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you+ 〜わたしを変えてくれたもの〜

⦅ わたしを変えてくれた『旅』する行動力 ⦆

まぶたを閉じると浮かんでくる
エメラルドグリーンの海と、コバルトブルーの空が広がる世界

いつか見た情景を心に描くとき
同時に、わくわくしながらカメラのシャッターを切った瞬間を思い出す。

act.1 挫折から始まった

10年ほど前、わたしは大きな挫折を経験しました。

忙しい業界の中に身を置いて
仕事自体はとても楽しく、やりがいもありましたが
毎日業務に追われる日々を送っていました。

仕事没頭し続けた結果、
次第に体の不調があちこちに出始め
ある日、通勤電車の中で倒れてしまったのですが

この時初めて、もしかして私の体おかしい?
と気付いたのです。

そして、同僚に強く勧められ
受診した心療内科でうつ病と診断されました。

今でこそ、自分の好きなことや
やりたいことを見つけることが出来て

前向きな生活が出来るようになりましたが

そこまでの道のりは
山あり、谷ありと、厳しい時代が続きました。

ようやく見つけた『やりたいこと』
それこそが、私を変えてくれたもの。でした。

act.2 伝えたい想い

現在、わたしのライフワークは旅を通して
<写真や作品を発信すること>です。


過去の経験から
感動する景色を前にした時や
ちょっとした嬉しい出来事があった時など

その瞬間の感情や気持ちを大切にしたいと思うようになりました。

風が体を通り抜ける感覚や、
その場所ならではの音や、香りを感じた時

自然の力強さや
心地よさ

そうした全てをしっかり受け止めて
感じることで

「わたし、ここにいるんだ。」
と実感することが出来るのです。


いつの頃からか、

そんな自分が体験した
素晴らしい景色や感覚を
沢山の人に伝えたい…!

と、考えるようになりました。

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初めの頃は、撮った写真をSNSに投稿するところからでした。

徐々に見てくれる方が増えていき
嬉しくなった私はSNSで告知をして展示イベントを開催するようにもなりました。

この時は、ただ自分がやってみたい!
と思って衝動的に行ったことだったのですが

そうした思いや気持ちを感じ取って頂けたのか
開期も、会場決めも即決で
全てがスムースに進んでいったことを思い出します。
まるで誰かに背中を押してもらっているかのようでした。

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act.3 旅のミラクル!

メキシコ訪問中に遭遇した「死者の日」のイベントでのこと。

「死者の日」は日本でいうところのお盆なのですが、
メキシコでは街中や先祖のお墓(!)で飲んだり食べたり踊ったり
みんながお祭り騒ぎになる年に一度の一大イベントです。

渡米する前から、この日の盛り上がりを見ていたわたしは
あることを思い付いていました。。

それは、ペイント希望者の方のお顔を借りて、
路上で死者の日のアートメイクを施す活動をするというもの。

アートメイク中の写真:befor

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アートメイク完成:after

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初対面の人と顔を近づけて数十分間も過ごすことって
本業のヘアメイクさんでもなければ、そんなにない経験ですよね。

普通なら、恥ずかしさや気まずさを感じてしまいそうなシュチュエーションですが旅の中では不思議と、そんな恥じらいなどは忘れてしまうのでした。

緊張や恥ずかしさよりも
「これから素敵に仕上げるから待っててね!」
そんな気持ちが沸き起こってきて、気付けば職人魂に火がついたように夢中になっていました。

自分の新しい一面を知った瞬間でした。

act.4 旅×制作へ

そして、旅を基軸にした活動は
集めた素材を使用してアクセサリーを作り表現する
「制作」という方法へと変化していくことになります。

活動テーマは
「人と人の想いとストーリーを繋ぐこと。」

ひとつの作品が出来上がるまでには
色んな人の手を介していきます。

その時々に訪れるドラマや、制作の背景などを
伝えられる作品づくりがしたいと思っています。

↓こちらは、沖縄の波照間島にて
「タカラガイ」を使ったブレスレットとネックレスを制作した時の写真です。

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お世話になったご夫婦の元へお届けすることが出来ました…*

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今でも活動は続いており、
現在も新たな作品制作に取り掛かっています。

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act.5 旅の魅力

誰にも予想がつかないような事が起こる
生きたアトラクションのようなもの

わたしにとっての『旅』は、
それまで持っていた常識や考え方を
まるで竜巻のように巻き上げて行ってしまう存在であると感じています。

それは戸惑いを生むこともあれば

断ち切れずにいた思いを新たにしてくれる
きっかけにもなり

視野を広げ、
可能性を示してくれるものでもあります。


旅をしてからというもの

ときどき、
日常の中で立ち止まって
まぶたを閉じる時間を持つようになりました。


長い移動時間にそうしていたように。

様々な情景が浮かんでは過ぎ去っていく

その時間は

瞑想と同じ効果があると感じています。

そしてこれはどんな時でも、
自分をベストな状態に戻してくれる
”ルーティーン”のようなものになりました。


act. @

カメラのシャッターを切ったあの瞬間から

わたしのクリエイター人生は始まりした。


行動することで
未来を切り開いて行けることを知り

思いのままに進んでいけば
きっと上手くいくのだと

知ることができた、旅と、旅する行動力。


これからどんなことを始めようかな。
きっと、予想もつかないことが起こるはず。
人生は旅そのものだもの。

その時に、

心が迷わないように

大切なことを一つだけ記しておきたいと思う。

『一番大切なことは、感じるままに生きること。』





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