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春のザクロをみた日、彷徨う私、調理補助
春のなんにもない 霞がかかったような穏やかな日。久しぶりに私は、穏やかに1日を過ごした。
主人は、今日、私が家事をしなくても(正確には洗濯と買い物と料理はした)あまり(というか全然)文句を言わない。まるで、私の雷⚡を恐れているかのようだ。
今日は、仕事が 週5日になってから、初めて1日、自分の好きなようにゆっくり過ごした。
目が覚めてから、自分のペースで食事を摂り、ゆっくりと洗濯物を干し、買い物に行き、また 昼寝なんかしちゃって、料理をし、全く自分的には穏やかだった。
夕方には、2時間くらい負担のかからないヨガをした。
普段の仕事が、調理補助のパートなのだが、これが結構ハードで「前の日は疲れないようにゆっくりと」過ごせ、などと、社則に書いてあるくらいだから、自己コントロールは、きっちりと。
春のこんなのんびりとした日はありがたい。
心のなかも、ぼうっと穏やかな霞がかかったように、ニュートラルで、なんの波もない。
ありがたい。
こういうとき、人体では、副交感神経が優位で、毒素もでて、デトックス出来てると思う。
リラックスできていい……
会社に行くと、社員さんの体調、メンタルの具合、ストレス度によっても、心ない言葉を言われることもある。
マスクをして低酸素で高温で湿度も高く、時間に追われると、そういう事態は度々ある。
理性の前頭葉の働きは、ストレスで低下し、大脳辺縁系などの原始的な感情をつかさどる部位がクローズアップして働く。
人間も動物。怒りや苛立ちが抑えられないときがある。
自分は、頑張っている、なのに……という気持ちがあると、衝突もある。
そこは、明るく、吸収できるくらいの余裕がないと、ぶつかって人間関係がこじれる。私は、パートだ。たった4時間だ。
ばかになれる人は、ほんとうは頭がいい。
父の言葉だった。
怒鳴られても、イジワルされても、カワセルくらい柳に風で生きていたい。
「修行だ!修行だ!」と、洗浄してると、分かる人は「山田さんらしい」と、笑ってくれる。
「ユーモアの分かる人はかえって知能が高い」
そういう言葉で、よくふざけあったマサさんが、ここの調理場を離れるという。
何十年も勤めた「救世主」M坂さんも。
「世代交代だよ」
………やめてくれ。いやだ。
これから皆を引っ張っていく、技、知識、そして調理場の精神を受け継ぐ人が、消えていく。
希望の火も消えていく。
(山田さん、私の作った料理、貰ってく……?)
(………こんなに良くして戴いて……)
ー度々あった会話よりー
トップ画像は、近所のザクロ。
実がなると種のまわりの果肉が
爽やかで、すっぱくて、珍しい
お味。
ひとそれぞれだけど、好む人は
好みます。
私は、すきな味。