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光も闇も愛してる

撮影終盤に真っ赤な広い部屋でドレスを着て撮った時、感情が高まって(歌いまくったせいかも)悲しくなったり無性に懐かしくなったりした。

悲しくて辛くて

懐かしくて、会いたくて。


感情の動くままに泣いたり祈って合掌したりしていたので、そこで撮った写真は、どれもまるで「芝居」の一場面のようになっていた。



ドレスだけでも色んな写真を撮った。


こちらはグランドピアノの前

扉の多いカフェだったので、こんなのも撮れた。ここじゃなきゃ撮れなかった。


 

私にとってのベストショットは赤く薄暗い部屋で最後に撮った斜め顔だった。全然「美人さん」に見えるショットではなくて、お多福みたい。でも何十枚もある「小綺麗ショット」よりも強く惹かれてこれがベストだと思った。カメラマンのえいこオンニが私の本体をちゃんと写してくれた気がして嬉しかった。このしぶとい感じ。


ちょっと睨んだような顔で、ぐっと何かを強く見つめている迫力のある顔。目をそらさない強さ、何だか肚の座った顔。昭和の古い映画のポスターみたいだと思った。「泥だらけの〇〇」とか「傷だらけの〇〇」とか横に書き込みたくなる。私は自分で自分の泥臭さをどこか誇っている。性格の濃さとしつこさと自分の感覚に対するこだわりを、自分が持て余す時があるけれど私が私でいい。このままでいい、このままいく。自分じゃない誰かになろうとしない。私が私を愛でる。足りないところを無理に足そうとしない。さわやかさんに見えなくてもいい。暑苦しくていい。


何かに挑戦したり、何かを超えるために撮った写真ではなかった。ただその時の自分を記念に記録しておきたかっただけ。



あれもこれも、今までにあった色んな嫌だったこと、困ったこと。本当は夫のせいでもない、家族のせいでもない、韓国のせいでもない。全部私が選んできたこと。光も闇も全部私の中に戻していく。綺麗なものも見苦しいものも。



すべては私が作ってきたこと。あれもこれも回収していく。そして、、未来を望んでいこう。望むことを自分に許していこう。大切な人たちとの明るい楽しい未来を。思考に先入観に負けないぞ。世界は私の意識が作るんだ!どんなに泣けてもやめない。私は死ぬ時にああ楽しかった、良い人生だったって満足して笑って死ぬんだ。この地球で、楽しく遊ぶんだ!




他の人の人生やその人の気持ちまでは私が触れない。だけど私が私の気持ちを見てあげることはできる。感じてあげることはできる。だから自分に優しく生きていく。ごめんね、自分。いっぱい痛めつけてごめんね。信じてあげなくて、ごめんね。これから、始めるよ、もう自分の中の気持ちを無視しない。そんな気持ちで自分に語り掛けています。



手のなる方へ、進んでいきたいと思います。

誇って生きたい。”私があなたと知り合えた事を、私があなたを愛してたことを死ぬまで死ぬまで誇りにしたいから”(ユーミンVoyager)



撮影に関してラスト、もう一本書きますね、関心のある方は次の記事お付き合いください。ありがとうございます。













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