取り柄がない私に上場企業のスポンサーが付いた”私らしい努力”の話
どうしたら私らしく生きれるんだろう。
特に取り柄のない私でも、どこかに所属している人としてではなく、「私」として生きたい。ずっと、そう思っていました。
「田ケ原さんの放送が楽しみで、毎朝聞いています。」
そんな私に、ずっと夢見ていた、他の誰でもない”私の努力”へのメッセージ。
ずっと願っていたはずなのに、そんな日が本当に来たとき、色んな思いが涙になって溢れてきました。
今回のnoteでは、なんの取り柄もなかった私が、ボイスメディア「Voicy」で上場企業のスポンサーを獲得するまでの物語を書き残したいと思います。
ネガティブで周囲に嫉妬ばかりしていた私
私は元々、ネガティブでインドアで、周囲に嫉妬ばかり。今思えば愚痴っぽくて、かなり嫉妬心をこじらせていたなと思います。
周囲からの目線や意見がとても気になっていました。ずっと誰かと自分を比べていた私は、きっとコンプレックスが強かったんです。
敵わないと思って諦めては、努力もせずに「なんであの人だけ」なんて嫉妬することばかりでした。
そんな中、私にとって大きなイベントがありました。それが、大学のミスコンテストに出場したことでした。やるからには結果を出したいと、自分なりに一生懸命頑張ったつもりでしたが、結果的に準グランプリでした。できる限りのことに全力に取り組んだ分、悔しさと嫉妬心が強く心に残りました。
その後3年経っても忘れられないとは思いませんでした。
新たな挑戦でまた同じ苦悩
そんな私が、他人を羨ましいと思う嫉妬心をポジティブな方向へ動かすことになるきっかけがありました。
2017年4月のことです。私は、文化放送とVoicyコラボ企画で生まれた働き女子パーソナリティに選出されました。VoicyがまだiOSアプリしかリリースされていなかった時期でした。
合格者は私を含めて3人。他の2名は個性のある魅力的な放送で人気になりました。でも、私の放送は全然聞かれません。悩むものの、どんな放送にしたらいいのかすら分からない状態でした。そして、この頃でもまだミスコンの悔しさを引きずってる私は、また他の人と比較し、ダメな自分にうなだれていました。
どうすればいいのかわからなくなった私は、Voicy代表の緒方さんに相談にいきました。そこで、こう言われました。
「自分らしい配信をしたらいいんだよ」
「その為に自分らしい努力をするといいよ!」
私らしい努力ってなんだろう?私は毎日悩んでいました。そして、気付いたことがありました。
『こんなに長く嫉妬心を持てるなら、
きっと諦めるのが嫌いなんだ。
これを継続力に変えれるのかもしれない』
考え続けた私にとっての努力の形は
「継続する」ことにしよう!
私は、長い間胸の中に持っていた嫉妬心を継続のエネルギーに変えました。
継続すると決めた私は、自分の方言である関西弁をそのまま使い、Voicyでその日から毎日放送をはじめました。
体調が悪かったり、忙しかったりして、何度も今日の放送は諦めようかなと思うこともありました。それでも、絶対に放送だけは継続しました。
嫉妬心や悔しい気持ちは、いつしか自分の中で消費できるようになり、ポジティブな継続力へ変わっていきました。
自分でもよく諦めずに続けたなと思います。一年間、毎日継続して放送をしていたら、なんと、驚くような嬉しいコメントが届くようになりました。
「田ケ原さんの関西弁に癒されています」
「田ケ原さんの放送が楽しみで、毎朝聞いています」
他の放送じゃない、他の誰でもない私の放送を、まだ会ったことのない誰かに喜んでもらえるようになったんです。私だからできることが、誰かを喜ばせてることが嬉しくて嬉しくて、日々の放送が幸せに変わりました。
毎日なにか”1つのことを続ける”こと
そして、2018年7月、まさかのプレゼントが届きました。私のチャンネルに上場企業の株式会社アトラエさんの「転職サイトGreen」さんがスポンサーになってくださったのです。
もうなんでしょう、いろんな方に私自身を認めてもらえた気がして、感情が言葉になりませんでした。毎日声を出して誰かに届けているはずなのに。
とても嬉しい機会をいただいた私がやってきたことは、毎日1つのことを、ただひたすらに続けることだけです。
継続という私らしい努力は、いま、一つの形になりました。
”自分なりの努力”が自分の道を切り開いて自分らしさに
私は、みんないろんな形でがんばっていると思います。でも、毎日1つのことをずっと続けられる人は少ないと思います。
もちろん、ただやみくもに頑張ることが正しいとは思いません。努力の方向性を間違うと結果がついてこないこともあります。でも、毎日何かを続けると、”続けることができる自分”に自信を持つことができます。そして、その継続力はいつか自分の道を拓いてくれると信じています。
こんな私らしい努力の姿が、次に誰かへと伝わり、少しでも誰かのキッカケになれると嬉しいです。