盆踊りと舞踏の不思議な共通点。振付稽古最終日、オリジナル江州音頭「隅田川」で踊る #北斎漫画舞踏 創作過程 21
10月は舞踏公演「おどる湯」(11/10~12)に向けて創作と稽古に集中する1ヶ月。
チケット発売中!
振付稽古最終日
毎週水曜日に行ってきた振付稽古、いよいよ最終回となりました。舞踏ワークショップではそれぞれの自由な想像力を体にどう反映させていくかが課題でしたが、振付では自分の体の範囲を越えてより空間を感じていくことが求められます。
合図がきたら一斉に動く、このタイミングで振りが変わる…等、様々な振付を覚えていくので自分のことで精一杯で、最初は何が舞台で起こっているのかイメージするのが難しい。
同じ場面を何度も何度も稽古。首の角度一つも重要ということが、自分の体の都合だけだと意味不明だけど、客席から観る視点を持つと気づくその重要さ。北斎だったら私達の体をどう描くか。絵の一部としての体。
繰り返し稽古の中、舞踏ワークショップの基本で行った体の中のイメージが自分を動かす感覚と空間が自分の体に影響してくる感覚が徐々に繋がってくる。
また、音楽が作り出す物語。踊りと音楽が出会うことで現れてくる世界。音楽が変われば同じ踊りでも違う景色に見える。
今回の舞踏公演「おどる湯」では、作中でオリジナル江州音頭「隅田川」も披露されます。今日はその合いの手と振付のお稽古もしていただきました。
振付といっても舞踏の振付とは異なってこちらはよりお祭りの雰囲気。
ただ不思議なことに、円になって繰り返し踊っているうちに自分が動いているのか操られているのか境目が曖昧になってくる。この感覚はとても舞踏に似ていてとても心地よく感じました。
私自身は盆踊りは円に入れず外側から見て雰囲気を楽しむ派ですが、本番は観覧のお客様も参加してくれたら嬉しいな。
メディア掲載情報
東京新聞 さま
2023年10月22日朝刊都内版(したまち版)に情報を掲載していただきました。ありがとうございます!
すみだノート さま
舞踏公演「おどる湯」の情報を掲載していただきました。ありがとうございます!
東京新聞 さま
2023年9月10日朝刊都内版(したまち版)に情報を掲載していただきました。ありがとうございます!
すみだ経済新聞 さま
2023年9月4日に情報を掲載していただきました。
ありがとうございます!
スポーツ報知 コミュニティ季刊誌 さま
2023年9月1日発行号にの情報を掲載していただきました。
ありがとうございます!
東都よみうり新聞 さま
2023年9月1日発行号にの情報を掲載していただきました。
ありがとうございます!
すみだノート さま
掲載ありがとうございます!
すみどこ さま
掲載ありがとうございます!
すみだの旧工場で踊りだす『北斎漫画』!
舞踏公演「おどる湯」
11月10日(金)~12(日)
舞踏公演「おどる湯」
HOKUSAI MANGA BUTOH "Dancing SENTO”
舞踏公演「おどる湯」は『北斎漫画』とすみだの銭湯文化を舞踏で融合させた斬新なエンターテインメントです。舞踏家の我妻恵美子は葛飾北斎が森羅万象を筆で描いたように体で自然や人生の多彩な側面を表現します。
大野慎矢による「おどる湯」の為の音楽生演奏や、宇宙軒明星とプリンス王子による作中オリジナル江州音頭「隅田川」、作品を彩る大漁舟隆之の美術にもご期待ください。この特別な体験、旧工場で踊りだす『北斎漫画』をお見逃しなく!
開催概要
イベント名称 : 舞踏公演「おどる湯」
日程 : 2023年11月10日(金)~12(日)
11/10(金)19:00
11/11(土)15:00 / 19:00
11/12(日)15:00 / 19:00
公演時間 : 約40分
会場 : 北條工務店となり(東京都墨田区東向島3-22-10)
演出・出演 :我妻恵美子
音楽・演奏 :大野慎矢(KiMiMi)
作中オリジナル江州音頭「隅田川」:唄:宇宙軒明星、演奏:プリンス王子(ミックスナッツハウス)
舞台美術 :大漁舟隆之
料金 (税込) :
一般チケット:2,500円
墨田区民割引:2,000円
学生割引:1,500円
高校生以下:無料
予約フォーム :
WEBサイト :
舞踏とは?
1960年に日本で生まれたコンテンポラリーダンスで、土方巽と大野一雄が有名な創設者です。舞踏では既成の価値観を疑い、自身の体や内面、日本の風土、そしてダンスを問い直し、独自の視点で再構築します。この独特な身体表現は西洋のダンスとは異なる考え方を持っており、世界から関心を集めています。
『北斎漫画』とは?
『北斎漫画』は浮世絵画家葛飾北斎による絵手本。葛飾北斎は代表作として『富嶽三十六景』があり、その名は世界に広く知られている。この『北斎漫画』は彼自身「事物をとりとめもなく気の向くまま漫ろに描いた画」と表現している。一般的な漫画とは異なり作品は連続性を持たず、無秩序なままに描かれた。この作品は1812年、葛飾北斎が52歳の時に描き始められ、初版は名古屋の永楽屋東四郎から出版された。その後も1878年まで出版が続いた。
実施体制
協力:電気湯
主催 :AGAXART、「隅田川 森羅万象 墨に夢」実行委員会
共催 :墨田区
協賛 : 株式会社東京鋲兼、東武鉄道株式会社
※「隅田川 森羅万象 墨に夢」実行委員会 事務局は(公財)墨田区文化振興財団が担っています。
AGAXART(アガックスアート)とは
AGAXARTは、身体、精神、魂の探求を通じて人々の創造性を高めることを目的としたアート集団です。ワークショップ、公演、イベントを企画運営しています。舞踏の身体操法を主軸にして言語では表現しづらい内面と向き合い、多様な表現を発掘する場を提供しています。異なる文化との交流を積極的に行い、地域資源の関心を高める取り組みを行っています。
【WEBサイト】
我妻恵美子 AGAXART代表
舞踏・振付・演出
宮城県出身。1999年早稲田大学文学部を卒業と同時に舞踏集団・大駱駝艦に所属。2020年に独立し舞踏を中心とした舞台・イベントの企画制作を手掛けるAGAXARTを設立。
2015年に自らの震災経験を元に振付・演出した作品「肉のうた」を発表。パリ日本文化会館(フランス)より招聘され、同年第46回舞踊批評家協会新人賞を受賞。2020年台北国際芸術村の滞在芸術家として選出、舞踏ソロ作品「Future Temple」を発表し第39回 Battery Dance Festival(ニューヨーク)よりアジア代表として招聘される。2022年すみだの町工場と職人さんをテーマとした舞踏作品「北斎漫画の墨の囁き、街の響き」演出。
北斎漫画舞踏「おどる湯」関連企画
第二弾:「おどる湯」創作過程一般公開
「おどる湯」舞台裏を見学できます。美術制作や振付稽古など、すみだの銭湯と北斎漫画をモチーフにした舞踏作品が出来るまでを無料で公開します。
期間 :2023年11月1日(水)~7日(火)の13:00~18:00
会場 :北條工務店となり 東京都墨田区東向島3-22-10
第三弾+:映像配信舞踏公演「おどる湯」
ONLINE Streaimng HOKUSAI MANGA BUTOH "Dancing SENTO”
舞踏公演「おどる湯」を映像で配信します。どこでもいつでもご視聴いただけます。
Butoh performance "Dancing SENTO" will be destributed. You can watch it anywhere and anytime.
演出・舞踏 :我妻恵美子
音楽・演奏 :大野慎矢(KiMiMi)
作中オリジナル江州音頭「隅田川」 唄:宇宙軒明星、演奏:プリンス王子(ミックスナッツハウス)
舞台美術 :大漁舟隆之
映像演出:高橋のぶ
日時 :2023年11月24日(金)~12月24日(日)
料金 :550円(税込)
予約フォーム :
「隅田川 森羅万象 墨に夢」(通称:すみゆめ)とは
すみゆめ2023プロジェクト
葛飾北斎が 90 年の生涯を過ごした隅田川流域で、墨で描いた小さな夢をさまざまな人たちの手で 色付けしていくように、芸術文化に限らず、森羅万象あらゆる表現を行っている人たちがつながり ながら、この地を賑やかに彩っていくことを目指していくアートプロジェクトです。「北斎」と「隅田川」を主なテーマに、すみだの地域資源を活用する多彩な企画を約 4 カ月にわたって展開していきます。
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