【GPベスト32】赤黒バロムドルマゲドン構築記事【本文無料】
DMGP2024-2nd、お疲れさまでした。
以前はベスト16でしたが今回も健闘しまして、
予選8勝1敗 37位
本戦ベスト32
まで進むことができました。
相変わらずCS等に殆ど参加していないプレイヤーの記事ですが、赤黒ドルマゲドンに興味を持ってくれる方が1人でも増えればいいなという気持ちで書いています。
特に採用カード解説から“悪夢神バロム・ナイトメア”の部分だけでも読んでもらえれば幸いです。
GPで実際にジャッジに聞いた裁定の解説もしています。
デッキレシピ、プレイングやカードの解説は全て無料になります。
有料部分は今回GP予選・本戦の対面解説とドルマゲドンの使用感、その他GPの感想等書かせていただきました。
少し興味があると思った方、この記事が参考になったと思ってくれた方は購入いただけると幸いです。
それでは、よろしくお願いします。
・赤黒ドルマゲドンとは
赤黒ドルマゲドンは、
コスト5以上のコマンドを召喚してドルマゲドンの封印を剥がしながら、ハンデスや除去、Sトリガーを用いて相手の攻撃を凌ぎつつカウンターを狙うコントロール型のデッキです。
最速で自分の動きを押しつけて勝つのが強い現代デュエルマスターズにおいて、
コントロール特有のじっくり構えながらアドバンテージで差をつけて戦う楽しさを味わえるデッキになっています。
・デッキレシピと今回の戦績
今回使用したデッキレシピはこちらになります。
戦績はその下の画像をご覧ください。
・対面解説
NEXT
正直殆ど勝てると思っていませんでした。
メンデル→助けてモルトorボルシャックドリーム→モルトDREAM
と動かれるとどう足掻いても押し切られる未来しか見えない
と思っていたんですが、こちらがバロムを抱えた状態で一度カウンターに成功すると、意外となんとかなります。
ボロフのスレイヤーバトル・熊田すずのcip等でプロトギガハートを裏返しておくのが前提ですが、マナが伸びていない状態で盤面を超次元に飛ばすとどうしても立て直しに時間がかかるようです。
返しでダークマスターズを投げられれば最高ですね。
最速で動かれなかった場合こちらのダークマスターズが間に合うことが多いので、ドルマゲドンの封印を剥がしながら詰めていきましょう。
もし相手が禁断解放したら、バロムを投げて勝ちです。爆音奏
ジゴクパルテノンはバイケン等を考慮せず投げていいです。持っていなければ単純に1アドですし、持っていて出てきてもEXライフで耐えられるので割と問題ありません。
ザガーンGRとゼロヴォイドがデーモンコマンドなので、バロムはカウンターとして期待値が低めです。
熊田すずorボロフをボトムに仕込むか、マナに埋めて相手の警戒を誘発するのも視野に入れながらプレイしましょう。
こちらが3マナ溜まった状態でエンドオブランド無しの爆音奏が走ってきたら、悠々と深淵の逆転撃を使ってあげましょう。フレアを撃った後のリソースが細いので、相手が立て直す前に勝てます。
ダークマスターズを投げればほぼ勝ちです。
バイケンは単騎を貫通して出てくるので裁定には注意しましょう。
先3フレア爆音奏はフォビドゥンハンド踏ませないと無理です。
後3フレア爆音奏エンドオブランドもフォビドゥンハンド踏ませないとかなり厳しいです。天門
まず封印を剥がしたいからといって迂闊にレッドトロンを出してはいけません。
ムザルミデッドアックスの餌にされてスカイジェットが出てきて負けます。
基本的に手札に干渉されることは無い&デーモンコマンドも殆ど入っていない&自分の封印を墓地以外に置く手段が無い
以上により、こちらのジャオウガOG&ドルマゲドン・バロムナイトメアの全除去ギミックが全て刺さります。
ハーデスがデーモンコマンドを持っていることと、
エモーショナルハードコアで宣言されたカード名はしっかり覚えておきましょう。“禁断”宣言で
『終焉の禁断ドルマゲドンX』
『時空の禁断レッドゾーンX』
は効果が無くなります。
(レッドトロンとレッドゾーンBSRは“禁断”と書かれていないので禁断文字テキストを使う際は注意しましょう)
ハンデスもしっかり刺さるので積極的に狙っていきます。ギャラクシーチャージャー・パーフェクトアルカディアをトップで引かれた場合に備えてジゴクパルテノンを複数体立てられると◎
あとはじっくりゆっくりハンデスしながら潰してあげましょう。単騎を引いたらバロムorジャオウガOGを抱えてインパルス割り切りで殴っていくのもアリです。ファイアーバード
まず覚えておくのはマジシャンルピアのパワーが1000だということです。
ドルマゲドンの1111以下破壊で焼ける貴重なクリーチャーです。このため、鳥対面は最初にパワーアタッカーの封印を剥がす場合が多々あります。
冠ラッキーがいるとバロムのカウンターが機能しません。戦闘破壊も難しいので、バロムを素出しして超次元に飛ばすのも視野に入れます。
ハッタールピアがいる場合サンライズで軽減して出しても破壊されてしまうため注意しましょう。
ただし後3ダクマは別で、相手のリソースを枯らす方が優先です。こちらは封印が剥がれて手札が残るので、相手を3マナ以下のトップお祈り状態にさせることができます。
深淵の逆転撃はバルピアレスクの追加ターンを阻止したり冠ラッキーを除去したりと結構使い勝手が良いので余裕があれば抱えておきたいですね。
ただ、ハンプティルピアがある故に手札のカウンターを期待し過ぎてはいけません。
詰められる時に詰めて、さっさと勝つのが大事です。
・プレイング解説
・序盤
2ターン目にFORBIDDEN SUNRISE〜禁断の夜明け〜(※以下サンライズ)を張ってスタートできれば最高ですが、毎回そんなことができるわけがないので3ターン目チャージャースタートも全然あります。
カオス•チャージャーの回収は、対面によりますがバロムのカウンターを考慮して
・ボトムに仕込むデーモンコマンド1枚
・それ以外のデーモンコマンドをダークマスターズを優先して2枚まで
の場合が多いです。
このデッキはダークマスターズが着地すると流れがグッとこちらに寄るので、サンライズを張れていない場合でも手札に鬼寄せの術があれば5マナで出せるダークマスターズを積極的に狙います。
・中盤
ダークマスターズやジゴクパルテノンで相手のリソースを刈り取ったら、封印を剥がしながらこちらの盤面とリソースを拡げていきます。
といってもボロフや追加のジゴクパルテノンで封印を最後の1枚を残して全部剥がすだけです。
マナロックを引いたら3枚目の封印を剥がすタイミングで出して盾を殴っていきます。盾を割り切れば、トリガーで返されても次のターン何もできないのでそのまま禁断爆発して勝ちです。
・終盤
ドルマゲドンの封印が残り1枚になったら、本格的に詰めていきます。
しかしこのデッキには相手のトリガーをケアするカードが単騎連射マグナムくらいしかないので、
・ボロフ経由で出したガイギンガ
・パルテノンのEXライフ
・レッドゾーンXの除去
・ドギラゴンXのブロックされない効果
・禁断爆発後はドルマゲドンの耐性
これらを上手く使ってダイレクトアタックまで持ち込みます。
相手が盤面を並べるデッキの場合、LOも考慮します。
相手クリーチャーの数が相手の山札の枚数-1体以上の時に禁断爆発すれば勝てることは常に頭に入れておきましょう。
・採用カード解説
デッキに採用したカードから4枚ほどピックアップして解説します。
・悪魔龍ダークマスターズ
とりあえずこいつを出してゲームを始めます。
流石に現代DMのカードパワーでも好きな手札を3枚落とされれば立て直しは至難の業。
先2サンライズ先3鬼寄せダークマスターズが決まればほぼ勝ちと言っても過言ではありません。
サンライズが無かったとしても3ターン目のカオスチャージャーから4ターン目鬼寄せダークマスターズの安定性が上がった為、暫く現役を退くことは無さそうです。
・鬼ヶ英悪ジャオウガOG
鬼エンド時限定ですが、ニンジャストライクのように使える火闇5コストのデーモンコマンドです。
ベガスダラーと悩みましたが、あちらはバロムを乗せられないのと素出しのアタッカーとして殆ど使えないため採用を見送りました。
今の環境ではファイアーバード以外で手札に干渉してくるデッキは殆ど無い為、ドルマゲドンの封印が残り1枚の状態でジャオウガOGを抱えておくのがビートデッキに対する最強のカウンターになります。
相手の単騎マグナム等がいて、
“召喚に成功してバトルゾーンに出る代わりに墓地に置かれた”
場合でも封印を剥がせるのはドルマゲドン特有の裁定なので覚えておきましょう。
・深淵の逆転撃
秩序の意志との選択枠になります。
あちらはターン制限がついてない&コストが要らない代わりに手札が減るのと封印(確定除去ではない)という点で差別化できます。
今回のGPはクライアッシュ覇星と爆音奏8thの対策としてこちらを選択しました。
爆音奏は封印してもバイケン→ドギラゴンXで封印を剥がされてしまう為不安要素があり、クライアッシュも同様に他クリーチャーの革命チェンジで簡単に戻ってきます。
ファイアーバード対面だと秩序の方が強いので、メタに合わせて採用してみてください。
・悪夢神バロム・ナイトメア
今回の記事を開いてくださった方、とりあえずここを読むだけでもバロムドルマゲドンの理解が深まると思います。是非ご一読ください。
このカードの登場により、ドルマゲドンの封印とバロムナイトメアの超次元送りを同時に構えて戦うことができるようになりました。
封印だけだとガイギンガの龍解に対応できなかったりミラダンテⅫでカウンターできなくなったりと突破されてしまうことも多々あるのですが、バロムナイトメアは召喚ではない全体除去なのでこれら全てを貫通して相手のクリーチャーを一掃できます。
しかしGPではカウンターとして投げるのではなく、普通に進化させて使う場面が多かったです。
サンライズ+鬼寄せで4コストになるのと、進化元のデーモンコマンドがハンデスにより場に残りやすいことで単純なリセットボタンとして機能していました。ホッピ冠ラッキー、ガイアッシュカイザー、天門のブロッカー、ありとあらゆる邪魔なクリーチャーを超次元に飛ばして盤面を更地にしながら突っ込んでいくバロムナイトメア、本当に頼もしかったです。
こちらはカウンターで使う際にドルマゲドンと違い単騎マグナム・とこしえの超人・ホッピ冠ラッキーが刺さるので、やはり過信は禁物です。
場合によっては深淵の逆転撃をこれらのカードに撃ちながらバロムを着地させましょう。
ここでドリームクリーチャー特有の注意点です。
手札にバロムナイトメアが複数枚あり、相手クリーチャーが自分を攻撃する攻撃宣言時にシールドが無いプレイヤーがいます。
この場合の正しい処理は、
バロムナイトメアを2枚以上同時に宣言
1枚目の効果でデッキボトムを墓地へ
①墓地に落ちたカードがデーモンコマンドで、そのまま解決されて1枚目のバロムナイトメアがバトルゾーンに出た場合、2枚目以降の宣言は無効になりデッキボトムを墓地に置く効果は解決されません。
②墓地に落ちたカードがデーモンコマンドではなかった等で結果的に1枚目のバロムナイトメアがバトルゾーンに出なかった場合、続けて2枚目の処理でデッキボトムを墓地に置きます。
という処理になるそうです。(GP会場でジャッジに確認しました)
また素出ししたバロムナイトメアがいると手札のバロムナイトメアを使用宣言できないため、場合によっては攻撃時にレッドゾーンXを乗せましょう。進化クリーチャーから侵略するためパワーマイナスは使えませんが、手札を捨てる必要も無いので気軽にブレイク数を下げることもできます。
5コスト以上の赤黒デーモンコマンドが出る度に強化されていくので、今後のカード展開にも期待したいですね。
・まとめ
デュエキングDreaMの発売に際して旧赤黒ドルマゲドンから構築をある程度変えて、発売から1週間で結果を残せたのは非常に嬉しく思います。
以上で無料部分の構築&解説記事は以上になります。如何でしたでしょうか。
参考にしてみようかな?と思ったら“スキ!”していただけると励みになります。
普段は不定期でデュエパーティーの構築に役立つ記事を書いています。
またXのアカウントのリンクを貼ってありますので、気が向いたら覗いてみてください。
記事の内容に関する質問等もこちらまで。
@emeral_FF
ここから先は有料記事になります。
GPでドルマゲドンを使った理由
予選&本戦の対面プレイ解説
今回GPの感想
以上のテーマについて可能な限り書いていますので、興味がある方は是非ご一読ください。
ここから先は
¥ 300
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?