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洋書編 国内で手に入る、閲覧できる『帽子』についての本の紹介

洋書はフルカラーで帽子の作り方を紹介している本が多いので、製作方法を知りたい方にはお勧めの本です。

amazonで電子書籍でも購入できる洋書も豊富なので、製作の虎の巻にぜひ!!

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1992年『 The Hat Book: Creating Hats for Every Occasion 』

著 Juliet Bawden ジュリエット・ボウデン 出生不明

前編カラー写真とイラストで、伝統的な民族帽子の紹介や、帽子の作り方、刺繍、材料の説明がたくさん紹介されています。

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1998年 『 Le Béret 』 ( EDITION DU ROUERGUE )
著 Philippe Jouvion

フランス語で書かれているベレーの本です。
翻訳したいと思いながら時が過ぎて行っています。
きっと、ベアルンで生まれたバスクベレーの歴史が書かれていると思います。

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1998年『 Vintage Hats & Bonnets 1770-1970: Identification & Values 』
著 Susan Langley , John Dowling

1770-1970年までの帽子がカラー写真と絵画で紹介。
眺めているだけで、嬉しくなる本です。

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2006年12月 『 Saturday Night Hat: Quick, Easy Hat making for the Downtown Girl 』
著 Eugenia Kim ユージニアキム NY発のハンドメイド帽子ブランド
コリアン系アメリカ人デザイナーのEugenia Kimによって立ち上げられたブランド。
ヘアカットに失敗し、自分で坊主にした頭を隠す為に作った帽子がきっかけで、デザイナーとしてスタートしたというユニークな女性☆

前編カラー写真で、ユニークなデザインの帽子の作り方が紹介されている1冊です。
可愛いイラストとクスッと笑っちゃう可愛い帽子がたくさん載ってます。

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2008年 Encyclopedie du couvre-chef 被り物百科事典
FRANCE Chazelles-sur-Lyon ( フランス・シャゼールシュルリヨン )にある帽子博物館が2008年の夏に被り物百科事典を出版しました。
名前のとおり百科事典なので、重さが2.2kgもあり、400ページにわたり、ぎっしりと世界中のありとあらゆる被り物の種類、道具、テクニック、デザイナー等々がアルファベット順に掲載されています。

私も運良く、日本人帽子デザイナーの一人として掲載されています。
我が心の師匠、スティーブンジョーンズ氏やジャンバルテ氏も掲載されているので、とっても嬉しいのです。

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2011年9月『 Fashion Hats (Design and Make) 』
著 Karen Henriksen カレン・ヘンリクセン
ロイヤルカレッジオブアート(RCA)卒業後の2003年、自身の名を冠したブランド KAREN HENRIKSEN を設立。
現在は、ロンドン中央に位置するコックピットアーツという多種にわたるアーティストと共同利用するアパートメント内にスタジオを構え制作を行っている。

前編カラー写真で、帽子の材料、作り方が紹介されているので、持っておくと安心する1冊です。
ヨーロッパの材料屋さんの情報も掲載されています。

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2015年11月 『 Period Reproduction Buckram Hats: The Costumer’s Guide (The Focal Press Costume Topics Series)』
著 Crystal G. Herman クリスタル・G・ハーマン
テキサス大学エルパソ校の劇場衣装デザインの准教授。
オハイオ州立大学でコスチュームデザインのMFAを取得。
さまざまな劇場向けに、専門的に衣装をデザイン。
彼女の研究と教育は、衣装のデザイン、レンダリング、歴史、帽子、そして衣装工芸。 

前編カラー写真で、オペラなどの劇場衣装用の帽子の作り方を紹介。
エジプト時代や中世紀の絵画で描かれている美しい帽子が再現されていて、型紙の作図方も掲載。
衣装用の帽子や歴史コスプレ用の帽子をお探しの方にはもってこいの1冊。

頭の基礎作図も珍しく4種類、掲載されていて、拡大コピーをすればすぐ使えるようにしてくださっています。

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2020年4月『 HAT COUTURE 』
著 Marianne Jongkind マリアンヌ・ジョンキンド
オランダ ゾーストのミリナリー
55年以上の帽子作りの経験を持つ彼女は自身のブランドと有名なファッションデザイナーの両方のためにクチュールハットを製作しています。もちろんオランダ王室の帽子も。
2002年にはビアトリクス女王から40年間のミリナリーへの貢献により、オラニエナッソーの騎士に任命されました。
彼女は帽子を作るために必要な技術についての本を書きたいという長年の願いを叶えました。
さまざまな技術を段階的に前編カラー写真で説明してくれているとっても美しい本です。
もちろん道具やヨーロッパの材料屋さんの情報も。

英語とオランダ語で発行され、初心者でも、経験豊富な帽子メーカーでも、
帽子作りに興味のある人なら誰でも読むことができる本です。
特に、婦人帽の型入れブロッキングに興味のある方はせひ手にとって欲しいです。

The Hat Magazineの編集者Elly Stemerdinkとのコラボレーションのおかげで現実になりました。
この本は www.hatmags.com から注文でき、オランダから日本に2週間ほどで届きました。価格 59ユーロ送料別。

帽子業界誌『 The Hat Magazine とHatlines 』

唯一の業界誌です。


オランダのElly StemerdinkとPiet de Meijerが2017年からThe Hat Magazineのオーナーになりました。 以前はイギリスのCaroleとNigel Denfordが1999年に出版をスタート。

両誌とも年に4回発行。

The Hat Magazineは世界中の帽子の展示会、コンクール、競馬大会の情報と取材報告。

テクニック紹介や、材料屋さんの情報など。

*iPadアプリ対応

Hatlinesはオランダ帽子協会(NHV)からの出版物。
帽子を身に着けたり、ただ見たりするのが大好きな人のためにミリナーによって作られています。

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帽子製作の参考になれば幸いです♪









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emera
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