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ベアトリーチェのお話〜ベアトリーチェ・チェンチの肖像〜

サムネにも使ったベアトリーチェ・チェンチの肖像と言う、グイド・レーニによって描かれた絵画をご存知でしょうか?
知らない方の方が多いのかな?と思います。
それでは、フェルメールの真珠の耳飾りの少女と言うタイトルの絵なら、見なくても「あぁ、あの絵ね!」とわかる方もいるのではないでしょうか。
今日は初めて、この2枚の絵画についてのお話です。


ベアトリーチェ・チェチェンチとは

どんな人物なのかは、コチラをお読み頂いた方が早いです。
簡単に言うと、父親から性的暴力を受けていた彼女が父親を殺し、従属殺人の罪で死刑になった少女です。
そして、そのベアトリーチェの肖像画がこの絵です。

構図が真珠の耳飾りの少女とそっくりですよね?

このウィキペディアを読むとわかるのですが、実は真珠の耳飾りの少女はグイド・レーニへのオマージュ作品なのではないか、と言われています。
この絵に描かれているターバンは、フェルメールの時代において一般的なアイテムではなかったそう。
そんなターバンが何故この絵に突然描かれたのかわかってないとか、この絵に関する事は謎だらけなんだそうです。
今回は、フェルメールの絵の方ではなく、グイド・レーニのベアトリーチェ・チェンチの肖像の方を書きたいので、真珠の耳飾りの少女の事は置いておきます。


悲しい事実

ベアトリーチェ・チェンチの肖像…描かれたのは斬首刑に処させる直前の彼女なのだそうです。
だから白装束だと言う事を知った時に、ハッと驚きました。
そして、頭に巻かれているのは単なるターバンではなく、髪の毛で刃が滑らないようにと、髪をまとめるために巻かれているものです。
これから刑が執行される直前の少女の眼差しはとても悲しげで、だけどとても美しく、なんとも言えない感情が伝わります。
そして、とてつもない悲しみが襲って来るのです。

少女と白装束というとてもシンプルな題材だけなのに、色んな感情が襲ってくるこの絵が、とても好きになりました。


ローマにあるバルベリーニ宮へ

2012年11月、ローマ旅行の際にこの絵を見にバルベリーニ宮へ行きました。

ポストカードと入場券とバルベリーニ宮のリーフレットの端っこ

この絵の前に立って、色んなことに思いを馳せたのがもう10年も前だったのか!と、この写真を発見して驚いたので、今日はベアトリーチェのお話を書いてみました。
真珠の耳飾りの少女の絵の方が有名だけど、もしあの絵を目にした時には、ベアトリーチェを思い出してほしいなとの想いもあります。


この2枚の絵の話はと言うと…

実は、かつて『美の巨人たち』というテレビ番組で見たのもです。
今検索したらYouTubeに上がってるではありませんか!

読むより動画を見る方が早かったりして😅
Bobbyさんのベアトリーチェのお話で、この絵を思い出してもいたので、見てもらえたら嬉しいです。
残すは、ダンテの新曲のベアトリーチェです!

最後までお読みいただき、ありがとうございました😊

この時のローマ旅行の際、語学学校に半日入学したのは
もう忘れかけれしまってた思い出です

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