🖼絵画の中の帽子🎩🎓👒『 Chapeau de paille 三部作のその1 』
『 Chapeau de paille 三部作のその1 』
↑フランス語で麦わら帽子のことです👒
ブリム(つば)幅の広い麦わら帽子に、幅広のリボン、オーストリッチ(ダチョウ)の羽飾りが素敵な帽子です❣️
被っている女性はもちろんMarie-Antoinette 王妃マリー・アントワネットさん✨
日本ではHAT「ハッ(8)ト(10)」の語呂合わせで8月10日が #帽子の日 です👒
酷暑続く日々にはぜひ王妃のようにシュミーズドレスと広つばの帽子を被って出掛けてみるのはいかがでしょうか?
この絵は 、1783年8月25日のロイヤルアカデミーのサロンで物議を醸した Marie Élisabeth-Louise Vigée Le Brun ヴィジェ=ル ブランの『 en gaule 』と言う作品。
帽子や衣装の製作はきっと王妃の「ファッション大臣」と呼ばれていた、Rose Bertin ローズ・ベルタンだと思います。
王妃はこの時代に好きだった、田舎暮らし遊びの延長でリネンや綿のモスリンなどのシンプルな素材で作られた「en chemise シャツ」または「en gaule モスリンコットン」と呼ばれる寝巻き・下着みたいな薄い英国風の白いドレスを着ています。
美しい絵ですが、批評家達は王妃の肖像画にジュエリーも描かず、en chemise シャツ姿の王妃を描いたという事実に憤慨。
ヴィジェ=ル ブランは後日、大きな縞模様のリボン飾りと豪華な真珠の宝石を備えた古典的な青灰色の絹のドレスを着たものも描いたそうです。
その理由の一つに芸術家は意図的に絹のドレスを着た王妃を描写し、
苦戦しているフランス・リヨンの絹織物産業を支援する意味もあったそうです👏
その後、帽子やモスリンのドレスなど、さまざまな衣装を着た 5 つのバージョンも制作されたとか。
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