手相占い師藍さんと、お花畑の天使たち☆〜6〜
去年のその頃は 秋の入り口で、天気が変わりやすく、毎日忙しい仕事を抱えた私には、天気を憶えている能力もなく、ただ、曇っていた……それだけ、それだけしか私は憶えていなかった。
藍さんの雰囲気は、私が22歳のときに亡くした親友に似ていた。
親友は、賢く 優しく 心広く 慈愛に満ちて、人間的に大きな人間だった。だからこそ、You Tubeで初めてみた時、思ったのだ。「この人……応援してみようかな」
藍さんのいる、「まほらま」の近くで、昼食を摂りながら、私は 落ち着かなく ソワソワして待った。人のいる所では、私は 若い頃から落ち着かない。やはり、自意識過剰なのだ。ただ、藍さんが教えてくれた(You Tubeで)手のひらの手相を見ると、何となく落ち着いた。そこには、藍さんの言った、私の人生の航路が書いてあり、情報に溢れていた。
これから、藍さんのワークショップで、手相の見方を直々に教えてもらう。今日は、教えてもらうのと、藍さんに会うのと、半々の楽しみで来ていた。
ぼーっとすることも出来ず、食事の味も覚えていなかった。折角の美味しい食事なのに。
これからの事は、何もかも、私の新しい冒険。私は、若い頃から、親に新しい冒険を制限されていた。
けど、結婚して もう10年。主人も許してくれてるし、いいよね☆
少し、時間が過ぎていた。10分足らずで「まほらま」に戻れるだろうか?
お会計を済ませて、ファミレスを出る。
「まほらま」に向かう。
藍さん、「あ、皆、もう集まってますよ〜」
……………そして、ワークショップなのだが、
4人の仲間が、集まっていた☆
つづく