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学生が眠らない講義:資料編①

講義を作る際にいろいろな資料を調べるのですが、今回意外なところで良い資料と出会えましたので、ご紹介したいと思います。

まず講義の際に参考とする資料はおそらく

①教科書
当然ですが、シラバス上で指定している教科書を参考に資料を作るのが基本だと思います。学生も教科書は持参していくるので説明もしやすいと思います。

②講義分野での名著
分野での名著とされるもの、古典文学であれば枕草子、フィジカルアセスメントであればベイツ診察法やフィジカルアセスメントガイドブック、統計であれば統計でウソをつく法あたりでしょうか。病態系だと病期がみえるのシリーズも有名ですね。おそらく教科書認定はしなくとも講義の中での一部でその内容やその説明を使用したりすることがあると思います。

③講師自身が書いた本
書いたこともないのでわからないですが、きっと自身の著作があればそれをそもそもの教科書とするでしょう。自分が説明したい内容がきっとそこには書かれていますから。いつかはそうなりたいものです。

この辺りがスタンダードな資料の選び方かなーと思います。ぼくも基本はそうです。そこ以外だと

④流行の本
書店で目立つ所に置かれている分野の流行本ですね。看護に関係する系統だと「のほほん解剖生理学」や「ズボラな学生の看護実習本 ずぼかん」などが記憶に残っています。あとは個人的にオススメだったのは「はじめまして病理学」です。この本はたまたま見つけたんですが、病理学のスタート本としてはとても分かりやすかったです。



で、前置きが長くなったのですが、今回ぼくが講義中の説明や寄り道話として参考にしたのが

⑤子どもの絵本
「からだのふしぎ」たまたま妻が子どものために購入した絵本だったのですが、ちょっと開いてみたらとても分かりやすくまた興味深いことがいろいろと書いてあったんですね。どうしても講義の参考にと思うと、小難しい本を探しがちだったんですが、完全に盲点でした。間違いなくどの専門書よりも分かりやすく書いてあります!そりゃあ対象年齢が対象年齢ですから当たり前なのですが、感動です!そして興味がそれない工夫が様々されているのでとても参考になります!
昔、看護師国家試験予備校の実技試験を受けたことがあります。そこには予備校講師はもちろん、医学知識の全く無い事務の方もいらっしゃいました。後から聞いたところ、医学知識が無い人でも理解出来るように説明できているかを確認していたそうです。このことは今でもぼくの中で生きています。医学知識の無い人が聞いたとしても理解出来るだろうか?ということを常に頭の隅に置いて講義をしています。なぜなら医学知識の無い人に看護のいろいろを説明しようと思ったら、すこぶる理解していないと出来ない芸当ですから。もちろんですが、ぼくはまだ全然出来ていません!


絵本を参考にした雑談話はそれなりにウケは良かったのではないかと思います。今回は講義の直前にこの絵本が届いたのであまり吟味出来なかったのですが、今後はこの絵本の知識もしっかりとインプットして講義に励もうと思います。

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