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帽子職人、お針子、独身女性の守護聖人を祝う帽子パレードの日。

HAPPY Saint Catherine's Day セントキャサリンズデイ

11月25日 聖女カタリナを祝う日

St. Catherine of Alexandria 
(聖キャサリン・アレクサンドリア、聖カタリナ・聖カトリーヌ)
帽子屋の守護聖人

当時もっとも知性と教養と美しさを兼ね備えた女性として、
その名がヨーロッパ中に知れ渡っていたキャサリン。
生年月日: 西暦287年
出生地: エジプト アレクサンドリア
死亡日: 西暦305年, エジプト アレクサンドリア
守護対象:modistes, milliners, hat-makers,キリスト教の弁証者、車輪作りの職人(陶工と紡績業者を含む)、記録保管係、教育者、研ぎ職人、弁護士、少女、機械工、製粉業者、看護師、図書司書、学者、ベリオール・カレッジ (オックスフォード大学)、パリ大学
記念日: 11月25日(正教会では同24日)
象徴: 壊れた車輪、剣、足下の王冠、霰、花嫁のヴェールと指輪、鳩、鞭、本、異教の哲学者と論争する女性

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Fête de sainte Catherine (catherinettes) 

サン・キャトリーヌ祭 (カタリネット)

🇫🇷フランス(特に、北フランス・ロレーヌ地方・アルザス地方とModiste モディスト(帽子職人)が多いパリ2区。)


パリのお針子さんのお祭りでもあり、帽子を作りそのファションを見せると言うのが最近の傾向のようですが、歴史は中世時代にさかのぼります。

当時、まだ結婚していない25歳の女性たちは、聖カトリーヌに夫を見つけてくれるようにお願いをする為、正装し特別な帽子をかぶり列を作って聖カトリーヌの像の前に。
こうして、結婚しないまま25歳になった女性は今でも「聖カトリーヌの髪を飾る」カトリネット catherinettesと言う名を付けられます。

今日では25歳で独身は普通ですが、ともかくこの日には未婚の25歳の娘たちが緑と黄色で作られた突飛な帽子を被ってお祝いされるそうです。なのでこのお祭りは、その帽子を作るための帽子職人のお祭りにもなりました。

近年フランスではファッション業界で働く女性達が、「幸せになれますように!」と緑と黄色で製作された帽子を被り、着飾って楽しむお祭りに。

日本でも、この日11/25には、緑と黄色で製作された帽子をかぶって楽しむ日になれば嬉しいです。

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🇬🇧イギリスではレースメーカーによって祝われました。

聖カタリナに敬意を表して「Cattern cake/ Catterning cake カタンケーキ/カタニングケーキ」を焼くそうです。

時のローマ皇帝マクセンティウスにとらえられ、車輪に括り付けられ転がされるという拷問を受けそうになった際、彼女が触れた途端その車輪が壊れてしまったという伝説が。

結局その後キャサリンは斬首刑となってしまうのですが、聖人として列せられ、今も多くの人々から厚い信仰を集めています。
そしていつも彼女の傍らにあり、象徴となっているのが「壊れた車輪」。そのせいもあり、車輪と関係のある職業、車輪作り職人はもちろん、陶工、紡績業、研ぎ職人、帽子職人、帽子製造業、そしてレース職人の守護聖人。



もう一人のキャサリン、Catherine of Aragon(1485-1536)
あのヘンリー8世の第1王妃としても有名なキャサリン王妃を祝う日。

BedfordshireのAmpthill に幽閉されていた当時、この地方のレースメーカーたちのパトロンとして尽力していたキャサリン妃。今でもBedfordshireには独特のレース織りが伝わっています。往時のレースメーカーたちは普段からほんの少しずつお金を取り置き、11月25日にはカタンケーキとボヒーティー・武夷茶でお祝いをしたそうです。

🇺🇸アメリカ・ニューオーリンズでは、
フランスの伝統を守りながら、
帽子職人、針子、独身女性の守護聖人を祝う帽子パレードの日。
http://www.hatnola.com
https://youtu.be/w1xP_4rVuTY

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