スターバックスと銭湯
ADDressというサービスを使って多拠点生活をしています。
この生活を始めてから、会社員時代と比較して圧倒的に増えたのは若者たちとの会話。彼らの消費スタイルを見聞きして、なるほどね。と思うことがありました。
若い人たちとの接点
私が以前働いていた会社は、比較的若い人が多く、新卒も毎年入ってきていたから、若い人たちは常に私の身の周りにたくさんいました。でも、「上司/部下」というお互いの肩書の中でできる情報交換には限度がありますよね。
もちろん、ADDressでの生活の中でも、自分の子供のような世代の人が、いつも本音で話をしてくれるわけではないのですが、会社員時代に比べれば、若者のリアルを知ることができるようになったと思います。
バブル世代の若いころ、そして今どき
バブル世代は、若いころから消費行動には積極的で、海外旅行やブランド物の購入、高級レストランでの食事などが、消費の楽しみです。私の周りを見まわしても、今でもそういうスタイルで暮している人は多い。
なんとなく「バブルっぽい消費」はすでにかっこ悪い、ということは、皆わかっていて、(いや、わかっていない人も多いのか?)そして、年金生活がリアルに近づいている世代としては、それが持続不可能だということがわかってる。それでも、なんとなく、「いいもの(高級品やブランド品)じゃないと嫌」という消費スタイルが続いている、という人が多いような気がします。
そして、このような消費を老後も続けたいから、最近流行の「副業」「起業」に興味津々、収入確保のための様々な道を模索している人も多いのではないでしょうか?
若い人達が好きなもの
「今何に興味がある?どんなことが好き?」といろいろな若者に聞くと、多くの若者から「サウナ」「コーヒー」という答えが返ってきます。
※ここで「若者」を一括りにすることについて注釈します。今の若い人は「一般化」されることを嫌います。「若者」と言えど、人それぞれが別人格を持っているわけですから、それは当たり前です。私たちの世代ではあまりに気にならなかった「みんな一緒」ということを、今の若者は「あり得ない」と思っているのです。でも、世代の傾向というのはあると思うので、ここでは敢えて「若者」と括ることにしました。
毎日サウナに通う、特別なコーヒー豆や、コーヒーを淹れる道具を購入したり、お気に入りのカフェに通うことが楽しいという若者はとても多いです。彼らにとってはそれらが「いいもの(こだわりのあるもの)じゃないと嫌」ということのようなので、結果、世代は違っても、求める本質は同じなのかなと思います。
スターバックスと銭湯から見える消費スタイルの違い
カフェででちょっとした飲み物を頼めば500円くらい、銭湯の料金は480円です。ワンコインの贅沢を月20日間、で月に10,000円くらいの消費でしょうか?
私は、以前からスターバックスの飲み物ってちょっと高いなと思っていたので、毎日は贅沢じゃない?なんて思ったりしていたのですが、考えてみれば月10,000円分くらい、週5回、30分から1時間、素敵な空間で、お茶を飲んで過ごす時間を持つ方が、優雅かもしれませんね。銭湯も同様です。
「ハレ」の消費をするバブル世代。「日々」を大事にする現代の若者。「いいもの」を求めるのは変わらない。
まとめ: 自分らしい消費スタイルを探そう
こんなふうに、私は、日々色々な人から影響を受けて生活しています。そして思ったこと。それは、今までの慣習にとらわれすぎず、新しい潮流に乗りすぎず、今の自分らしい消費スタイルをさがすことが大切なんだなと思います。
私自身は2020年に会社を辞め、自宅を手放し、多拠点生活という新たなライフスタイルを歩み始めました。その中でHigh & Low というスタイルを好んでいます。
結論として、現役時代と比較すると、生活費としての支出額は年間でおおよそ100万円程度下がっているのではないかと思うのですが、意外に楽しく暮らせています。
日々を楽しく暮らす工夫。これからもいろいろチャレンジしていきたいです。
今夜もよい夢を見られますように。
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