出会いこそ人生の宝探しだね
撮影の話、番外編です。
大量の写真の中からフォトブックにする為のベスト15を選んでた時の話。軽く読んでください。笑い話です。
友達同士のカカオルームの中で、カメラマンのえいこオンニが
「私のベスト画像はこれ~」というのを10枚位アップした時のことだった。ちょっと肩の力の抜けた笑顔のものが多かったと思う。
メンバーからそのうちの一枚ににコメントが付いた。
以下「あたしこれ好きー」と言ってくれた友達二人の会話
A子ちゃん:
この下から加減もいいね
ごめんなさい
もうしません許してください
って言いたくなる。
そうそう、まさに女王様
あっ、でもやっぱり踏んでください。
Y子ちゃん:私に跪きなさいって感じいい
A子ちゃん:跪いちゃうよねー
私はこの会話に笑えて力が抜けてその日一日、なんなら翌日まで笑っていた。面白すぎた。だって!踏んでほしいってどゆこと?
親しみやすさとか、柔らかさとかがずっと欲しかった。私はあらゆることのサイズが色々違うようで「私みんなとどっか違うんですけど、、」が多すぎて子供の頃から生きづらかった。私の本音の発言で人が止まって凍った。
流行りの服も髪型も似合わなくて、私にやけに似合うものは人が手を出しにくい服が多かった。
存在感があるとか威圧感があるとか、一言も口を聞いてないのに見た目だけの判断で「怖い人」認定されることに傷ついた。背の高い私に叔母の一人が「お嫁にいけないね」と言った。なんちゅーこというねん!ババア!シバくでホンマ! おかげで言い返す瞬発力も身に付いたけど。
「どやさ感」はもう人生のオプションみたいだ。このまま行くのが、資源の有効利用だなと、友達の「踏んでほしい」を素直に受け止めた。
やんややんやと絡んでくれたA子ちゃんもY子ちゃんも、褒め観点からの優しいツッコミなのが分かってるので、笑ってお腹が暖かくなった。
そしてもう一つ、メイクが完成しかけた辺りから、カメラマンもメイクさんも「宝塚の人みたい!」と何度も、ふざけて「サインください‼」と言う。重ねて宝塚ファンの方にお詫び申し上げますが、実はこれも10代の頃から何度も言われた。「宝塚の人?」って笑 ここまでメイクしてなくても。
だから今回の撮影でなんだか「元に戻った」「原点に立ち返った」気がしてる。こねくりまわしてくっつけてしまった要らない部分を、一旦クレンジングしてまっさらに戻った自分。「宝塚」「女王様」上等!そのまま行こう!
ちなみにこの服は韓国ドラマの衣装でよく使われてました↑笑
何より嬉しいのは、こうしてとった写真を一緒に見せ合いっこ出来る友達がいて、一緒に盛り上がれる事。それが超楽しい!
友達のそのコメントがなかったら、その「見下した写真」をベスト15に入れることはまずなかった。きっと見過ごしてた。友達の発言が可笑しくて印象深すぎて、フォトブックにポストイットで上のセリフを張り付けている。このフォトブックを撮るまでに、色んな人との関りがあった。だだの綺麗に撮れた写真よりも、その過程のわちゃわちゃの方に魅力を感じる。思い出が人生に色を添える、ってこういう事なのかもしれない。
私のフォトブックは色をいーっぱい使っている。目がチカチカするかもしれない。だけど色んな人が関わってくれて、色んな人が私には出せない色を加えてくれたことが嬉しい。賑やかな色遣いのフォトブックをたまらなく嬉しい気持ちで眺めている。
出会いこそ、人生の宝探しだね。ありがとうございました。