こんばんは、以前noteで美術1級合格者の方に簡単なアンケートを取ってブログを書いた者です。美術検定が近づくにつれて、過去のnoteを読んでくださる方が増えてきたので何か思い出して書けることがあるのでは?と思い、再び記事を書くことにしました。資格試験ブログを書いている方にも取り上げていただいたみたいで、ありがとうございます🙏
さて、美術検定まで残り2週間ほどになったので、もうありとあらゆるブログを読み漁ってもう何も読むものがない…という人とおしゃべりする感覚で書いてみようと思います。
①選択問題の分析
2018年〜2021年の選択問題を分析すると、大きく分けてざっくりと3つに分類することができると思いました!
(が、これを書きながら気づきましたが、2021年から選択問題は5問から15問に増えてるんですね。しかも、難易度が上がっている…(> <) なので、+1として下の方に対策方法を考えて書きます)
さて、傾向を大きく3つに分けると、以下のようになるなと受験当時考えていました。
1つめは…
「美術に関する行政や法律」。
博物館法、社会教育法、文化芸術基本法、生涯学習振興法、文化財保護法etc.
2つめは…
「美術館の建設、リノベ事情」。
リノベーションって、過去4年で2回も出てるからどの美術館がリノベなのかは知っといた方がよさそう。あとは、最近新しい美術館も増えてきたので建設計画の元になっている法律やその街の期待、これまでの美術館になかった機能なども調べておくといいかも。
3つめは…
「国内外の芸術祭とボランティアの役割」。
今年は異常に国内外で芸術祭が多かったので、一通り目を通しておくといいかも。いつ始まったのか、市民やアーティストの関わり方は…?、その芸術祭の元々のコンセプトは…?など。
+他に押さえておきたいこと(特に2021年の傾向を踏まえて)
勝手なことは言えませんが、7割ぐらい取れていたらいい方なんじゃないでしょうか…?上で挙げた3つの傾向に加えて、「資料を踏まえて答える問題」と「時事問題」と「現代アートに関する基礎知識」が新たに入っていますね。さらに、「環境問題」のキーワード(SDGs)も入ってきている…。
国内だけではなく海外の時事ニュースも知っておいた方が良さそう。特に、今年はヴェネチア・ビエンナーレ、ドクメンタ、国際芸術祭「あいち2022」、瀬戸内国際芸術祭、リボーン・フェスティバルなどなど、惑星が直列する年のように一気に芸術祭が開催されているので、その辺で生じた問題などを細かく読んでおいた方が良さそうです。例えば、ドクメンタで批判された反ユダヤ的な作品や、あいち2022は前回と何が変わったのか…などは押さえてもいいかなと思いました。
復習するのにちょうど良い本
基本用語をもう一度押さえる…
現代アートや国内外の芸術祭などを押さえる…
行政の動きや制定されている法律、ボランティアの意義や役割を押さえる…この本からめっちゃ出る。
②記述問題の分析
記述問題は2020年からガラリと変わったため2018年と2019年は私だったら無視します笑 なので、2020年と2021年の傾向を見ましょう!
その前に、美術検定のホームページを開いてみると1級に求められているものは以下のようなことですよ〜と書いてあるので、読んで初心に返りましょう。私も見落としがちでした。
さて、2020年と2021年の問題はどちらもコロナ禍の課題の分析と今後の方針についての意見を書くものでした。
2020年
2021年
2021年の採点基準は以下の通りですが、これもそんなに変わらないと思います。しかも、構成の例が書いてあるので、序論(300字程度)・本論(600字程度)・結論(300字程度)と予め決めておくといいですね〜。
書くときの注意
そもそも美術業界は〜というように、主語が大きすぎると言いたいことが曖昧になってしまうので、あくまで「アートナビゲーターという資格を取ってボランティアとして美術館やアートプロジェクトに関わる立場で書くことが求められている」とイメージした方が書きやすいです。こういった活動をやってみると美術館と市民の距離が近づくんじゃないか、作品の理解が深まるんじゃないか、など具体例を挙げて説明できるように、試験の日までに良い取り組みはどこかにURLをまとめておくとよさそうですね!
2021年の問題には課題を述べて提案せよとは書いていないですが、「どういう課題があるので、このような活動をしましょう」と持っていけたらいいのかなと思いました。
構成例
構成例をいくつか書いてみました。ぜひ参考にしてください🙇♀️
試験がんばってください!!!