情報公開!北斎漫画舞踏プロジェクトの集大成!舞踏公演「そぞろ」チケット発売開始!北斎漫画舞踏「そぞろ」創作過程 2
舞踏公演『そぞろ』は、舞踏で『北斎漫画』とすみだの町工場、銭湯、長屋文化を融合させた斬新なエンターテインメント舞台です。旧工場を舞台に、舞踏と生演奏が織りなす壮大なパフォーマンスが、2022年からすみだでリサーチを重ねた北斎漫画舞踏プロジェクトの集大成として登場します。過去と未来、北斎の魂が交差するこの舞台で、すみだの隠された魅力と迫力をぜひ体感してください。
【見どころ】
・熟練の舞踏家が森羅万象や人生の多彩な側面を表現
・ブルタリアの伝統的な楽器ガイダの生演奏
・オリジナル江州音頭「隅田川」
・旧工場が異世界に変わる舞台美術
・舞踏ワークショップ生との迫力の群舞
この特別な体験、踊る『北斎漫画』をお見逃しなく!
【WEBサイト】 https://agaxart.com/hokusai-manga-butoh
Do you need information in English? Click th link below!
日本を代表する芸術の融合、舞踏×北斎漫画!
なぜ『北斎漫画』で工場・銭湯・長屋をテーマに?
葛飾北斎が江戸の庶民の姿を描いた『北斎漫画』は今でも世界中の人々の関心を惹きつけています。私も北斎のように街の何気ない暮らしの様子から振付をし舞踏作品を創作していきたいと思いました。
舞踏作品を作るためにすみだの街、特に向島や京島界隈でリサーチをしようと思ったきっかけは、ぶらりと歩いていると工場や銭湯が人々の生活に溶け込んでいる密な風景に出会い、昔ながらの長屋が時代と共に変化していく姿に惹かれたからです。しかし、利便性を追求する再開発も進んでおり、歴史ある建物が取り壊され街の個性が失われつつある現状も見逃せません。この北斎漫画舞踏プロジェクトにより人々がすみだの街の魅力を再発見し、放って置くといつの間にか消えてしまうかもしれない街の個性について考える機会としたいです。
またアーティストの創作活動に触れる場を設け、物事の多様な見方を交換しあいたいです。映像配信ではこの取り組みを世界に向けて発信します。
【開催概要】
名称 | 舞踏公演「そぞろ」
日程 | 2024年11月8日(金)~10(日)
11/8(金)19:00
11/9(土)15:00 / 19:00
11/10(日)15:00 / 19:00
公演時間 | 約60分
会場 | 北條工務店となり(東京都墨田区東向島3-22-10)
料金(税込) |
一般チケット:3,000円
応援チケット:5,000円(オリジナルTシャツ付)
【割引】墨田区民:2,500円
【割引】学生:2,000円
【無料】高校生以下
【Pay What You Want】望むだけ支払う方式 ※チケット代の支払いが難しい方は550円以上でお好きな金額を選べます。
演出 |我妻恵美子
舞踏 |我妻恵美子、塩谷智司
作曲 |大野慎矢(KiMiMi)
演奏 |ガイダ:大野慎矢、ギター:プリンス王子(ミックスナッツハウス)、オリジナル江州音頭「隅田川」|唄:宇宙軒明星
舞台美術 |大漁舟隆之
照明 |植村真
音響 |山口宜大
制作 |宮﨑有里
出演 |ワークショップ生有志
予約 | https://bit.ly/sozoro-ticket
【実施体制】
主催 |AGAXART、「隅田川 森羅万象 墨に夢」実行委員会
共催 |墨田区
協賛 |東武鉄道株式会社
助成 |公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【東京ライブ・ステージ応援助成】
※「隅田川 森羅万象 墨に夢」実行委員会 事務局は(公財)墨田区文化振興財団が担っています。
舞踏とは?
1960年に日本で生まれたコンテンポラリーダンスで、土方巽と大野一雄が有名な創設者です。舞踏では既成の価値観を疑い、自身の体や内面、日本の風土、そしてダンスを問い直し、独自の視点で再構築します。身体の動きを発展的に捉える西洋のダンスとは異なり、衰弱した肉体にも美しさを見出し身体と潜在意識の繋がりを通してより深く人間のあり方を探求していきます。この独特な身体哲学と表現によって世界から関心を集めています。
『北斎漫画』とは?
浮世絵画家である葛飾北斎による絵手本です。北斎の代表作としては『富嶽三十六景』があり、その名は世界に広く世界に知られています。北斎は『北斎漫画』を「事物をとりとめもなく気の向くまま漫ろに描いた画」と表現しています。現代の漫画とは異なり作品は連続性を持たず、無秩序なままに描かれました。江戸時代文化9年(1812年)北斎が52歳の時に描き始められ、初版は名古屋の永楽屋東四郎から出版されました。その後も明治11年(1878年)まで出版が続きました。
AGAXART(アガックスアート)とは
AGAXARTは、身体、精神、魂の探求を通じて人々の創造性を高めることを目的としたアート集団です。ワークショップ、公演、イベントを企画運営しています。舞踏の身体操法を主軸にして言語では表現しづらい内面と向き合い、多様な表現を発掘する場を提供しています。異なる文化との交流を積極的に行い、地域資源の関心を高める取り組みを行っています。
【WEBサイト】 https://agaxart.wixsite.com/agart
我妻恵美子 AGAXART代表
舞踏・振付・演出
宮城県出身。1999年早稲田大学文学部を卒業と同時に舞踏集団・大駱駝艦に所属。2020年に独立し舞踏を中心とした舞台・イベントの企画制作を手掛けるAGAXARTを設立。
2015年に自らの震災経験を元に振付・演出した作品「肉のうた」を発表。パリ日本文化会館(フランス)より招聘され、同年第46回舞踊批評家協会新人賞を受賞。2020年台北国際芸術村の滞在芸術家として選出、舞踏ソロ作品「Future Temple」を発表し第39回 Battery Dance Festival(ニューヨーク)よりアジア代表として招聘される。
北斎漫画舞踏プロジェクトとして2022年すみだの町工場と職人さんをテーマとした舞踏作品「北斎漫画の墨の囁き、街の響き」演出。2023年すみだの銭湯文化をテーマとした舞踏作品「おどる湯」演出・出演。
北斎漫画舞踏の他の企画
第一弾:北斎漫画舞踏ワークショップ
ワークショップの様子
舞踏の基本トレーニングを初心者でも楽しめるように紹介
20代から60代まで幅広い年齢層と、ダンサー、役者、アーティスト、学生、医者などバックグラウンドも異なる方にそれぞれのペースでご参加頂いています。基本トレーニングから始まり、『北斎漫画』をモチーフとした踊りへ発展させていきます。海外からの参加者も多く、日本語と英語で行われます。
昨年はのべ66名が参加し、公演には12名が参加しました。
🌊北斎漫画舞踏ワークショップのおおまかな流れ(※毎回基礎と復習から始まるので、途中からの参加でも問題ありません。)
● DAY 1: 舞踏の基本的な考え方を紹介。空っぽの袋としての体。
● DAY 2: 舞踏の特徴的な「型」の紹介。袋にいろいろ入れてみる。『北斎漫画』も。
● DAY 3: 動かされる袋。情念によって内側から変化する袋。環境に影響される袋。
● DAY 4: 『北斎漫画』を題材にした振付の一部を紹介。一緒に踊ってみましょう。
参加者のご感想
昨年ワークショップも公演もよくて、今年も開催していただき参加出来てよかった!初回から面白い!楽しい!
基本の考え方や動きを、一つ一つ丁寧に伝えていただけて、分かりやすく、それでいて場の雰囲気(説明等々も)楽しく和んでいて、楽しくあっという間の時間でした。
動きにどのような意味があるのか、どのように振りが作られているのかを知ることができてとても面白かったです。より舞踏に親しむことができて楽しかったです。
舞踏、観たことはあっても自分には…と思っていましたが、北斎の絵が好きでそれになるのは楽しそうと参加させて頂き、発見がたくさんありました!
舞踏の考え方や動き方を知りたくて今回参加しました。どのように感情を作り出すか、我妻さんや塩谷さんを間近で見れてとても感激し勉強になりました!
初めて参加しましたがイメージを分かりやすく伝えてくれ、戸惑うことなく自分が無になってやっていました。あっという間の時間で、参加できて良かったです。
第二弾:「そぞろ」創作過程一般公開
覗く!「そぞろ」舞台裏。美術制作や振付稽古など、舞踏作品が出来るまでを無料で公開します。
舞踏家の我妻恵美子と塩谷智司による作品の稽古や大漁舟隆之が取り掛かる舞台美術制作など、すみだの工場・銭湯・長屋と『北斎漫画』をモチーフにした舞踏作品の創作過程を北條工務店となりで覗ける貴重な機会です。公演直前、本番前の最終追い込み期間。公演に向けて日々変わる北條工務店となりの内側。ぜひお気軽にお立ち寄りください。
期間 :2024年11月1日(金)~5日(火)13:00~18:00
会場 :北條工務店となり 東京都墨田区東向島3-22-10
「隅田川 森羅万象 墨に夢」(通称:すみゆめ)とは
葛飾北斎が 90 年の生涯を過ごした隅田川流域で、墨で描いた小さな夢をさまざまな人たちの手で 色付けしていくように、芸術文化に限らず、森羅万象あらゆる表現を行っている人たちがつながり ながら、この地を賑やかに彩っていくことを目指していくアートプロジェクトです。「北斎」と「隅田川」を主なテーマに、すみだの地域資源を活用する多彩な企画を約 4 カ月にわたって展開していきます。
【WEBサイト】 https://sumiyume.jp/