工事のこと|解体してみてわかったこと
物件の契約から早4ヶ月。遂に着工・解体工事が行われました🙌
私がお邪魔したのは、解体後の墨出し(糸と墨で躯体に工事を行うための印をつける作業)を終え、大工さんが下地の骨組みを立てている最中の現場でした。
既存の住宅を活用するリノベーションでは、築後数十年を経過した建物に手を加えることも多くあります。
設計は、建物が竣工した当時の図面をもとにプランニングしていきますが、竣工図自体が正確ではないケースもしばしば。
なので、解体してみないとわからないことはよくあるのです。
(解体後に判明したイレギュラーをプラスに転じさせられるのがリノベーションの醍醐味でもあります✨)
解体してみて
私の家を解体してわかってたことは、
①取り払うことができない柱が竣工図よりも小さかった
②躯体の床が浅かった
③ダクトを通すための躯体の開口が四角だった
などがありました。
それぞれの事象とプランナーさんによる解消案をご紹介します。
①取り払うことができない柱が竣工図よりも小さかった
玄関土間とWICにする予定の空間の間に構造柱があり、この柱を起点に壁に厚みをもたせ収納に充てる予定です。
想定よりも大きかった場合は周りの空間に影響を与えますが、想定よりも小さかったため隣接するWICの収納スペースが若干増えました。
②躯体の床が浅かった
床を剥がしたところ、竣工図よりも躯体の床が浅いことがわかりました。
これにより予定していたレンジフードはキッチンの天板の高さとの兼ね合いで、消防法の規定内におさまらないことがわかりました。
そのため、代替のレンジフードをプランナーさんが提案してくれました。
③ダクトを通すための開口が四角だった
円柱のダクトを通すため躯体の開口は円柱であることが多い中、私の家は平たい長方形でした。
そのため開口とダクトの間に媒介となる箱を取り付け、箱を介して排気する案を提案してくれました。
これにより冷蔵庫の高さに制限が生じますが、ひとり暮らしのため大きな冷蔵庫は必要ないので抵抗はありません。
このように、リノベーションには計画通りに進まないことが多くあります。
やりたいことができなかった!ということを極力減らすため、ワンストップリノベーションにおいては、
が、リノベーションの満足度を大きく左右するのではないかと感じています。