大学教員の謎のお仕事

縁あって、学会の事務局の仕事をやることになりました。縁あってと書くと好ましくとらえているようですが、普通に嫌です。仕事内容はよく分からないですし、単に仕事が増えますし、別に給料がでる訳でもないでしょうし、正直嫌です。「とても良い経験になる」「勉強になる」とかおっしゃられる方もいるんですが、経験をほしがってる、勉強したがってるっていう前提条件があるのが不思議です。人によって人生における仕事の順位付けって全然違うと思うんですよね。仕事でいろいろなことにチャレンジして行きたい人もいるでしょうし、逆に仕事は仕事時間だけに抑えて仕事以外のことに労力も時間も費やしたい人もいます。個別性、個別性と言う割には中にいる人たちの個別性は全く見ない人をよく見かける不思議な世界です。同調圧力が強いというか、一定の価値観は絶対のものとしているというのでしょうか、業界の上の方を見ていて時々もやもやすることがあります。そもそも経験したいことや勉強したいことだって全く違います。思わぬところで経験が生きることもあるでしょうが、百歩譲ってそれを見越して言っているとしても、基本的に責任持って仕事をやらせたいのであれば最低限賃金を払うべきです。無給労働させることは犯罪だと認識を持って欲しいものです。前残業、サービス残業、無給労働を詭弁で言い換えて良きものとしてきた価値観には違和感をすごく感じます。まあ、それもひとりひとり価値観が違うものなので、そこを良しとする人もいてもいいのですが、そこを嫌う人も認めて欲しいですし、こちらが間違っているという前提の空気感を作るのはやめて欲しいですね。勝手に積み上げてきた価値観を絶対的に良いものとすることはやめてほしいですね。若い方にどんどん来てもらわないとまわっていかないのに、若い人が入りづらい、残りづらい世界を作らないで欲しいです。

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