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長屋をテーマとした新曲やこれまでの音楽のそぞろバージョン、歌に演奏に音楽集中稽古の1日 北斎漫画舞踏「そぞろ」創作過程 14

舞踏公演「そぞろ」(11/8〜10)チケットご予約受付中!

企画応援チケットご購入の方には大漁舟隆之デザインのオリジナルTシャツ贈呈!

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音楽集中稽古の日

2022年から創作を続けている北斎漫画舞踏では、大野さんの曲もだいぶ増えてきました。

2022年の町工場をテーマとした舞踏公演「北斎漫画の墨の囁き、街の響き」では大野さんが作ったオケにガイダ生演奏で上演しました。

その時に作成したオリジナルCDは今年も会場で販売されます!舞台音楽とはまたちょっとアレンジが変わっていてとても素敵ですので是非!

2023年の銭湯をテーマとした舞踏公演「おどる湯」ではオリジナル江州音頭「隅田川」を作中で行いたいと思い立ち、唄の宇宙軒明星さん、ギターのプリンス王子さんに加わって頂きました。大野さんのオリジナル曲と合わせて生演奏がよりゴージャスになりました。

そして今年、工場、銭湯に加えて長屋をテーマとした2024年の「そぞろ」では、昨年の出会いから1年経ちお互いの感じもわかってきたということで、よりクリエイティブに深く関わり合っていきます。

これまでの曲は「そぞろ」に合うようにアレンジを変えて、

そして注目の新曲は歌詞を王子さんにお願いし、音楽は大野さんで明星さんが唄います。長屋で流れる温かい時間や聞こえてくる音、その空気感を感じさせる今回のテーマにピッタリの素敵な新曲です。是非会場でライブでお楽しみください!

オリジナル江州音頭も「そぞろ」バージョンとなります。先日のすみゆめ踊行列でちょっと踊って振りを思い出して余裕が出てきて合いの手も忘れなくなってきた。音頭がほんとに不思議なのは、音楽の切れ目と踊りの切れ目がズレながらループして進んでいくところ。なれないうちは音楽や歌詞を聴いてしまうと振りがつられてあべこべになってしまう。しかし音と踊り、それぞれのようでハーモニーもある。不思議。

北斎漫画舞踏プロジェクト

旧工場を会場に行われる舞踏公演「そぞろ」は、演出・舞踏の我妻恵美子を中心に2022年よりリサーチを重ね、葛飾北斎の『北斎漫画』とすみだの工場・銭湯・長屋文化を舞踏で融合させたパフォーマンスを展開。本公演には9月に行われた「北斎漫画舞踏ワークショップ」から公演参加希望者12名も登場します。上演時間は約60分。

公演に先駆け、美術制作や振付稽古といった公演ができるまでの創作過程が、11月1日から5日まで北條工務店となりで無料公開されます。公開時間は13:00から18:00、予約不要でお気軽にお立ち寄りください。何気ないおしゃべりが創作をより豊かなものにしていきます。

「そぞろ」創作過程一般公開

覗く!「そぞろ」舞台裏。美術制作や振付稽古など、舞踏作品が出来るまでを無料で公開します。
舞踏家の我妻恵美子と塩谷智司による作品の稽古や大漁舟隆之が取り掛かる舞台美術制作など、すみだの工場・銭湯・長屋と『北斎漫画』をモチーフにした舞踏作品の創作過程を北條工務店となりで覗ける貴重な機会です。公演直前、本番前の最終追い込み期間。公演に向けて日々変わる北條工務店となりの内側。ぜひお気軽にお立ち寄りください。

期間        :2024年11月1日(金)~5日(火)13:00~18:00
会場        :北條工務店となり 東京都墨田区東向島3-22-10

舞踏公演「そぞろ」

葛飾北斎の『北斎漫画』にインスパイアされ、踊る『北斎漫画』として2022年よりすみだで工場、銭湯、長屋文化をリサーチして踊りの作品にしている。3年目の今年は記念すべき節目の公演として、舞踏公演『そぞろ』をブルガリアの民族楽器ガイダの演奏やオリジナル江州音頭『隅田川』、舞踏ワークショップ生12名の群舞を加えて創作。すみだの旧工場で上演される本作は、劇場とは違った空間でより特別な観覧体験となる。舞台美術や映像の効果で身体がより多面的な表情を見せ、ときに工場の機械の中、ときに隅田川の水中にいるかのような、幻想的な舞踏を観客へ提供する。

ー 白い紙に滲む墨の一滴
そこから広がる北斎の世界 ー

夕方の商店街の賑いを横に迷い込んだ路地裏。影は長く伸び夜が近づき長屋の隙間に時が留まっている。「心に北斎は生きているか」。工場仕事帰りの一人の男が夕闇に誘われ『北斎漫画』が踊り出す世界へ。

北斎漫画舞踏とは

2022年、AGAXART代表であり演出家の我妻恵美子、舞踏家の塩谷智司、作曲・ガイダ演奏の大野慎矢(kimimi)を中心に結成、『北斎漫画の墨の囁き、街の響き』を発表。葛飾北斎が江戸の市井の人々を描いて『北斎漫画』としたように、すみだの人々の暮らしの所作を元に舞踏の振付作品を作ることをコンセプトとして北斎漫画舞踏と名付けられました。
2023年にはオリジナル江州音頭『隅田川』を唄う宇宙軒明星、ギター演奏のプリンス王子(ミックスナッツハウス)も参加し、舞踏と銭湯と盆踊りが融合していく作品『おどる湯』を発表。また会場である旧工場には大漁舟隆之による巨大銭湯画が7日間の公開制作を経て掲げられました。また、一般参加者が舞踏家と共に作品を作り上げる手法は「舞踏作品の新しい可能性」として注目されています。

見どころ

・体の視点から捉えて踊りにした『北斎漫画』
・熟練の舞踏家が森羅万象や人生の多彩な側面を表現
・ブルガリアの伝統楽器ガイダの生演奏やオリジナル江州音頭「隅田川」
・旧工場が異世界に変わる幻想的な舞台美術
・舞踏ワークショップ生の迫力の群舞
この特別な体験、踊る『北斎漫画』をお見逃しなく!

【WEBサイト】 https://agaxart.com/hokusai-manga-butoh

日本を代表する芸術の融合、舞踏×北斎漫画!

なぜ『北斎漫画』で工場・銭湯・長屋をテーマに?

葛飾北斎が江戸の庶民の姿を描いた『北斎漫画』は今でも世界中の人々の関心を惹きつけています。私も北斎のように街の何気ない暮らしの様子から振付をし舞踏作品を創作していきたいと思いました。

舞踏作品を作るためにすみだの街、特に向島や京島界隈でリサーチをしようと思ったきっかけは、ぶらりと歩いていると工場や銭湯が人々の生活に溶け込んでいる密な風景に出会い、昔ながらの長屋が時代と共に変化していく姿に惹かれたからです。しかし、利便性を追求する再開発も進んでおり、歴史ある建物が取り壊され街の個性が失われつつある現状も見逃せません。この北斎漫画舞踏プロジェクトにより人々がすみだの街の魅力を再発見し、放って置くといつの間にか消えてしまうかもしれない街の個性について考える機会としたいです。

またアーティストの創作活動に触れる場を設け、物事の多様な見方を交換しあいたいです。映像配信ではこの取り組みを世界に向けて発信します。

【開催概要】

名称        | 舞踏公演「そぞろ」
日程          | 2024年11月8日(金)~10(日)
                         11/8(金)19:00
                         11/9(土)15:00 / 19:00
                         11/10(日)15:00 / 19:00

公演時間    | 約60分
会場          | 北條工務店となり(東京都墨田区東向島3-22-10)
料金(税込) |
一般チケット:3,000円
応援チケット:5,000円(オリジナルTシャツ付)
【割引】墨田区民:2,500円
【割引】学生:2,000円
【無料】高校生以下
【Pay What You Want】望むだけ支払う方式 ※チケット代の支払いが難しい方は550円以上でお好きな金額を選べます。

演出           |我妻恵美子
舞踏           |我妻恵美子、塩谷智司
作曲           |大野慎矢(KiMiMi)
演奏           |ガイダ:大野慎矢、ギター:プリンス王子(ミックスナッツハウス)、オリジナル江州音頭「隅田川」|唄:宇宙軒明星

舞踏ワークショップ生有志|
11/8~10:梅澤妃美、才川英子、後藤綾、室田渓人、シェリー・フー、丘街ココ
11/8~9:しょうたろう、松原淳子
11/9~10:星野祐子、水嶋愛子

舞台美術     |大漁舟隆之
照明           |植村真
音響           |山口宜大
制作           |宮﨑有里

予約         | https://bit.ly/sozoro-ticket

【実施体制】

主催        |AGAXART、「隅田川 森羅万象 墨に夢」実行委員会
共催        |墨田区
協賛        |東武鉄道株式会社

助成        |公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【東京ライブ・ステージ応援助成】
※「隅田川 森羅万象 墨に夢」実行委員会 事務局は(公財)墨田区文化振興財団が担っています。

舞踏とは?

1960年に日本で生まれたコンテンポラリーダンスで、土方巽と大野一雄が有名な創設者です。舞踏では既成の価値観を疑い、自身の体や内面、日本の風土、そしてダンスを問い直し、独自の視点で再構築します。身体の動きを発展的に捉える西洋のダンスとは異なり、衰弱した肉体にも美しさを見出し身体と潜在意識の繋がりを通してより深く人間のあり方を探求していきます。この独特な身体哲学と表現によって世界から関心を集めています。

『北斎漫画』とは?

浮世絵画家である葛飾北斎による絵手本です。北斎の代表作としては『富嶽三十六景』があり、その名は世界に広く世界に知られています。北斎は『北斎漫画』を「事物をとりとめもなく気の向くまま漫ろに描いた画」と表現しています。現代の漫画とは異なり作品は連続性を持たず、無秩序なままに描かれました。江戸時代文化9年(1812年)北斎が52歳の時に描き始められ、初版は名古屋の永楽屋東四郎から出版されました。その後も明治11年(1878年)まで出版が続きました。

我妻恵美子 AGAXART代表
舞踏・振付・演出

宮城県出身。1999年早稲田大学文学部を卒業と同時に舞踏集団・大駱駝艦に所属。2020年に独立し舞踏を中心とした舞台・イベントの企画制作を手掛けるAGAXARTを設立。
2015年に自らの震災経験を元に振付・演出した作品「肉のうた」を発表。パリ日本文化会館(フランス)より招聘され、同年第46回舞踊批評家協会新人賞を受賞。2020年台北国際芸術村の滞在芸術家として選出、舞踏ソロ作品「Future Temple」を発表し第39回 Battery Dance Festival(ニューヨーク)よりアジア代表として招聘される。

北斎漫画舞踏プロジェクトとして2022年すみだの町工場と職人さんをテーマとした舞踏作品「北斎漫画の墨の囁き、街の響き」演出。2023年すみだの銭湯文化をテーマとした舞踏作品「おどる湯」演出・出演。

AGAXART(アガックスアート)とは

AGAXARTは、身体、精神、魂の探求を通じて人々の創造性を高めることを目的としたアート集団です。ワークショップ、公演、イベントを企画運営しています。舞踏の身体操法を主軸にして言語では表現しづらい内面と向き合い、多様な表現を発掘する場を提供しています。異なる文化との交流を積極的に行い、地域資源の関心を高める取り組みを行っています。

メディア掲載情報

すみだノート


ステージナタリー


すみだ文化芸術情報サイト


報知新聞「すみだ地域コミュニティ紙」

東都よみうり

すみだ経済新聞


すみだノート


すみだ文化芸術情報サイト


「隅田川 森羅万象 墨に夢」(通称:すみゆめ)とは

葛飾北斎が 90 年の生涯を過ごした隅田川流域で、墨で描いた小さな夢をさまざまな人たちの手で 色付けしていくように、芸術文化に限らず、森羅万象あらゆる表現を行っている人たちがつながり ながら、この地を賑やかに彩っていくことを目指していくアートプロジェクトです。「北斎」と「隅田川」を主なテーマに、すみだの地域資源を活用する多彩な企画を約 4 カ月にわたって展開していきます。  
【WEBサイト】 https://sumiyume.jp/

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我妻恵美子◁AGAXART▷EmikoAgatsuma
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