SW_北日本クルーズ1/3(1道5県)
企画の経緯
台風の季節のため予定を入れていなかった連休が近づいたところ、一日仕事をお休みして4日間という日程を確保しました。4日というと先日鹿児島の国境離島を旅した際に前泊後泊の4日間という、反省すべき旅程を組んだ実績があったため、4日間リベンジとしての旅程を組むことにチャレンジしようと連休1か月前に思い立ちました。
4日間であれば移動距離は欲しいと、船旅で検索し始めたところ、太平洋側と日本海側で北日本をクルーズできるルートが浮かび上がってきました。豪華客船での日本一周クルーズであれば日数と費用の関係から実行が難しいので、既存の航路で周遊しようと思い立ったものです。
なお連休ですでに高額化している交通費問題と、端っこ好きの私がいくつか取り込みたい訪問先の関係で、陸海空と飛行機からレンタル自転車までを交通手段も駆使したプランで臨みます。
旅程
アクセス
▼神戸空港>茨城空港(スカイマーク)
ルートを構築するなかで、大洗(茨城)~苫小牧(北海道)の航路を利用するために茨城空港の利用を検討したところ、連休にも関わらず早朝便7600円という価格に即決。
▼大洗港>苫小牧港(商船三井フェリー)
北海道と首都圏を結ぶ長距離フェリー航路を利用する。大洗・苫小牧とも訪問したことがなく、初めて利用する航路。
▼苫小牧東港>秋田港(新日本海フェリー)
北海道から日本海を寄港しながら敦賀へ向かうルートを利用して秋田下船を選択。新日本海フェリーは敦賀(もしくは小樽-舞鶴)まで北前船のルートをトレースするようにある。
▼秋田駅>新潟駅(JR)
秋田から関西に戻る方法を検討したところ、空路は地方空港料金と連休料金で高額になるため関西への帰路を検討。関西ー新潟間はメジャー路線となるため、比較的抑えた値段になるためチョイス。
秋田から新潟への移動は、JRを利用、移動兼観光で酒田(山形)を宿泊地に決定。
▼新潟空港>神戸空港(FDA)
ピーチは連休代金だったので、価格を抑えたFDAで新潟-神戸便を利用。今回は神戸発着となった。
現地移動
▼茨城空港>茨城千葉周遊(犬吠埼>大洗磯前神社>JR水戸駅)
大洗港出発は19:45で一日茨城散策が可能なため、レンタカーで周遊。行ってみたかった初日の出一番乗りの犬吠埼と大洗港付近の大洗磯前神社を目指す。
▼苫小牧港>JR千歳駅>JR南千歳駅>苫小牧東港(港移動)
北海道で4時間確保できるため、訪問先を検討したところ、秋に鮭が遡上する千歳川の畔に千歳川を覗くことができる千歳水族館を知ったため、立ち寄り先に決定。また苫小牧東港へのルートはJR南千歳駅からの路線バスのみとなる。
▼秋田港>JR秋田駅>秋田周遊(男鹿半島)
秋田港>JR秋田駅へは路線バスを利用。JR秋田駅前でレンタカーを借りて男鹿半島へ向かう。入道埼と八郎潟を突っ切る道路を目標とする。
目的
①関東から北海道を経て、日本海の秋田へクルーズ
②関東の最東端(犬吠埼)、秋田の最西端(入道埼)に到達する
③可能な観光をする
旅の内容
今回は旅の内容が1道5県あるため、記事を3回に分割しようと思います。
1回目は、茨城千葉周遊>商船三井フェリー乗船です。
2回目は、苫小牧周遊>新日本海フェリー乗船>秋田周遊。
3回目は、秋田>酒田泊>新潟>神戸に分割します。
①茨城千葉周遊>商船三井フェリー乗船(1日目)
観光
▼鹿島神宮・香取神宮
犬吠埼を目指す中、利根川をまたいで南北に鹿島神宮と香取神宮があります。別別に訪問したことはありましたが、一対となる鹿島香取両神宮はぜひ一度に参拝したいと、時間と戦いながら参拝しました。おかげ様で、無事御朱印も頂戴でき、満足です。
犬吠埼
日本一早い日の出は、納沙布岬ですが、初日の出の期間は地軸の関係で、ここ犬吠埼が日本一はやい初日の出の場となります。太平洋に突出した銚子半島からの景色を大変楽しみにしていました。
犬吠埼灯台は公開されているため登ることができ、広い範囲で見渡せます。
その日は風が強い日で、灯台の上を一周するまでに手に持ったなにかも飛んで行ってしまいそうな強風で、壁に張り付くように周りました。突端の景色、視界一面の太平洋の景色を見ることができました。
大洗磯前神社
思い描いていた、波が岩と鳥居を洗い流す光景が、海沿いの店舗間の空間から突然広がります。初日の出はさぞかし賑やかな場所になるのだと思います。想像を裏切らない景色で驚き、かなり満足感のある風景でした。
商船三井フェリー乗船
大洗港フェリーターミナルで苫小牧行きに乗船していきますが、水戸駅発のバスに間に合わなかったため、大洗駅から徒歩20分のアクセスとしました。大洗駅の駅前モニュメントは実寸のジオラマがあり、なかなか奇抜な駅前で、これが見えたなら徒歩20分もまあいいか、と思えました。
素晴らしく清潔で美しく快適な船で、企画タイトル「クルーズ」に恥じない優雅さを感じながら移動しました。苫小牧への到着は13:30のため、朝からも食事、大浴場、二度寝、など想像以上に満喫しました。
2日目以降は、苫小牧に上陸後から記事を続けたいと思います。
SW_北日本クルーズ2/3(1道5県)へ続く