自分の選んだ美しい色
私たちは12次元に分かれている存在だということを思い出すと、今の自分の在り方にリラックスして生きることができるように思います。
*12次元と何ぞや?という方はこちらをどうぞ↓
肉体という小さな器に納まりきらない広大なスピリット存在である私たちが、3次元において人間体験をする時には、あえて不完全なものにしてそれを収めるしかありません。
つまり、自分が不完全であることは意図的であるということ。自分がこの肉体で体験しないことは、他の次元の自分が体験しているということです。
それは、今自分が得ている肉体や能力、生まれ育ちや諸々の環境は、12分の1である自分が体験しようとしていることのためには、ある意味ベストであるということでもあります。(生まれ育ちに関しては、バックアッププランという場合もあるので、その際は本来自分が望んでいたものにフォーカスをする必要があります。)
*バックアッププランについてはこちら↓
私が美人に生まれなかったのも(笑)、大富豪の家に生まれなかったのも、日本人として生まれたのも、女性として生まれたのも、すべてプラン通りです。
親に関しては、どうやらバックアッププランで生まれてきたようで、本来なら祖母(明治生まれ)を母親に選んでくる予定でしたが、さすがに大正~昭和初期に生まれることは、私の魂にとってはハードすぎる条件だったのでしょう。なので子供ができなかった祖母(母の養母)と出会うための最善の時と場所に生まれてきたのだと思っています。
12(正確には11。一つはハイヤーセルフという統括する存在なので)に分かれた自分が体験したかったことの、どの部分を今の私が体験しようとしているだろう?と感じてみるのは、自分の人生において進むべき道をわかりやすくしてくれるように思います。
そうして、今自分が備えている能力や感性、肉体の条件は、その道を進む時に最大限に機能するようになっているのだと認識します。つまり、「無いものねだり」は全く必要なく、「あるもの」にフォーカスしてみると、自分は何をしたいか、しようとして生まれてきたかが浮かび上がります。
これは、生まれる時に選んだタイミング(場所・日時)によって、宇宙から注がれるエネルギー(占星術などで示されている)によって自分に付加するものも含まれています。たとえ外科的な処置や計画出産などで生まれるとしても、それさえも魂は選んでいるようです。
体験のすべてが俗にいう「幸せなこと」である必要はありません。苦しみや悲しみさえも、それを体験することで得るものが目的であることもあります。しかし、その体験の苦しさに埋没し続けて終わるために、それを選んでいるわけではないようです。
近年、有名人の自殺が相次いだことがありました。なぜ??という多くの人の疑問や悲しみを目にしましたが、私は12次元に分かれているその人達の魂に思いを馳せました。あの世に戻るタイミングは、分かれているすべての自分が了解した時にしか起きないので、唐突な自殺であっても、それは魂にとってはOKなサインだったのでしょう。
有名人の生死は、時には多くの人達にさまざまな影響を与えます。そういう役割を担った存在であることを引き受けているというのも、その人の魂のプランの一つといえます。「死」は時には最大の「愛」であることもあるのです。例えば、親が早世することで子供に愛の尊さを伝えることも、実際には起こっています。
起こることをどう受け取るか、自分が選んできた11分の1をどう生かして生きるのか、常にそういう視点を持つことで、本来の自分の魂の望みを生きることができるのだと私は考えています。
我が子からDNA的な外見や能力の苦情を言われることもたまにありますが、「それを選んだのはあなたなのでご愁傷様です」と言って子供に怒られます(笑)でも本当にそうなのです。
ただし、朗報(?)もあります。地球のバイブレーションが変化するにつれ、私たちを11に分けていたベールも薄くなり、他の次元の自分が持っている能力や性質が、こちら側と融合してきているようなのです。これまで自分には皆無だと思っていた能力が、想像を超えて自分の中で花開いていくことが起こってきたりしています。
それは必要となったときに表れてくるようです。たとえば、口下手で恥ずかしがりだと認識していた人が、何かのきっかけから朗々と上手に話をするようになったりします。そしてそれは、その人の魂が望むことを実行し始める時に、自分に許可を下すことで発現しやすくなります。
もしくは、自分では全く意図していないのにそれが起こることもあります。そういう時には、それは総括した自分の魂全体からの望みの発現なので、そこに溢れてくるものを生かしていく道へ進めばよいのでしょう。
つまりは、リラックスして自分自身を俯瞰して見る視点を持ち続けることが大切なのではないでしょうか。今ここに表れているものへのフォーカスを忘れずに、自分を生かす生き方へと進んでいけば、自ずと行くべき場所へと向かっていくのだと思います。
プリズムによって様々な色に分かれていた光線が一つの白色光線に戻る時・・それが私たちがこの肉体を脱ぎ捨てて魂存在のみの場所に還るときです。それまでは、自分が選んだ美しい色を堪能し、喜びを持って味わっていけたらいいなと思っています。