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発達障害の傾向がある親の子育て

私は、診断に至らない程度のADHDがあり、かつ低IQなのではないかと精神科の先生におっしゃっていただいています。
検査を受けないのは、単に疲れそうだから笑

と、そんな私は発達障害の兄弟を育てているのですが
健常児(と言われる)子どもの子育てと違って
育て方への考えや、支援方法というのは、ある程度確立されており
それが私のような母親にとっては、非常にありがたいなと感じています。

もし、私の子どもに発達障害がなかったら
世の中のありとあらゆる「より良い」とされる育児の中から子どもに合ったものや、親の願いをもって選ばなくてはいけないというミッションが発生していた可能性があります。
これは、あまり考えることの得意でない私にとっては苦行でしかありません。
なので、一定の育て方の概念があったことに感謝しています。
障害児育児にも、様々な支援ツールや療育の手法みたいなものもあるのですが
一番ありがたいのは、お医者さん(児童精神科医)に助言がいただけることです。

その昔、名言精神科医の先生に「ABAトレーニング」について相談したことがありました。
まだ、ほとんど言葉の出ていない4歳頃だったと思います。
先生は、「長男くんには合わないと思う」とばっさり。
不思議なもので、それまではいかに言葉を話せるようになるためにどうにかしたいと思っていたのに
「合わない」というワードで、”そっか!合わないのであれば仕方がない”
と思えたのです。

もし、これが健常発達の子どもであったとして
小児科の先生に「〇〇教育」をやってみようと思うのですが、いかがでしょうか?って聞けないと思うのです。

ある意味では、「難しいことを選ばなくても良い育児だった」と言えます。
子どもは親を選んで生まれてくるやら、育てられない親のところに子どもは生まれないやら、そういうのはちょっとな…と思うのですが

生まれたときに我が子の顔を見て思った
「ずっと昔から知っている、懐かしい親友に会った時のような気持ち」
は、育児に続いているのかなと思ったりしています。


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