【63】【Rails】【データベース】タイムアウト、デッドロックを体験しよう。百聞は一見に如かず。
この記事を読むと、トランザクションの仕組み、タイムアウト、デッドロックを理解することができます。
百聞は一見に如かず!
ということで、トランザクションの仕組み、タイムアウト、デッドロックを実際に体験しましょう。
環境構築
Dockerを使ってさくっと環境を構築しましょう。
usersの確認とデーターの挿入
usersテーブルの確認
SELECT * FROM users;
データの挿入
INSERT INTO users (name, created_at) VALUES ('ユーザーA', NOW());
INSERT INTO users (name, created_at) VALUES ('ユーザーB', NOW());
データの削除
DELETE FROM users;
トランザクションの試してみる
現在開いているターミナルをターミナルAします。
新規ウィンドウを作り、新たにターミナルを起動して下さい。こちらをターミナルBとします。
新たにターミナルを起動して、このデーターベースに接続して下さい
ターミナルA
BEGIN;
INSERT INTO users (name, created_at) VALUES ('ユーザーA', NOW());
INSERT INTO users (name, created_at) VALUES ('ユーザーB', NOW());
SELECT * FROM users;
ターミナルB
SELECT * FROM users;
ターミナルAがトランザクション中なので何も表示されません。
ターミナルA
COMMIT;
トランザクションの取り消し
BEGIN;
DELETE FROM users;
SELECT * FROM users;
ROLLBACK;
データを削除しましたが、トランザクションを取り消すと、削除したデータがもとに戻ります。
タイムアウトとデッドロック
タイムアウトを発生させる。
ターミナルA
BEGIN;
UPDATE users SET name = 'ユーザー123' WHERE id = 3;
ターミナルB
UPDATE users SET name = 'ユーザー111' WHERE id = 3;
パソコンが固まったような挙動になります。
これはAのトランザクションが終わるのを待っているからです。
定められた時間が過ぎるとタイムアウトになり、エラーが出力されます。
ERROR 1205 (HY000): Lock wait timeout exceeded; try restarting transaction
デッドロックを発生させる
ターミナルA
BEGIN;
UPDATE users SET name = 'ユーザー123' WHERE id = 3;
ターミナルB
BEGIN;
UPDATE users SET name = 'ユーザー100' WHERE id = 4;
UPDATE users SET name = 'ユーザー10' WHERE id = 3;
ターミナルBでさきほどのようにパソコンが固まったような状態になります。一定時間が過ぎるとタイムアウトになります。
ターミナルA
ターミナルB側がタイムアウトになる前に、下記のコマンドを実行します。
UPDATE users SET name = 'ユーザー1444' WHERE id = 4;
ターミナルB
デッドロックが発生します。
ERROR 1213 (40001): Deadlock found when trying to get lock; try restarting transaction
お互いがトランザクションの終了を待ち続ける状態になったからです。
一度体験すると、デッドロックやタイムアウトの理解は簡単ですね。
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参考文献
【全エンジニア必須】実務に役立つ!Railsでバッチ処理を作ろう!
最後に
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