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台風19号「ハギビス」忘備録

これまで経験した事のないレベルの風雨の猛烈な台風「ハギビス」がやって来る。
と、報道されはじめたころ現状の被害の大きさを想像できた人はいただろうか。
東京都は、都民に3日分の食料の備蓄の他に停電、断水に備えるように告知した。

混乱の始まり。10/11(金)
大きく報道され始めると、スーパーや量販店から商品が消え始めた。
窓ガラス養生テープ、カセットコンロ、カセットボンベ、電池、袋麺、カップ麺、缶詰、水。とにかく何もない。
なんとか、手に入れた物で、停電する前に。と、カレーや豚汁を作り、おにぎりを握る。浴槽に水をはる。
飛ばされそうなベランダの植木鉢などを中に入れる。

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台風の襲来。10/ 12 (土)
朝から早くも雨が降りはじめている。
外出は危険と報道され、昼前にはほとんどの公共交通機関は計画運休となる。
初めのうち、静岡県の被害の様子が伝えられて、「うわー凄いな」と思うが
どこかで「まあ大丈夫だろう」と根拠なく考える。
しかし、昼過ぎから夕方にかけて雨風がどんどん激しくなり不安になってくる。

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そしてスマホから、緊急アラートが今まで聞いた事のない音量で鳴り響く。
区から、隣の市から、国土交通省から。
避難準備、避難勧告、避難所の案内、河川氾濫情報。
避難所より、自宅の方が河川から遠く、標高が高くて、鉄筋コンクリート建物の
上階なので自宅待機を選択する。
同じ区内の友人と連絡をとったり、家族の無事を確かめたりして深夜にやっと眠る。

台風の被害がわかって来る-その1。10/13(日)
朝から台風一過の快晴で、真夏のような日差しが広がる。
見わたす限りでは、特にいつもと違ったところはなく、のんきに洗濯物を干したり
作りおいた物で食事をとったりする。
しかし、TVを見ると甚大な被害が次々と明らかになる。
河川の氾濫、堤防の決壊、屋根でタオルをふる人、消防のボートで避難する人、
自衛隊のヘリで救助される人。
見続けていると、8年前の大震災を思い出してどんどん辛くなる。

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いったん情報を遮断して、外に出る。
台風の影響でクローズしていた店舗が少しずつ開店しているが、電車はまだ不通区間が多い。友人と遅めのランチをしておしゃべりして夕方に帰宅。
夜は、奇跡的に開催されたラグビーWカップ1次リーグ最終戦日本対スコットランドで、気迫溢れる日本代表の試合に感動して「トラーーイ!!」「行けー。」「つぶせー。」と声援してストレス発散する。

台風の被害がわかって来る-その2。10/14(月)
台風から2日経ち更に被害がわかって来る。
東日本の広域で浸水被害。堤防の決壊21河川。少なくとも死者29人、行方不明14人。追い打ちをかけるように朝から雨が降り続いている。
被害の全容はまだ把握できていない。←イマココ。

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この度の台風で被害に遭われた皆さまにお見舞い申し上げます。
1日も早い復興をお祈りします。

#日記 #エッセイ #台風 #忘備録

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