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507.【ファミ活】娘とカイロ&オステオパシー そして鯛めし

学長の「カイロプラクティック・オステオパシー総合トリートメント」の効果は、ずごい。
Nは表情がイキイキしているし、身長が伸びたように感じる。
歩き方もかっこいいし、骨のゆがみが取れるって、すごいことだと思う。

施術前の写真を撮るのを忘れたから、ビフォーアフターの比較ができないけれど、そんなことよりもなによりも、本人が身体の変化を感じていることが、すごい。とてもうれしい。

施術で身体が軽くなり、ゆがみがとれて、まっすぐに立っている感覚があるのだと思う。
カバン持ちたくない、バックを肩にかけたくないと言っていた。
その感覚、すごく大事。

(本文より)

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もう、何年ぶりかわからないくらいぶりに、かつて頭蓋オステオパシーを教えていただいていた学長の施術院を訪れる。
きっかけは、娘Nの歯列矯正
ノベルセラピスト協会企画のワークショップで、カイロプラクターのかたのお話を聴く機会があり、そのときに、オーストラリアでは、歯科とカイロプラクティックのドクターは連携しながら、矯正を行っていることを知って、その必然性を感じたからだ。

すべての骨はつながっていて、顎関節はどれか一つの骨や歯のゆがみや欠損は、からだすべてに影響する。
頭蓋仙骨の療法を教えていただいていたとき、歯のかみ合わせによる影響の大きさを、実感していたはずなのに、すっかり失念していた。

このことを知ったとき、娘は、すでに歯列矯正の申込(なんと4年越し! ぐずぐずしていて、就職前になって、ようやく決起。もちろん、カイロプラクターとの連携などない歯科クリニックで!)をしていて、始める前の虫歯の治療と不要な親知らずの抜歯にとりかかる時だった。

このタイミングで相談でき、必要性についての理解があり、信頼してメンテナンスをしていただける、カイロプラクティックのドクターとして、すぐに思い浮かんだのが、学長だった。すっかりごぶさたをしているけれど、教えていただいたオステオパシーの考え方は、私の生涯の支えとなっている。

実は、Nは、小学校の低学年のころ、息子のTと一緒に、学長の頭蓋オステオパシーの施術を受けたことがある。しかし、兄妹2人を一緒に連れていったのがNGで、施術を受けていないほうが、部屋の中でふざけまわって、くすくす笑ったり、しゃべったりするので、ベッドで施術を受けているほうも、気になって動いたり、しゃべったりして、さんざんだった。学長にも、1人ずつ連れてくるのが望ましいと言われてしまった、残念な過去。Nに尋ねてみたけど、まったく覚えていないとのことだった。

ともあれ、歯列矯正は全身に影響があるから、脊柱や骨盤、頭蓋骨、四肢の骨をみてもらいながら、調整することが大事だ、という私の熱弁に従って、おそらく何をされるのかわかっていないと思うけど、施術に同意するN。

ドアをあけたとたん、学院のマネージャーであり、レイキの先生であり、学長と学院を支え続けている奥様に、「大きくなったねーーー!」と言われ、親戚のお姉さんみたいなセリフが、おかしかった。
初めての出逢いが大人になってからならば、10年後でも、20年後でも、再会のとき、「変わってないーーーーっ!」と叫ぶのに。

それにしても、娘と一緒にいると、つい、既に彼女が22歳ということを忘れ、小学生に付き添っているかのように、横からあれこれ口を出し、勝手に質問に答えそうになってしまって、あわてて口をつぐむ。
きちんと受け答えしている娘に、驚く。いったいいつの間に! バイトや就職活動で磨かれて、私よりよほど大人っぽい。

Nは「猫背が気になっている」と学長に伝えている。

学長の施術は、【カイロプラクティック・オステオパシー統合トリートメント】というもので、詳細はHPに書かれているが、まず評価をする。

次に、カイロプラクティックによる施術
脊柱・骨盤・四肢の骨格を整え、筋膜リリース・骨格調整など、クライアントに必要な調整を行い、からだのフレームワークを調整する。

次にオステオパシーによる施術
頭頚部、胸郭、横隔膜、骨盤底筋、股関節、内臓、深層筋膜などの癒着をとりのぞくための、内臓マニュピレーション、隔膜リリース、リンパ循環療法などを行い、神経・血液:リンパ・脳脊髄液の循環を改善していく。

最後に、オステオパシーによる頭蓋仙骨療法。頭蓋縫合や、硬膜の歪みを整え、仙骨の調整を行い、脳脊髄液の循環を改善して、中枢神経や自律神経に働きかける。

Nは、Tシャツとジャージに着替えて、スタンバイ。言われるままに、立ったり、施術ベッドに横になったり。アクティベータという、注射器みたいな矯正用具で、パチってされたり。

施術ベッドも、3台もあって、施術に応じて、指示されるままに移動していた。
骨盤矯正もしてもらっていた。矯正用のベッドの音に、びっくりしたかもしれないけれど。
最後の、頭蓋仙骨療法のときは、私も傍で見せていただく。
ベッドの上方には、学長が座って、Nの頭蓋骨をホールドしてくださり、下方では、奥様が仙骨の調整をしてくださっていて、なんともいえない、ゴージャスな光景。

近くで見ていると、速攻で、睡眠に入ったことがわかるポイントがいくつかあって、気持ちよさそうなこと、このうえない。
どんなことが行われているかはわかるので、学長の手の動きをみているだけで、自分の頭の中も、スッキリするような気がする。

さて。終わってからのNの感想。

「すっきりした! 肩が軽くなった! からだが軽くなった! 肩甲骨が寄って、肩と胸がひらいて、気持ちいい!」

目をまんまるにして、ニコニコしているので、こちらまで嬉しくなる。
スマホをいじってばかりなので、頭が下を向き、肩も内に向いて、胸が狭くなっていたのが、解放されたのだと思う。
首もすっきり伸びた。

歯列矯正は、1年半の予定。どのくらいの頻度で、骨格のメンテナンスをしてもらえばいいのか、まだわからないので、とりあえず、次回は1ヶ月後。その時の評価で、どのくあいの頻度で行えばいいか、様子をみていただくことに。

「お母さんが、家でしてあげたらいいけどね」と学長に言われ、無理無理無理―――と思いながら、いろいろと落ち着いたら、(Nの頭蓋骨で練習させてもらうのもいいかも)と思う。

学長の「カイロプラクティック・オステオパシー総合トリートメント」の効果は、ずごい。
Nは表情がイキイキしているし、身長が伸びたように感じる。
歩き方もかっこいいし、骨のゆがみが取れるって、すごいことだと思う。

施術前の写真を撮るのを忘れたから、ビフォーアフターの比較ができないけれど、そんなことよりもなによりも、本人が身体の変化を感じていることが、すごい。とてもうれしい。

施術で身体が軽くなり、ゆがみがとれて、まっすぐに立っている感覚があるのだと思う。
カバン持ちたくない、バックを肩にかけたくないと言っていた。
その感覚、すごく大事。

★鯛専門料理 徳ます


学院兼施術院の近くのおすすめランチを紹介してもらい、いくつかあった候補の中から、鯛の刺身に魅かれ、鯛専門店 徳ますへ。
たいへん人気のお店とのことで、並ぶのを覚悟で訪れたけど、時間が少し早かったのと、ちょうど席が空いたところで、タイミングよく2階へと案内してもらえた。

空いていたのが、3つ並んだテーブル席の真ん中で、左右のテーブルとの距離が、ちょっと、しりごみするくらい接近していて、(この間に入るのかー。こんなに近くで食べるのかー)と思いながら、席につくと、まるで、6人席。

当然のことながら、両端のテーブルの会話は全部耳に入る。なんなら、向かいに座っている娘より、隣に座っている人のほうが距離が近いのだ。(なぜ、この距離感?)と、居心地悪く思いながらも、メニューを眺めて、オーダーする。

ランチメニューは4種類。迷わず、いろいろ食べられる定食にする。お刺身の枚数が、7枚・10枚・12枚から選べて、値段は同じ。当然、12枚オーダー。
私は、松山鯛めし(鯛の刺身・鯛のあら炊き・小鉢2種・汁物・香の物 鯛の炊き込みご飯・鯛だし)。刺身を醤油でいただいたあとは、ごはんに乗せて、鯛茶漬けを楽しめる。

Nは、宇和島鯛めし(鯛の刺身・小鉢2種・汁物・香の物・鯛の炊き込みご飯・卵醤油)
卵醤油で刺身をいただいたあと、卵かけごはんを楽しめる。

「松山」、「宇和島」って、愛媛? と不思議に思ったのだけど、店主のご実家が、愛媛で養殖業を営んでいて、そこから仕入れた真鯛とのこと。

ごはんはお代り無料。

隣は、大学生くらいのカップル。男の子は、紺色のポロシャツで、清潔感あふれる、育ちのいいおぼっちゃまという感じ。女の子は、隣なので、正面からは見れないけど、おじょうさま風のブラウスとスカートで、セミロングの髪が、きれいに巻かれていて、清楚な感じ。

この二人の会話がおもしろくて、聴くつもりはないのだけど、耳に入ってくる。
ランチをしたあとの予定が決まっていないらしく、「これから、どこに行く?」という話をしている。
神戸・奈良・京都、などが候補にあがるものの、どこも決め手に欠けるらしく、いきなり男の子が、「奈良に行こう、鹿を見て、大仏殿に行って、おばあちゃんの家に行こう」と誘うのだ。
「え。なんで、おばあちゃんの家に行くの?」と女の子が言うと、男の子は「すぐ近くまで来てるのに、寄らなかったら、おばあちゃんが悲しむから」と言い、「おばあちゃんの家には、ピノとハーゲンダッツが常備してあるから、鹿と大仏を見てから、おやつを食べに行こう」と、あきらかに気乗りしていない女の子を、熱心に誘っているので、

(おばあちゃんちの冷凍庫あるある!)

と思って、おかしかった。
たしかに、私の両親の家の冷凍庫も、NやTのために、「チョコモナカジャンボ」と「エッセルスーパーカップバニラ」が、ごろごろ常備されていた。

彼女との奈良デートのルートに、おばあちゃんちを組みこむって、この2人の交際の度合いはどのくらいなの? と思いつつ、まっすぐで、健やかな青年なのだろうと思いつつ、かなり、変わっているかもと思うのだ。
彼女も、育ちがよいのか、あからさまには否定しない。
それにしても、デートのスタートが、江戸堀の鯛めしで、行先が決まっておらず、あやうく、おばあちゃんの家が候補になっているなんて、不思議な2人。

そうこうする間に、隣のテーブルにお膳がとどき、店員さんが説明を始め、うんうんとうなずいている。2人とも、「松山鯛めし」のようだ。

さて、食べようというときになり……そこから始まったことが、おもしろすぎて、超アウト。
詳細は割愛するけれど、一週間以上経った今でも、思い出すと、それがどこであっても、腹筋がよじれるくらい、笑いの発作がおきる。やばい。
勝手に会話を聞いて、ツボにはまって笑いが止まらないなんて、失礼にもほどがあるし、あらためたいのだけど、私は「ゲラ」と言う性分で、笑ってはいけない時と場所で、笑いが止まらなくなる。

このときも、隣の彼女とは十数センチしか離れていないし、向かいの彼とも数十センチしか離れていなくて、隠れようもごまかしようもないのに、2人の会話を聞いていて、もう、可笑しすぎて笑いが止まらなくなり、なんとか止めようとしたけど無理で、下を向いたところで、笑っているのは丸わかりなのだけど、どうしようもない。止まらないものは仕方がない。ごめんなさーい。

しかも娘の前で。
隣のテーブルの話を勝手に聴いて、勝手に笑いが止まらなくなって、耐えきれず下を向いてふるえているなんて、母親として超アウトだけど、ぜんぜん止まらないのだから、しかたがない。

そんな失礼な私を、隣の2人もスルーしてくださっている。
そして、私たちのテーブルにも、救世主のようにお膳がとどき、ようやく笑いがおさまる。


食べて、びっくり。
刺身がおいしいのはもちろん、炊き込みご飯の鯛も、茶わん蒸しの鯛も、あら炊きの鯛も、身がまっしろで、ぷりぷりで、甘くて、味わい深くて、どんなに小さなかけらでも、存在感がある。

(おいしいーーーーーーーっ)

もちろん、Nと私は、シェアしあうので、「松山鯛めし」と「宇和島鯛めし」、両方のおいしさを満喫。

彼と彼女は、結局、神戸に行くことになり、Nと私は、洋服が見たいというNにつきあって、お買い物。

父の介護で、実家に単身赴任しはじめたとき、Nは、まだ中学生だった。
高校入試、入学式、文化祭、卒業式、大学入試、入学式、成人式など、節目のイベントには関わったけれど、日々の生活における接点があまりにも少なく、このまま、Nが就職して、兄のTのように大阪を離れてしまったら……と思うと、私のほうが心のこりがありすぎるのだ。

というわけで、Nとのデートを増やしたい、不徳の致すところありすぎのゲラの母。

浜田えみな

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