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ひつじが9匹 南京大虐殺への謝罪 なぜ
昔々、高校時代の英語テストで100点中8点を叩き出す程英語が嫌いだったミリーさんが約9年間のイギリス生活で、様々な出会いや段階を踏んでいくごとに必要に駆られて血眼に、でも楽しく学び続け習得した英語力だけれど、
それと同時に大切なことは
コミュニケーション力。
なーんだ、結局英語関係コミュ力って
コミュ障には皆無じゃないか。
なんて心配しなくても、大丈夫。
望まなくてもコミュニケーションを取らないといけない状況が勝手にやってくることが多いからです。笑 その点で弾丸単身留学って勇気はいるけど、その分返ってくるものは無限に♾️
渡英したばかりの頃住んでいた語学学校運営の寮では、ヨーロッパや南米、東南アジアやアジア圏の生徒たちが各階にある3室に5人ずつ振り分けられ、各2LDKをシェアする。寝床はパイプ製ダブルベッド&シングルベッド。クローゼットなどは先着順。風呂トイレはその5人でシェアし、更に内2室の計10人でメインリビングとキッチンをシェア。
これまたお国柄によって使い方の文化が違いすぎて、これほどまでに悔しい思いをするものなのかと。
他人の食べ物や消耗品を勝手に使うお国柄に、
皿一つ洗わないで放置するお国柄に、
奥ゆかしいお国柄。
何より驚いたのは、中国人の女生徒に
「日本人は昔南京大虐殺を行ったのよ。中国人に謝るべきよ!」と言われたこと。
それを言えちゃうなら、日本人は原爆投下されていることを毎回アメリカ人に謝らせるのが正解なのだろうか。そこまでの感情移入ができるのだろうかと、愛国心の強い中国人と同じアジア人でもこんなにも価値観というものが異なることを痛感した出来事でもありました。
面倒臭いからとりあえず謝っとこう精神だった私は、拙い英語で
「祖先が、すみませんでした!日本人としてあなたに謝ります。」と伝えた。
彼女は満足していたが、私から謝られたことで味を締めたその方は他2、3人居たであろう学校にいる日本人を捕まえて同じように、南京大虐殺への謝罪を要求していたそう。
「ミリーは謝ってくれたのよ?あなたも謝るべきよ!」と。だから、簡単に謝っちゃいけないんだなと痛感した出来事でもあります。
例を挙げればキリがない、日本人の私からしたら信じられない光景でしかないことばかり。他国は日本人よりも歴史的背景への個人感情までもが来世へと受け継がれているし、私自身歴史上の出来事はどこか他人事。ある意味、いいことでもあるけれど。
トラブルや試練、歴史、文化、全ての出会いが後の語学力にも繋がっている、そんなミリーさんのひつじかぞえ。
まだまだ続きますので、お付き合いください。