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人間不信になった純粋な小学5年生を救った先輩の一言

数ある中から読んでくれてありがとう

時間があるときに読んでね




・・・時間があるのね?

じゃあ少しだけの私の物語をあなたに伝えます



小学校5年生の春


爽やかな、暖かい空気を感じるとき


私は人の残酷さを知った



昨日まで友達だった

ワイワイ騒いでた友達が

急に無視をされるようになった

当たり前のように話しかけにいくが

「〇〇さんと話してダメ」と

言われた



衝撃的すぎて私の頭の中には

「なんで???」しか

浮かんでこなかった


私がなんでと思っていたので

無視された本人はなおさら

意味がわからなかったと思う


この不可解な行動は1回では済まなかった

1ヶ月後

1ヶ月後

1ヶ月後

同じグループの中で

順番に誰かが無視されていく


1ヶ月前に無視されていた人が

1ヶ月後には誰かを無視する


私の中では

「人にされて嫌なことは人にしてはいけないと習わなかったか??」と

常に思っていた


小学校6年生の春には

この出来事をキッカケに

私の中の人に対する考え方が変わってしまった。


「人はみんな良い人。

人はみんな仲良し。

キッカケさえあれば誰とでも仲良くなれる。

友達100人も夢じゃない。」


なんて思ってたけど、




「人は離れていくものだ。

仲良くてもいつ離れるかわからない。

みんな自分勝手だ。

残酷だ。

信頼したら使われて終わり。」


そんな考えに変わってしまった。



あんなに人と話すことが好きだったのに

あんなに人を信じることが好きだったのに

人は衝撃的な体験をすると

考えが変わってしまうらしい



そこからは放課後

いつものように友達の家に遊びに行っても残酷だった



かくれんぼをしたいと言われたので

開始したのだが

いつも私が1番最初に見つかり、鬼になる。



さすがにおかしい。


それになぜか私の隠れるところを誘導される。


絶対に鬼に告げ口をされている。


そう思った私は、

部屋の中で隠れる

という手段に出た。


結果、私の勘は正しかった。



「〇〇ちゃんがここにいるって言ってたけど、ここにないよ〜?」

「おかしいな〜?
私は見たときはそこにいたよ〜?」



おい、おい、おい。

学校ならともかく、放課後までそんなことするかい?

それなら私を家に呼ばなければよくないかい?



そんなことを思っているときに見つかってしまった。



私はどんな顔していればいいんだい?

そして、君達はなぜ私に普通に接することが出来るのだい?


さすがにバレたと思ったのか、今度は方向性を変えてきた。


それは


隠れた私をいつまでも見つけないという手法。

それはそれで質が悪い。

小学生にとって暗い場所にずっといることは

拷問を受けていることと同じ。

いつ見つけてくれるのだろう?

私のことは覚えていてくれるのかな?

もし、このまま忘れて解散してしまったら?

友達の家という未知の場所。

何も知らない親に見つかったら、

最悪である。

そんなことを考え

10分

20分

30分

体感にしたらそんなかんじ。


ワクワクとドキドキが

入り混じる。


さすがに長いだろうと思って

外へ出てみた。


すると


みんなでテレビを見ていた。

それも楽しそうに。


私を見つけた1人がいった

「難しすぎてぜんぜん見つけられなかったよ~」

「隠れるのうますぎ~」


おい。お前見つける気なかっただろ。

部屋のドアを開けてすぐにいなくなったのはどこのどいつだ。

やめるなら

「かくれんぼやめるから、出てきてよ~」ぐらい言え。


私はショックでそこからの記憶をなくしてしまったが、

なんとか自力で帰ってきた。


その後、私が友達の家に遊びに行くことは

なかった。



そこで
なぜ私は毎日友達と遊びに行っていたのかを考えた。

出た答えは

「友達と遊ばないと仲間外れになるから遊ばないと」と

無意識にそんなことを思っていたからだ


でも無意味だと知った

私は何もしていないけど嫌われた

これは無理して人に引っ付いても、人は離れて行くことを意味する。

こんなくだらない世界に期待することはやめよう

そこから心を閉じて表面的に人と関わすことになった。



~そこから十数年後~

私は誘われて生命保険会社に入社した

そして私へ転機が訪れる

仲良くなった先輩に

「人が信じられない」と

勇気を出して相談をした

すると

『人の見る目をつけろ

もっともっとたくさんの人に出会え

たまたま出会ってきた人がそんな人だっただけ

でも、世の中そんな人ばかりじゃない』

息が苦しくなった

ただただ涙が溢れた

ただただ嗚咽が止まらなかった

そこから私はたくさんの人と話すようになった。

そしたら、本当に心から優しい人にたくさん出会った。

今なら昔の自分にこう伝えてあげたい

『あなたは将来、本当に優しい人たちに出会うよ

今は人を信じられないかもしれないかもしれないけど、

信じて行動すれば必ず道は開けるから』


これは私の場合の話

みんなに通じるわけではない

誰にも言えないなら

私に言え

私は家族に相談できなかったから

でも救えはしない

自分を救えるのは自分だけだから

でも話は聞いてあげれるから

誰にも言えなくてつらいなら

私に言え



最後まで読んでくれたあなたが

大好きです



最後にハートを押してくれたら

泣いて喜びます










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