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1/15 Hat with a story :物語のある帽子

Happy Hat Wearing! 🎩
帽子をかぶって楽しく過ごそう🎉
#NationalHatDayChallenge2025
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1/15 Hat with a story :物語のある帽子
”四葉のクローバーの帽子が私に幸運と自信をもたらした”


2007年:🇫🇷Chazelles-sur-Lyonに位置する『 帽子博物館 Atelier-Musee du Chapeau 』主催の第7回国際芸術帽子コンクールで3位を受賞した帽子

RENCONTRES INTERNATIONALES DES ARTS DU CHAPEAU 7ème édition
“3ème prix : « Cherchez un trèfle à quatre feuilles » - Makiko Yasaka – Kobe (Japon)”

1997年:専門学生だった頃に出会った憧れのコンクール。

3回目の挑戦で2007年に3位を獲得、その時の興奮と感動は今でも鮮明に記憶に残っています✨

-テーマは『 Temps libre 』(直訳すれば自由時間)*当時のフランス語の先生曰く" 暇な時 "  

-ルールはシャゼールシュルリヨン(Chazelles-sur-Lyon)での帽子製造の専門的技術、歴史に従いフェルト素材を使う事。 

タイトルを<< Cherchez un trefle a quatre feuilles >>
(四葉のクローバーを探して)としました。

独立して帽子の販売が思うように進まず、帽子教室を開いても参加者が集まらず、退屈な日々が続いていました。

そんな時に、テーマである暇な時間・余暇の時間をどう過ごそうかと考えていると、「四葉のクローバー🍀を探しに行って、幸運が訪れたらいいな」とふと思いつきました。

そこで、カラフルな四葉のクローバーをモチーフにした帽子を作ることで、何か良いことが起こるのではないかと願いを込めて、お気に入りのベレー帽にアップリケを縫い付けたデザインを。


2007/05/26の授賞式では、緊張と感動で心がいっぱいになり、何も考えられなくなりましたが、その瞬間を味わえて本当に幸せでした。

「フランスに来られて本当に嬉しいです。四葉のクローバーが私に幸運をもたらしてくれました。心から感謝しています」としか言えませんでした。

自分の作品が国際的に評価されたことが心からの喜びと自信につながり、少し大げさかもしれませんが、まるで帽子の神様からこれからも帽子作りを続けることを許されたような気持ちになり、多くの人々に帽子作りの楽しさをもっともっと広めたいと思っていました。

2008年には🇫🇷帽子博物館が世界で初めて出版した帽子の百科事典『 Encyclopedie du couvre-chef 』に日本人Modiste(帽子デザイナー/職人)の一人として掲載されるという素晴らしい名誉も🙌

あの日受け取った賞は、私にとってかけがえのない宝物です。
これからも初心を忘れず、さらに努力を重ねていきます。
Merci mille fois 🍀


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emera
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