シナリオ・センター研修科の日々
私が、通学している、シナリオ・センターは、東京、港区北青山の界隈、最寄り駅は表参道駅から歩いて10分ほどのところに在ります。
細い路地を通っていくとコンクリの3階建てが在るのですが、私はここの研修科、竹村クラスに所属しています。
ここに、1年前入室したときには、10名足らずの生徒がいて、同期生は約3名ほど。そのうちの一人は、もう、さっさと課題を修了して作家集団に上がったようです。
私は、家事をしながら、コンクールも出品しながら(コンクールも出品可)マイペースで学んでます。
個性的な先生がいます。
竹村先生というのですが、最初は、舞台で役者をやっていたようです。シナリオも勉強し、現在は研修科の講師、作家集団の担当教師もしています。役者業も続けているよう。
役者さんだけあって個性的なハンサムさんです。背はそんなに高くはありませんが、ちょっと異国風な方です。シニアに入るかという年代で、話をしていると私とほぼ同年代のようです。(80年代、映画の話題で盛り上がります)。
個性的な生徒さんがいます。
現在、すごく増えて10名ちょっと。
去年の今頃、私達、新入生が入った頃には、1回の授業で、みんなの課題を読み上げて、まあまあ足りる時間だったのですが、現在、しばしば時間内に全員が読み上げきれない始末。
この間、1番最後に入室した私が、読みあぶれました。
課題が、30個ほどあります。
1か月に4つずつなので、早く終るときは、8ヶ月ですが、平均して2年くらいかけて卒業していかれるそうです。
割とえぐい課題もあって、「復讐」、「憎しみの一瞬」など、やたらとそれが印象に残る……書いているときが地獄だからです。
かたや「魅力的な男、女」、「結婚式」などの明るい課題もあります。
ほんとうに、えぐい内容のときは、地獄をみます。
家族内闘争、紛争が、当然のように勃発します。人間の悪感情の深淵なぞ覗き込むもんでない(と、私は思う)。
過去の怨恨、恨みが浮き彫りにされ、人間関係に支障をきたします。
取り敢えず、今は、職業の課題なので、それらは小康状態。
個性的な生徒さんたち……
某国営放送のドキュメンタリー番組を現在創っておられる方、小学校の先生、若い女の子なのだけどエログロが得意な子、才能溢れる正体不明な方は多数、突然K国へなんのツテもなく映像の勉強に単身出国してしまう映像関係学校出身の男の子……年上から若い方、そして、シニアの訳のわからない私……
課題を読み上げる傍ら、映画や演劇の細々とした話題で盛り上がったり、エログロで盛り上がったりします。
映画やドラマの話がでたり、企画やコンクールについて、最近の映画などについても話題にでます。
課題は、1ページ200文字、20枚で仕上げるので、起承転結は書ききれないことが多いです。
けれど、「スケッチ」なので、だいたいドラマが(人間ドラマ)が書けていればいいようです。
2ページで、1分間。読み上げると1人10分間のシナリオ。
それぞれのドラマの切れ端が覗かれる、1講義120,分間の授業。
約15〜20分の講評と、皆さんからの感想が頂けます。
生徒たちは、人間観察も課題なので、授業中も人間観察怠りません。
私は、皆さんの課題のメモを取って、感想を言うのが精一杯です。
表参道、個性の集まり、シナリオ・センターの授業のささやかなご紹介でした。