【216日目】H27本試験課題でやらかした失敗の数々②/課題建物計画チェック

今週はかなりハイペースで勉強したため、noteの更新が滞っていましたが、ありがたいことに、ディスカッションの内容が、文章でのやりとりだったため、復習の意味でも、それらをまとめることにしました。また、前回の写真では、整合していない部分が見えづらいので、課題を解いていなくても、おかしな部分がわかるように、青でJさんのリカバリー案を書き加え、投稿します。大枠は変わらないのですが、いくつかは改善できる部分があります。早いうちに手を打っておかないと、手戻りになる部分と、いざという時の打開策がわかりやすいです。

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まず前回のおさらいとさらにミスを追記します。
【H27本試験課題の大きなミス】
①住宅部門の出入口が、東南の奥まったところにある。管理人室、メールボックス欠落。
→読み飛ばし
⭐︎Jさんのリカバリー案:レストラン東側の外壁面を縮めて、レストランに待合スペースつくる。空いた部分は住宅部門のホールとして広げ、メールボックスや管理人室を設ける。設備スペースを小さくし、レストランの面積を確保。(設備は、キュービクルと室外機は3階レベルでOK。給水は、通常受水槽方式のポンプ直送式のため、35m以上で受水槽室だけ屋内に設ける)
★修正不可:主出入口からエントランスホールに入ってすぐに動線を振り分けることができない。
②屋上庭園を「デイサービス利用者も利用」と勘違い。→読み飛ばし、思いこみ。エスキス用紙にも誤った条件整理が書かれてあった。途中で誤りに気づき、どうにか修正案が出せた。
③住宅部門の4室を北側に配置→サービス付き高齢者向け住宅に関する知識(ショートステイとは違い、永住ではなくても長期間入居する等)スパン調整や、基準階の部屋割りのパターン練習が足りていない。
★修正不可:ウツワ出し、スパン割の段階で部屋割りを検討しないと、後戻りできない。
④車寄せ・駐車場の位置、車両動線北側のへりあきを転記ミス
→スパン割り、ウツワの段階では、へりあきは検討していたが、車両動線については検討不足
⭐︎Jさんのリカバリー案:風除室は、4×4なら2方向からアプローチできるので、コマの一部を削って歩行者用通路にし、車回しの車両動線を確保する。
⑤大きな吹抜け空間なのに、短辺方向しか接しておらず、2階のホールが小さい。
⭐︎Jさんのリカバリー案:便所を分割すること(最悪の場合の選択肢に持ってると強いとのこと)で、空いた部分を2階ホールにし、明るく開放的な吹抜け空間に。大手術せず、見事に解決。

■今日の学習報告(7/29)
今日のディスカッションは、相手のH27本試験課題のプランを見て、どこか気になる点がないか、チェックしてのぞみました。

★H27本試験課題の相手のプランで気になった点
①重複距離オーバーぎりぎり
住宅部門の全戸を東西に振り分けたプランで再エスキス。ウツワは東西方向に6スパン×南北方向4スパン。南北方向1スパンに東西に廊下を走らせ、コアを配置。南北に通った廊下から各住戸へ。廊下幅や住戸の奥行き、コアの配置により、重複距離オーバーはなんとか回避できていた。
※1. 南側にも部屋を振り分け、コアの配置を検討しないと、南北方向に4スパンある場合、かなりしわ寄せが生じることがわかった。
※2. スパン割りは、なるべく7・7または7・6で進めた方が室形状がシンプルで、プランもシンプルにまとまりそう。今回みたいに30㎡だとして、3m間口の10mで30㎡よりも、4m間口の7mで28㎡と考えるべきだったかと(本人談)。

また、今回吹抜けの要求面積が大きかったのですが、吹き抜けを縦向きにすると、廊下を通したときに、南側に小さい室しか置きづらくなってしまう。もしくは面積の大きい室だと、東西方向に細長い室になりやすい(小さい室が多いときは有効だが)ということで、落ち着きました。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます!まじめに、やさしく、おもしろくをモットーに、もりもり学んで、育んでいきます。