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ホントは中村さん。

私ってホントは・・・?

昨日、年長の息子がこう言った。

息子「お母さん、いつもは○○(注:私の戸籍姓)、って言っているけど、ホントは中村なんでしょ?」

私「うん、そうだよ!」

たぶん、世の中的には、

「いつもは中村って言ってるけどホントは○○」

なんだろうなーって思いながらも、選択的男女別姓制度を頭に描きながら、さっきの回答。

家族との暮らしでは、○○を使っているから、彼としては「いつも○○と言っている」と言ったんだろうけど、この発言、事の本質を突いている気がしますね。

家族って何なんだろう

選択的男女別姓制度については、サイボウズの青野さんが裁判を起こしたり、メディアでもあれこれと取り沙汰されてきましたね(一時期ね・・)。

これに反対する人たちは、「家族(制度)が崩れる」「家族の一体感が」などと言っている。

一体感については、例えばサークルなんかでおそろいのTシャツを着ると一体感が出る気がするので(笑)、それと同じ感覚だと考えると理解できなくはないかな(サークルと一緒にするな、とその人たちには言われそうだけど 笑)。

夫と妻とで姓が異なると、「家族制度が崩れる」のだろうか。

家族の関係は、「姓」よりも「日常生活の共有」によって育まれていくものじゃないかな。
それに、離婚する夫婦はほとんどが「夫婦同姓」だろうし(笑)。

また、「制度」の崩壊については、制度なんて「決め」の問題だから、「崩壊」ではなく「変更」に過ぎない。

長年続いた文化だ、日本国の本質だ、といった論調に関しては、「歴史は変わる」。

そして、なによりも、「選択的」男女別姓制度、なので、夫婦で同姓がいい夫婦は同姓にすればいいし、別姓がいい夫婦は別姓にすればいい。それだけのこと。選択の幅が広がるだけのこと。

選びたい他人に対して、「選ぶな!」とどうして言うのだろうね?

なぜ旧姓を使うのか

ところで、私は、仕事+αの場では、旧姓である「中村」姓を名乗っています。

なぜか。

私は結婚したのが30過ぎてからで、それまでに社会に出て仕事をしてきていたので、それまでの学校・社会人でのつながりの人は皆、「中村さん」と私を認識している。だから、です。

人の名前を覚え直さなければならない、なんて面倒じゃないですか??

○○です~!旧姓中村の!

めんどくさいじゃないですか(笑)。

ちょっと真面目に言うとすると、今私が仕事などを通じて社会に還元している「何か」は、生まれてこの方、中村恵美子として受け止め、吸収し、育んできたものです。
なので、中村恵美子、として社会に還元していきたいな、と思っています。


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