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ざわ...ざわ...ざわああ!!

心がざわつく。6/1を過ぎ、就職活動の面接選考が本格化してきた。

落とされたり、進んだり、また落ちたり。そんなことを繰り返していると、なんだかもう心がすり減って、創作意欲が削がれてゆく。
「就職活動なんて、どんなに準備したって運次第なところがおおいにあるし、自分らしさを出して落とされたら、そんな会社二度と受けない!って開き直れるから、私は全然平気。」

そう思って就職活動をはじめたけれど、最近は...
めちゃくちゃ優しい面接官と仲良く話して落とされたり
急に「あなたはどんな人間ですか」って聞かれたり
質問事項をそのまま読んでる面接官に出会ったり
選考通過の連絡を待つ長い長い時間を過ごしたりするなかで、
心が消耗して自己肯定感を失いつつある。

それから、「あなたの強みを教えてください」という質問もおかしいと思う。普通のコミュニケーションでそんなこと言わない。この質問に対して、「私は○○力があります!」とか答えるのも変。口ではなんとでも言えちゃうから、嘘ついてる就活生もいる。私は、人に対して誠実じゃないのが本当に嫌で、嘘のない私で正直に話したい。でもそうすると、あまり大それたことは言えなくて。それで落とされたりすると、ああもう泣くしかない。

こんなふうな、不安や心のざわつきを、わたしはあまり家族に見せない。昔からそうだったし、いまは別々に暮らしているので、あえて見せることもない。現在、両親は長野で、わたしと妹は東京で暮らしている。妹との2人暮らしにもやっと慣れてきた。

どのように暮らすのか。

前回のカフェゼミ「移動する家族」ドキュメンタリーを見たあとのディスカッションは、「どのように暮らしているのか」を見つめて話す時間だった。いまの家族のこと、これから作る(かもしれない)未来の家族のこと。それはわたしにとって、悩みをぶちまけることでもあった。「将来は実家に帰りたいがいまは東京にいたい、でもいつ移住するのかもよくわからない」「一緒に暮らしている妹は良い妹だけど、機嫌が悪いときは一緒にいたくない」とか。一方で亡くした家族のこと、会わないと決めた家族のことを話す人もいた。その人は、しんどくないのだろうか。わたしは身内に関わる死の話は、自分が平気だと思っていても相手に変に気を遣わせてしまうかも、と思ってあまりしないのだ。聞いてしまうと「悪いこと聞いちゃったな感」を勝手に感じてしまう人だから。

自分のパーソナルな暮らしを語るのは気持ちよくない。でも、暮らし方こそ人それぞれで、すでに多様であるからこそ、皆が胸を張って口に出せるようになったら良いのかもしれない。見栄をはらず、嘘をつかず。きっと、この気持ち悪さをそのままにしていたら、ステレオタイプ化された「理想の家族像」(たとえば結婚適齢期と言われる時期に結婚し、こどもを育てる家族みたいな?)はこのまま、ずっとあり続けると思うから。

とかとか、そんな綺麗ごとは誰にでも言えると思う。わたしはそんな、大仰なことを言われても、いきなり家族についてのオープンな話ができるようにはならない。でも最近、カフェゼミで家族について考えあとから、家族のことが、いままでより気になるようになった。電話の頻度が増えて、母が嬉しそうでわたしも嬉しい。オープンに語るにはまだはやいけど、自分は少しずつ、家族を好きになっていこうとおもう。

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