」と送る。
しばらくしたら、入ってきたので、ほっとする。
と思ったら、
「最後にエントリー表明することになりました😄 えみなねぇちゃんよろしくね💕」
とチャットが届く。
(今日は保留にするのでは?)
(よろしくねって!)
……というわけで、私にとっては、いつ鳴り出すかわからないアラームが仕込まれたような、第3回「ことだまこうしえん」が始まる。
プログラムの最初は、現時点で100点のワンメッセージを携えた、エントリー者のみなさんのシェアタイム。
ワンメッセージが誕生するまでのドラマは、宿題セッションで全公開されている。
大切にしている体験、ゆずれない思い、人としての軌跡が、引き出され、きらきらと輝いている。
さらに、録画されていない、パートナーさんとのミーティングや、メッセージのやりとり、エントリー者がひとりで向かう内省の旅がある。
パートナーさんや、仲間は、そばにいてくれる。応援してくれる。質問してくれる。引き出そうとしてくれる。
でも、自分の芯に燃えているものと、アウトプットされたワンメッセージの100点の体感がわかるのは、エントリー者ただひとり。
嘘はつけない。
(どの動画も、たましいの軌跡。いのちの軌跡。涙の軌跡。笑顔の軌跡)
講師の安達 充さん スタッフの小松恵樹さんや、黒須伸二さん、エントリー者はもちろん、それを支えるサポーターさんや、オブザーバーのみなさん、全員のことを大好きになる。
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第3回のレクチャーは、10分プレゼンテーションの形式と組み立て方について。
ワンメッセージという設計図から、名前のことだま®で、相手に伝えたいことと、自分が受け取ったものが、ミルフィーユのように重なっていく。
タイトル画像に表示されている「翻訳ペアワーク」に感銘を受けた。
ワンメッセージから、あふれだすエントリー者の思い。
それを聴き取り、聴き取ったメモを見ながら、再現するパートナー。
メモに書き残すのは、気になったワードや、心に強く響いたこと。
メモの言葉や形状は、パートナーの脳内に届いた波形だと感じる。
大きな波。小さな波。絶対にすごい波!
伝わった言葉が、そのメモに現れている。
(なんて、すごいのだろう)
私が参加したブレイクアウトルームでは、パートナーさんが、聴き取ったメモから、エントリー者の想いを話しているうちに、どんどん言葉に情感がこもり、まるでご自身がプレゼンテーションをしているような熱量で語られていくテンションに、引き込まれた。
エントリー者のワンメッセージへのバイブレーションが、言葉を超えてパートナーに伝わり、共振共鳴しているのだと感じる。
何人かでやれば、メモもフィードバックも、一つとして同じものはなく、受けとる人によって、響くものがちがうこともわかる。
心に残ったワードだけで紡がれたフィードバックの、圧倒的な強さ。
それが、相手に伝わった、自分の思いだとわかったときの感動。
不要なものが落とされ、磨かれていく。
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内容だけでなく、「発声」についても、レクチャーしてくださる。
ヴォイストレーニングには、2種類あるそうだ。
「理想の声」の追求と、「本来の声」の追求。
「理想の声」は、正解にあてはめ、上手いね! と言われる声。
「本来の声」は、その人らしく自由になれ、いいね! と言われる声。
充さんが教えてくださるのは、「本来の声」だ。
「100点満点の発声」は、誰もが出したことのある、産声だという。
生れたばかりの赤ちゃんが、初めて出す声。あんなに小さいのに、私たちよりも大きな声量。
(どこまでも響き、胸を打つ、魂の叫び、いのちの叫び。存在の叫び)
「新たなものを見つけるのではなく、出来ていたことを取り戻すプロセス」だと、話してくださった、充さんの言葉が、心に響く。
最後に、次回までの宿題ワークの説明があり、質疑応答。
と、○○○ちゃんの手があがり、その場でエントリー表明!
すぐに祝福の拍手を贈る仲間の笑顔が、ギャラリービューに咲いている。
サポーターとなるのは、その日の朝、ラブコールされた私と、ブレイクアウトルームでラブコールを受けた、山崎美和さん。
○○○ちゃん、エントリーおめでとう!
浜田えみな
「ことだまこうしえん」の日々を、ブログで連載しています。これまでの投稿は、コメント欄より。
○○○ちゃんって誰? 美和さんと私のサポート隊の日々も、新たに連載予定です。
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