スペイン旅10:久しぶりの海外旅で感じたこと、考えたこと
〜旅の概要〜
2度目のスペインへ行ってきた。
私が数年前にバルセロナを訪れてからコロナ禍、ウクライナへのロシアの侵攻、
イスラエルとハマスの戦闘と世界情勢が変化し、私の旅の目的や思いも変化している。
コロナ禍を経て世界はどう変化しているのか?戦争の時代の今観るべき物、訪れるべき場所はどこなのか?を考えながら歩いた。
旅行した日:2023年10月17日から10月25日まで
第9回の記事はこちらをご覧ください↓
4年ぶりの海外旅で感じたこと、考えたことを少し書いていこうと思う。
コロナ禍後の世界
世界と言っても、今回は経由地のドバイ国際空港とスペインの3都市だけなのだが、コロナ禍前と変わらないか、むしろ賑わっている感じを受けた。
キャッシュレス化が進み、ほとんど現金を使わなかった。
オンラインの事前予約制をとっている施設が増えて「チケットを買うための行列」を見かけなかった。(コロナとの関連性というより時代の変容?)
衛生面の対策(アルコール消毒やメニューのQRコード読み取りなど)は見かけなかった。マスク使用率ゼロ。
ウクライナへのロシアによる侵攻
航空機の航路、物価の高騰、原油価格の高騰など様々な影響が大きかった。
現地では、戦いの犠牲になった方も増え、また冬の到来と共に厳しい環境に置かれている方々も多いと思う。
1日も早く平和が訪れることを祈るばかりだ。
超円安時代の海外旅
ホテルやエアチケットを予約し支払いをした3月の時点で1€=144円くらい。
旅行中は1€=159円くらいまで円安が進んだ。食費の節約のためにレストランではなく市場やスーパーで買い物をしてホテルで食べたりした。
中国経済の失速
2019年にイタリアを旅した時、どこに行っても中国の団体ツアーがいたが、今回は一度も見かけなかった。たまたまなのかはわからない。アジア圏は韓国と日本、シンガポールの中華系の人を見かけた。
カタルーニャ独立運動の行方
2016年にバルセロナを訪れた時は、カタルーニャ独立の機運が高まっており、町中の建物のバルコニーや窓にカタルーニャの旗が掲げられていた。今回はほとんど見かけなかった。どんな情勢の変化があったのか…..。
都市の光と影
東京でも、ホームレスが集まる公園の横を観光客が歩いている光景を目にすることがあるが、マドリッドのマヨール広場やグラナダの旧市街地区、バルセロナの路上にダンボールを敷いたり、テントを張って寝泊まりしている人を見かけた。上記したコロナ禍やウクライナ侵攻、そしてアフリカ諸国からの難民も影響していると感じた。
イスラエルとハマスの軍事衝突
旅行開始の10日前にイスラエルとハマスの軍事衝突が起き現在も続いている。
パレスチナ問題は、アラブ民族運動を支援しつつ、ユダヤ人の国家建設にも甘い言葉をかけ、仏ロと第1次対戦後の中東地域の分割を秘密裏に決めた英国の「3枚舌外交」に端を発すると言われている。
ユダヤとアラブの間にはお互いの正義や言い分があり、わだかまりや歴史的な軋轢も数多くあるのだと思う。
しかし、ガザ地区の病院への攻撃で多くの新生児や治療が必要としている人々が犠牲になっている現実がある。
1日も早い恒久的な戦闘の停止と人道状況の改善を強く願う。
以上でスペイン旅ノート終了です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
またどこかでお会いしましょう!
*撮影機材
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