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社会人の海外短期語学留学 ‐語学学校編‐
意識高い系とそうじゃない系。
オーストラリアに来て数日後。
いよいよ学生生活の始まりです。
私が通ったのは確か、General English Course (一般英語コース)。
入学日にテストがあり、その結果によってレベルに応じたクラス分けが行われます。
レベルが低い→高い順に
Beginner→Elementary→Intermediate→Upper intermediate→Advanced
私はElementaryクラスから始まりました。
午前中はクラスの担任のような先生の下、テキストを使用して勉強。
午後は選択授業でした。
選択授業は発音矯正や文法重視、IELTS対策等の授業があり、普段のレベル分けされたクラスとは関係なく色々なレベルの生徒が混ざるので、結構授業内容の難易度高め。
そのため、あまりにも英語のできない人は希望の授業を選択出来ない(学校側に変更を促されるされる)こともあります。
学校には多くの日本人学生がいましたが、校内での英語以外の言語の使用は禁止されていたので、日本人同士でも頑張って英語で会話します。
敷地の外に出たら自由なので、私はランチや下校時は日本人の学友と思いっきり日本語で話してそのまま遊びに行ったりワイワイしていましたが。笑
また、毎週曜日別に学校主催の屋内外アクティビティがあり、例えば月曜日は街歩き、水曜日はピラティス、土曜日は鯨見に行くツアー(別料金)に参加など。
授業料は他の学校と比べて高かったけれど、その分生徒のことを考えて工夫して勉強を楽しませてくれる良い学校でした。
何を目的に海外に来て学校へ通っているかは人それぞれなので、
日本人とは関わりたくない。話すのはネイティブスピーカーか、他国から来ている、英語をある程度流暢に話せる人のみ!絶対に語学力を上げてやる!!という意識の高い人達もいました。
そうじゃない、ただ海外に憧れを抱いて来ただけの私。
高い学費を払って学校に通うのだから、もっと真剣に勉強してレベルを上げよう!…と思っても所詮三日坊主。
・初めての海外生活。
・普通に日本で暮らしていたら、きっと道ですれ違うことすらなかった人達とのたくさんの出会い。
・浮かれる私。
その結果。。。
遊びに全振りの3ヵ月。
いや、一応卒業までに1クラスはレベルが上がったのです。
でも払った金額相応の成果が得られたかと聞かれれば、答えはNO。
授業中のディスカッションでも、いくら同じレベルの人達とカタコトの英語を話したところで、語学力は伸びません。(自分が言いたかったことをどうすれば伝えられたのか、毎授業後に単語を調べて先生にも言い回しを聞きに行き、メモして復習するくらいのことが継続してできればすごく伸びると思いますが)
因みに私のクラスには、日本人・韓国人・コロンビア人・ブラジル人・チリ人・サウジアラビア人・ドバイ人がいました。
もっと上のクラスはほぼヨーロッパから来た人達。
これから語学留学に行って英語をペラペラ話せるようになりたいという方は、やはりわたしの出会った「意識高い系」の方々のように過ごし、なるべく先生と雑談する時間を増やした方が良いでしょう。
当たり前ですが全てを学校任せにするのではなく、自分の勉強への姿勢が重要です。
そうではなく、私のようにとりあえず海外で暮らしてみたい!いろんな国の人と話してみたい!くらいの気持ちの方は、遊びに全振りしてもまぁ後悔はしないと思います。笑
(但しそれは自分のお金で行った場合のみで、もしご両親等のお金で留学させてもらってるなら、しっかり結果を残して欲しいです。自分だけの問題ではないので。)
私の場合、肝心の語学力は期待していたほど伸びなかったものの、素晴らしい出会いと経験が出来たことが大きな収穫でした。
クラスメイトのドバイから避暑地として来た大金持ちBOYの話も、住む世界が違いすぎて本当に面白かったです。
家が大きいので全部で何部屋あるか把握しておらず、免許をまだ持っていないのに親からフェラーリをプレゼントされ、前年の誕生日には虎を貰ったと。。
スケールが違いますよね!笑
一緒に旅行に行き、週末はBBQをし、ナイトクラブに行き、サッカーW杯予選の観戦に行き、スポーツをし、チョークアートを学び、スカイダイビングを行った色んな国の仲間たち。
ほとんどが社会人だったので、みんなにとって2度目の青春のようでした。
あれから10年以上たった今でも数人と連絡を取り合っています。
それだけで、充分行った価値があったと思っています。
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帰国後の、「何してきたの?」「英語で何か喋ってみて」
という質問と無茶ぶりはきっと誰もが通る道。
「日本にいたら出来なかった経験をしてきた」「アイアムジャパニーズ」
それでいいじゃないですか。
自分の選択を、誰かに間違いや無意味だったと言われても。
それを最終的に判断するのは自分なのです。
ただし、留学やワーホリのブランク期間が就活に影響するのは事実です。
面接で絶対に、海外に何をしに行って・実際何をして・何を得て、それをどのように会社への貢献に生かすことが出来るのか聞かれます。笑
人生一度きりなのに。
自分のやりたいことをやるって、どうしてこんなに大変なんでしょうね~。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
もっと学校生活について詳細を書こうかとも思ったのですが、noteには現役留学生の方々も多く投稿されているので、10年前の情報なんてもう誰も興味ないよな。。ということでだいぶ端折って書きました。笑
また次の記事も読んでいただけたら嬉しいです。
ではまた :)