北風と太陽
今、世界中が目に見えない存在によって混乱している。
この2020年という年をいつか何年も経ってから振り返った時、いったいどんなふうに感じるんだろう。
なんて、想像してみる。
マスクをするべきと考える人もいれば、マスクをしても意味がないという人もいる。
この世界中が大きな嵐の中にいる状態を、とても厳しいと感じる人もいれば、逆に大きなチャンスと考える人もいる。
一つの物事でもいろんな見方があって、いろんな感じ方があって、いろんな考え方がある。
最近よく思い浮かぶのが「北風と太陽」のイソップ寓話。
北風も太陽も、自分のもつ能力を使って勝負に挑む。
一般的には、北風の単純な力任せのやり方より、太陽のゆっくり着実な計画的なやり方がいい、というイメージだけど、実は知られざるもうひと勝負があったらしい。
https://honcierge.jp/articles/shelf_story/6975
私が思うのは、「勝ち負け」ではない、ということ。
「正解」も「不正解」もない、ということ。
そういう事実があったということ。それに対してその人がどう感じたか、ということ。それによってものの見方が違う、というだけのこと。
北風が吹くのは寒いしつらいけど、北風が吹くから、寒さの中で栄養たっぷりに育つ野菜がある。
太陽は肌の老化を促してしまうかもしれないけど、太陽が照らすから、人間はビタミンDを体内でつくれる。
ひとつの出来事にはいろんな側面があるから、今起こっていることややっていることが結果的にどうなのか、は今の時点では何一つわからない。
今はただ、壮大な映画の中の登場人物の一人、みたいな気分なだけだ。
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最後まで読んでいただいてありがとうございます!
ここで私の言葉をお届けできたこと、うれしく思います。
みちのえみこ