神輿に宿る美、銭湯に宿る美 #牛嶋神社大祭 そして #荒井湯 へお湯をいただきに #北斎漫画舞踏 創作過程 14
牛嶋神社で御鎮座1165年大祭が行われていました。今年は5年に一度の大祭で、牛が曳く鳳輦(牛車)が巡行する神幸祭が15(金)・16(土)に行われたそうです。
最終日の17(日)は関東大震災や空襲の難を免れた名工の巧みな技術が活きた大神輿が3組に分かれて集結し、牛嶋神社へ向かって宮入します。
スカイツリーの現代的な建築物とお祭りの伝統的な姿のコントラストが面白い下町ならではの風景。
牛嶋神社、途中の木々の緑の鮮やかさが活き活きした姿をより際立たせます。
牛嶋神社
西暦860年(貞観2年)、須佐之男命を郷土守護神として創祀され、後に天之穂日命と貞辰親王命が祀られました。この三柱の神々を御祭神とする旧本所一帯の総鎮守です。元・水戸徳川邸跡の隅田公園に隣接する総檜権現造りの大社殿が立派な古社。本殿の左右に牛神が奉納されています。
粋なお祭りの姿
墨田区内の氏子各町約50基の大神輿が次々と宮入します。
撫牛(ナデウシ)
自分の体の痛いところと同じ部分を撫でると治るらしい。
お神輿が宮入する時、先導をとる親方さんが神輿の方向や位置の指揮を取ります。拍子木がなったら到着の合図。そして三三七拍子。
お神輿では、房の揺れ方を見ると担ぎ手の上手い下手がわかるそうです。揺れが左右に揺れるのが上手、房がモジャモジャとなってしまうのは下手とのこと。
また、それぞれのお神輿の細部にまでこだわった美しさや見事な技に驚かされます。名工と呼ばれる立派な職人さんが多い下町のお神輿。
担ぎ手の皆さま、支える周りの皆さまから地域の団結の強さも伝わってきます。親子、おじいちゃんおばあちゃんの世代から孫曾孫玄孫まで。またその土地でお店を開いている方や新しく移り住んだ人たちも一緒に。
宮入はどんどん続いていましたが、途中で抜けて銭湯へ。路地で無事に宮入を終えた担ぎ手さんたちとすれ違う下町の祭りの夕方。
荒井湯
立派な唐破風、煙突も青空にのびのびと美しい。
お神輿を担ぎ終えた様子の地元の方が次々と来ていました。浴室内も賑わっていてアットホームで楽しい雰囲気。外国の観光客の方もお湯を楽しんでいて、下町の雰囲気が味わえるとてもオープンな印象。
あちこちの軒先で見かけた牛島神社御祭禮の提灯。
女湯の方の銭湯画は葛飾北斎の富嶽三十六景の「甲州三坂水面」。男湯の銭湯画は「神奈川沖浪裏」だそうです。銭湯絵師の中島盛夫さんのサインと町田さんのサインがありました。
https://fugaku36.net/free/misaka
お湯に浸かりながら柔らかな銭湯画の色味、休憩室の木の温もり、青や緑、茶色の色の調和が心地よい昔ながらの銭湯でした。
また入り口には懐かしい傘入れのロッカー。
お風呂を出る頃には日もくれて、外では自転車の鍵が開かなくなったおばちゃんと開けてくれたおじちゃんの何気ない日常会話。
ちょっとあるくと街角で盆踊り大会の準備が始まっていました。
大掛かりなフェスティバルではなく地元の方の毎年のお祭り。とても羨ましく思います。
メディア掲載情報
東京新聞 さま
2023年9月10日朝刊都内版(したまち版)に情報を掲載していただきました。
ありがとうございます!
すみだ経済新聞 さま
2023年9月4日に情報を掲載していただきました。
ありがとうございます!
スポーツ報知 コミュニティ季刊誌 さま
2023年9月1日発行号にの情報を掲載していただきました。
ありがとうございます!
東都よみうり新聞 さま
2023年9月1日発行号にの情報を掲載していただきました。
ありがとうございます!
すみだノート さま
掲載ありがとうございます!
すみどこ さま
掲載ありがとうございます!
北斎漫画舞踏「おどる湯」
我妻恵美子(舞踏家・演出家)が代表を務めるAGAXARTはアートプロジェクト「隅田川 森羅万象 墨に夢」にて、北斎漫画舞踏「おどる湯」を開催します。
【WEBサイト】
『北斎漫画』を踊りで楽しもう!
「北斎漫画舞踏ワークショップ」とは?
ちょっと体を動かしてみたいという方でも楽しめる初心者歓迎のワークショップです。簡単な舞踏の基本トレーニングを紹介し、『北斎漫画』をモチーフとした踊りへと少しずつ発展させていきます。ダンスが苦手と思っている方でも自分のペースで参加できます。
9月6日(水)から毎週水曜日、すみだ生涯学習センター(ユートリヤ)にて開催します。毎回違う内容です。4回連続の参加をおすすめしますが、1回のみでも可能です。運動不足を解消したい、舞踏を体験してみたい等、お気軽にご参加いただけます。
開催概要
イベント名称 :「北斎漫画舞踏ワークショップ」
日程 : 2023年9月6日(水)、13日(水)、20日(水)、27日(水) 各回 18:30~20:30
会場 : すみだ生涯学習センター(ユートリヤ) 東京都墨田区東向島2-38-7
料金 : 全納 11,000円(税込)/ 4回、各回 3,000円(税込)/ 1回 ※墨田区民は500円割引
講師 : 我妻恵美子、塩谷智司
申込フォーム :
舞踏とは?
1960年に日本で生まれたコンテンポラリーダンスで、土方巽と大野一雄が有名な創設者です。舞踏では既成の価値観を疑い、自身の体や内面、日本の風土、そしてダンスを問い直し、独自の視点で再構築します。この独特な身体表現は西洋のダンスとは異なる考え方を持っており、世界から関心を集めています。
『北斎漫画』とは?
『北斎漫画』は浮世絵画家葛飾北斎による絵手本。葛飾北斎は代表作として『富嶽三十六景』があり、その名は世界に広く知られている。この『北斎漫画』は彼自身「事物をとりとめもなく気の向くまま漫ろに描いた画」と表現している。一般的な漫画とは異なり作品は連続性を持たず、無秩序なままに描かれた。この作品は1812年、葛飾北斎が52歳の時に描き始められ、初版は名古屋の永楽屋東四郎から出版された。その後も1878年まで出版が続いた。
実施体制
主催 :AGAXART、「隅田川 森羅万象 墨に夢」実行委員会
共催 :墨田区
協賛 : 株式会社東京鋲兼、東武鉄道株式会社
※「隅田川 森羅万象 墨に夢」実行委員会 事務局は(公財)墨田区文化振興財団が担っています。
舞踏の基本トレーニングを初心者でも楽しめるように紹介
20代から60代まで幅広い年齢層と、ダンサー、役者、アーティスト、学生、医者などバックグラウンドも異なる方にご参加頂きました。基本トレーニングから始まり、『北斎漫画』をモチーフとした踊りへ発展させていきました。のべ56名が参加し、公演には10名が参加しました。
AGAXART(アガックスアート)とは
AGAXARTは、身体、精神、魂の探求を通じて人々の創造性を高めることを目的としたアート集団です。ワークショップ、公演、イベントを企画運営しています。舞踏の身体操法を主軸にして言語では表現しづらい内面と向き合い、多様な表現を発掘する場を提供しています。異なる文化との交流を積極的に行い、地域資源の関心を高める取り組みを行っています。
【WEBサイト】
我妻恵美子 AGAXART代表
舞踏・振付・演出
宮城県出身。1999年早稲田大学文学部を卒業と同時に舞踏集団・大駱駝艦に所属。2020年に独立し舞踏を中心とした舞台・イベントの企画制作を手掛けるAGAXARTを設立。
2015年に自らの震災経験を元に振付・演出した作品「肉のうた」を発表。パリ日本文化会館(フランス)より招聘され、同年第46回舞踊批評家協会新人賞を受賞。2020年台北国際芸術村の滞在芸術家として選出、舞踏ソロ作品「Future Temple」を発表し第39回 Battery Dance Festival(ニューヨーク)よりアジア代表として招聘される。2022年すみだの町工場と職人さんをテーマとした舞踏作品「北斎漫画の墨の囁き、街の響き」演出。
北斎漫画舞踏「おどる湯」北斎漫画舞踏ワークショップ後の企画
第二弾:「おどる湯」創作過程一般公開
「おどる湯」舞台裏を見学できます。美術制作や振付稽古など、すみだの銭湯と北斎漫画をモチーフにした舞踏作品が出来るまでを無料で公開します。
期間 :2023年11月1日(水)~7日(火)の13:00~18:00
会場 :北條工務店となり 東京都墨田区東向島3-22-10
第三弾:舞踏公演「おどる湯」 HOKUSAI MANGA BUTOH "Dancing SENTO”
『北斎漫画』をモチーフとし、すみだの銭湯をリサーチして創り上げる舞踏作品。舞踏ワークショップ生有志も参加。
演出・舞踏 :我妻恵美子
音楽・演奏 :大野慎矢(KiMiMi)
作中オリジナル江州音頭「隅田川」 唄:宇宙軒明星、演奏:プリンス王子(ミックスナッツハウス)
舞台美術 :大漁舟隆之
日時 :2023年11月10日(金)~12日(日)
会場 :北條工務店となり 東京都墨田区東向島3-22-10
料金 :2,500円(税込)※墨田区民の方は500円割引
「隅田川 森羅万象 墨に夢」(通称:すみゆめ)とは
すみゆめ2023プロジェクト
葛飾北斎が 90 年の生涯を過ごした隅田川流域で、墨で描いた小さな夢をさまざまな人たちの手で 色付けしていくように、芸術文化に限らず、森羅万象あらゆる表現を行っている人たちがつながり ながら、この地を賑やかに彩っていくことを目指していくアートプロジェクトです。「北斎」と「隅田川」を主なテーマに、すみだの地域資源を活用する多彩な企画を約 4 カ月にわたって展開していきます。
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