5等三麻基本戦術②-1 テンパイしたら基本的には立直
皆さんこんにちは。最近全くサイコロが振れておらず、他家のサイコロを支払ってばかりのEmijaです。
今回から何回かに分けて、5等三麻の基本戦術②「門前が強く鳴きが弱い」について解説します。
②-1 テンパイしたら基本的には立直
5等三麻において、最強の役とは一体何でしょうか。
そうです、立直(リーチ)です。改めて立直のメリット・デメリットを整理しておきましょう。立直が強いのは知っているよという方も5等三麻ならではのメリット・デメリットも記載したので、ぜひ読んでみてください。
【立直のメリット】
・役が付き、一発や裏ドラなどで打点が上がる
→5等三麻では、常時裏ドラを2枚見ることができるうえ、三倍満以上を和了するとボーナス祝儀をもらうこともできるので、さらに立直が強くなります
・他家がオリたり回ったりすることで、決着が長引き、ツモ率が上昇する
→四人麻雀とは異なり、5等三麻では立直をして決着が長引いたため、「北」や華牌を抜くことができて打点が上がるケースが頻発します。また、点棒三麻よりも抜ける牌が多いため、このケースの頻度と威力がどちらも上昇します。
また、ツモ和了することでロン和了の倍の祝儀を獲得できる5等三麻において、ツモ率の上昇はとんでもないメリットです
・白ポッチをツモることができる
→立直後、一発で白ポッチをツモることができれば、サイコロを振ることができますし、それ以外の場合でも和了することができるので、白ポッチはとても強力な牌です。
※5等三麻において、最もやってはいけないことが即ポッチ逃しです。目に見えて分かる即ポッチ逃しをしてしまうと、精神的にもかなりダメージを受けてしまいます。。。
【立直のデメリット】
・和了牌以外ツモ切りをしなければならない
→使えたはずの赤5や金5、待ちが良くなる牌などをツモ切らないといけないのは確かに大きなデメリットです
・オリることができなくなる
→点棒状況的に絶対に全ツしてくる他家(特に親)がいるときは、普段よりも立直をする頻度は下がります
いかがでしょうか。基本的に門前でテンパイしたら、親・子、良形・愚形、先制・追いかけに関わらず立直して構いません。
全部の門前テンパイで毎回立直した場合、80%の手で立直が正解、10%の手で立直するかしないか微妙、10%の手で立直が不正解になるイメージです。とりあえず始めのうちはどんなテンパイでも立直しましょう。
例外 立直してはいけないシチュエーション
・テンパイを外すことで高打点(三倍満以上)を目指せるケース
例えば、上記のような手牌について、四人麻雀や点棒三麻では、既に満貫以上が確定しているため、打2pとして立直を推奨します。
しかし、5等三麻では他家の動き(立直や仕掛けなど)がなく、12巡目(捨て牌2段目)までなら、打7s(8s)でテンパイ外しを推奨します。この手は門前で混一色をテンパイすることができれば、立直メンホンドラドラ赤の7翻が確定するうえ、入り目によっては一気通貫や一盃口を狙うことができ、一発や裏ドラ、「夏」や「秋」などによっては三倍満以上を狙うことができます。
また、上記のような手牌では、四暗刻を目指してダマテンとします。(1pと3pが表ドラなどで立直ツモと合わせて三倍満が狙える場合は立直してもOKです)
さらに言うならば、序盤で他家に動きがない場合は6-9sを見逃しても構いません。仮に78sの部分が68sで愚形待ちだった場合は、良形時よりは見逃しの頻度が下がります(他家の動きに対応した緊急ロンがしにくいため)
本役満はロンでもツモでも計10枚、さらにサイコロ(期待値約7枚)を振ることができるので、チャンスがあればかなり積極的に狙っていきましょう。
・既に役があり、良形への手替わりが多いケース
上記のような手牌では、8種類(1p,3p,4p,6p,1s,3s,4s,6s)も良形になる手替わりがあるため、ダマテンを選択します。しかし、東の暗刻がオタ風の暗刻などで役がない場合は立直をするか、役なしダマテンをするかはかなり微妙になります。
また、これは4連形×2のすごく手替わりがある手牌なのでダマテンですが、これが以下の形になると、良形手替わりが4s種類(5p,7p,5s,7s)になるので、当然のように立直を選択することになります。
役が既にあって、良形手替わりが6~7種類程度ある場合はダマテンとすることが多いです。
・点棒状況的に絶対にオリない他家(特に親)がいるケース
例えば、東3局で50,000点(自分)、40,000点(子)、15,000点(親)という状況の場合、愚形立直はかなりしにくくなります。特に序盤(6巡目まで)の場合は、テンパイ外しをして良形または役ありのテンパイを目指しましょう。
それでも、立直した場合の一発裏ドラの祝儀の価値が高く、和了すればトップ確定なので、役がなく愚形の中でマシな待ちの場合(間8sや西と6pのシャンポンなど)や立直して三倍満以上が確定する場合は立直してもOKです。
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