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切手は口紅〜書籍『ツバキ文具店』より

こんばんは。
三連休の真ん中、日曜日の夜、明日も休みだなんて嬉しい。

今日は「切手」にまつわる言葉。

<本日のことば>たかが切手、されど切手

封筒の表が顔だとすると、切手は顔の印象を決める口紅のようなもの。
口紅が失敗してしまうと、顔そのものの印象が台無しになってしまう。

たかが切手、されど切手。
切手選びは、手紙を送る人にセンスの見せどころとされている。

幻冬社文庫『ツバキ文具店』小川糸(66〜67頁)

切手は口紅…!
まさにその通りで、例えがわかりやすくて、思わずメモ。

同じ額面ならどの切手でも届くから、別に何を貼っても問題はない。
でもクリスマスカードを贈るなら、切手もクリスマスにちなんだものか、冬の絵柄がいい。

普通切手だったら、梅柄なんですよ。(※2024年9月30日まで)
いや梅も悪くないけど、やっぱりなんか違うよね。

封筒で届いた手紙って、中身を開ける前に表面や裏面をまず見る。
私は切手が好きなので、どんな切手が貼られているか見てしまうのだけど、かわいい切手や洒落が効いているものだと、なんだか嬉しい。

手紙の内容に合わせて
手紙を贈る相手に合わせて
どんな切手を選ぶかは本当にセンスだなと思う。

そのために日頃から切手集めは欠かせない。
ということで使わずに置いてある切手がたくさん眠っています。


小川糸さんの『ツバキ文具店』は何気なく本屋さんで見つけて買った本。

文房具好きにはおすすめ。
鎌倉が舞台で、美味しそうな食べ物もたくさん出てくる。


日本で7人しかいない切手デザーナー

2024年6月30日放送の「情熱大陸」で<日本郵便 切手・葉書室>が取り上げられていた。
国内で7人という稀有な存在。(放送時点)

切手ってすんごいペースで発行されていて(多い時は毎週)、気づいたら売り切れということもしばしば。

切手作りはかなり制約が多い。
みんなに使われるものだから独りよがりでは駄目。
その中でデザイナーひとり一人が強みを生かして日々仕事されている姿勢がとてもかっこいい。

超スーパー少数精鋭チーム!


切手デザイナー個人にフォーカスをあてて掘り下げた本を1年くらい前に購入して読んでいた。

間部香代さんの文章がドラマチックで、一気読み!

『切手デザイナーの仕事』著:間部香代 グラフィック社


新しい切手

2024年10月1日から郵便料金が変更される。
値上げは正直にいうと歓迎できないけど、それにしても今まで全国どこでも84円で手紙を届けられていたのはよく考えたら結構すごいことでは…!

新切手のデザイン、85円(はがき)が松、110円(封筒)が千鳥。
これまでは写実っぽいイラストだったけど、今回は「日本の文様」がテーマらしい。
個人的に好きなテイストのイラストなので発売が楽しみ。

下のリンクに新しい切手の話が載っていて興味深い。


連休明けは辛いけど、今週は火曜スタートだから1日短いのが救い。
しかも来週も三連休!

早く秋らしい日にならないかな。

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