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女の子を育てる、不安②

みなさんこんにちは、エミリーです。家事育児家計のミニマリズムについて、いつもは書いています。が、女児育児については個人的にホットな話題だったので、どうぞ今回までお付き合い下されば幸いです。

立ち直ったきっかけ

さて、前回の記事では「女児育児恐怖症」とも言える私の思考のアレやこれやをお伝えしてきました。

手短にざっくりまとめると
・2〜3歳児のイヤイヤ期女子は壮絶

・女子特有の粘着質な感じ(悲しいこと等、負の感情が尾を引く)は2歳児からある

・思春期女子の子育てに対する不安(実体験から)

という点から、
将来的にも女児育児に対して前向きな気持ちになれず、性別がわかったタイミングから、
どのようにして「女子を育てる」ことを受け止めれば良いのか、試行錯誤を重ねてきました。

今回は、その中で立ち直ったきっかけを幾つか列挙してみたいと思います。

私のように、女子の子育てに不安を持たれる方が、悩みを少しでも解消できますように。。

きっかけ①お隣さんの言葉

まずは、お隣さんの言葉から。

現住まいは(関東圏には珍しく)ご近所のお付き合いが比較的ある環境で、お隣さんもよく息子や我々夫婦のことを支えてくださっています。

そのお隣さんの言葉が、
女子育てを前向きにしてくださいました。

お隣さんは、2人のお子さん(第一子長女、第二子長男)の子育てをつい最近終えられたところ。私の両親よりも10歳ほどお若いご年齢で、現在はご夫婦のみでお住まいです。

その奥様が仰るには
「男の子は大きくなると
 滅多に家にも寄り付かないし、
 連絡すらしてこなくなるけれど、

 女の子は大きくなっても
 連絡が取れるのが良いところよ。

 何でも相談し合える良きパートナーが
 増えたみたい。」


と。

私はその言葉を聞き、
身近な家族を思い浮かべました。
そこで、あぁなるほどなと。

確かに、私の父は(同居しているけれど)祖母との関係は<仲良し>というものとは少し違うように感じます。

家長としての責任感からなのか、祖母に対しては強く意見することが多いのです。
(どことなく反発しているような・・・?)

うまく説明できませんが水と油のような感じで、一定の距離感を保ちつつ生活しているようです。

一方で、父の2人の姉は同居こそしていませんが祖母をよく旅行や食事に連れ出したり、実家を訪問したり、電話などもマメにかかってきます。

また、私の母も生家への連絡はマメな方で、電話をしていることもよく見かけていましたし、
暇を見つけては顔を見に訪問しています。

女子と男子はこういう違いがあるのかも知れない。と、客観的に理解できた一面でした。

きっかけ②イヤイヤ期を脱した3歳女子の成長を見て

もう一つのきっかけは、前記事に記載した3歳女児の成長です。

彼女がイヤイヤ期を脱して<素敵なお姉さん>に変貌しつつあったことに、
私は率直に「すごいな。素敵だな。」と心を打たれたのでした。

この経緯をお伝えするには、少し補足が必要かも知れませんね。

彼女には約半年前に弟が出来たばかり。

弟の誕生時は、2歳10ヶ月だった彼女はイヤイヤ期も真っ盛りでした。
この2人のママはというと、里帰り出産のため産後1ヶ月は実家でお世話になっていたとのことですが、帰ってきてからはとても大変そうな毎日。

何せ、首も据わらない生後2ヶ月の赤ん坊を抱えつつ慢性的な寝不足。
そして、夫は育児休暇が取れず、夜遅く帰宅する毎日です。

そんな中でイヤイヤ期の娘をプレ幼稚園に通わせつつ、1人で家事育児を切り盛りしていました。

そのママも言っていましたが、
当時は産後鬱になりかけの慢性的な育児ノイローゼのような状態でした。

私はママ友の妊娠期間中にも、よく息子(当時1歳)と彼女(当時2歳)を遊ばせていましたので、彼女のイヤイヤ期は断片的にではあるものの、ほぼ全期間見てきました。

・・・が、それはそれは壮絶なものでした。
(詳細は前記事の通りです)

産後はイヤイヤ期に輪をかけて、赤ちゃん返りも始まり
幼い弟を敵視して叩いたり、わざとママを困らせるような言動などをしたりして、ママの辛そうな様子を見てきました。
(正直なところ、彼女の様子を見たことが女児育てに対する苦手意識を加速させたのかも知れません。)

ですが、その子もお姉さんになり3歳4ヶ月になった現在では、
ママの手伝いを積極的にする姿勢がたくさん見られるようになり、
弟の心配をしていたり、自分より幼い子には優しく接していたりする(以前はおもちゃの取り合いにも全く譲らず、気に入らないことがあると突き飛ばしたりしていた子どもが・・・ですよ!)

そんな様子を見て、感動を禁じ得ませんでした。。。

結論、なるようになれ!とまで思えるようになったのは、
上に書いた2つのエピソードからでした。

私の場合、女児子育てについての不安が大きかったため妊娠中から実母やママ友、保健師さんなどに相談したりしました。

「個人的感想」や「あるべき論」のアドバイスは無意味

しかし、そのアドバイスの中には
「女児子育てのほうが、男児より圧倒的にラクだよー」
といった、ただの個人的感想だったり
(そのアドバイスは一個人の感想であって、あなたと私は違いますよね?だからあなたがラクだと思っても、私にとってはラクだと思えなければ意味が無い。。)

「性別で差別したらいけないよ」
といった、こうあるべき論的な回答が多くて、
(性別で差別したらいけないこと位、当然分かりきっていること。ただ、感情的にそれを拭えないから相談しているのに、なぜ説教されなければならないのか?)

私自身が女児育児を前向きに捉えるには、納得のいく内容では無かったのです。


適切なアドバイス方法とは。

今回、私は苦手意識のある女児育児について「どのように前向きに捉えたらよいか?」という視点で解決方法を探しました。
しかし、その背景について丁寧に説明しても理解していただけないことも多く、場合によっては説教をされたり、個人の感想ばかり長々と聞かされることも多かったのです。

そこで私が気づいた、適切なアドバイス方法は
・男児育児では得られない、女児育児ならではのメリットを語る
・将来どうなるかを実体験で語る
ことに尽きるのかなと。

私が響いた、女児育児ならではのメリット

・連絡がマメなので、将来的に良い相談相手になるケースが多い(私にとって直接のメリット)
⇨老後、何かに騙されかけたりした時など、安心できる若い相談相手がいるのはメリット。夫はその頃健康な状態ではないかも知れないから。

・精神的な成長が早い傾向にある(私にとって直接のメリット)
⇨たった数ヶ月で、自我を通せなかったら癇癪を起こすようなワガママな子どもから、他者への思いやりを持って接することが出来るように成長する女児の様子に心を打たれた。

私が響かなかった、女児育児ならではのメリット

・病気に罹りにくい(事実ではあるが・・・)
⇨個人差が大きい。現に我が息子は2歳になるまで熱すら出したことない健康男児のため、私には響かず。

・一緒に遊べるから楽しい(個人的感想)
⇨母親が子どもと似た性格なら良いが、違う場合が想定される(私はアクティブ派で、おままごとや人形遊びが嫌い)なので、意味なし。

・買い物が楽しめる(個人的感想)
⇨私自信、買い物を楽しいと思ったことがない。ウィンドウショッピング苦痛。

アドバイスするなら「客観的事実」に基づいた、直接的なメリットを。

上記で記載した、女児育児を前向きに捉えるためのアドバイス(女児育児のメリット)は、その性質において2パターンに分かれます。

それは、「個人的感想」なのか「客観的事実」なのかという点です。
人間の場合は個人差というものがあるので「客観的事実」はどうしても「傾向がある」程度に留まりますが、内容を幾つか列挙することで論理を補強することが可能です。

その人のパーソナリティが分かるなら「個人的感想」からのアドバイスでも響くのでしょうが、そうではないなら「個人的感想」や「あるべき論」のアドバイスは的を得ないどころか、言葉のチョイスや伝え方を間違えると相手からの不信感を生んでしまいかねないなぁと感じました。
だからこそ、親友レベルでよく知らない相手からアドバイスをもし求められたら「客観的事実」を見極めて、その人に響く可能性が高いものをチョイスしてお伝えしたいものだなぁと。

今回も子どもを通じて学ばせてもらいました。

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